たえてさくらのなかりせば

あなたに会わなければ私の心は平穏で退屈だったろうに。チクショーありがとう! という気持ちを書くところです。

9/14 NIGHT OF THE ZOMBEVERZ ~残暑のトーク祭り~ 偏愛レポ(完)

先月の音楽フェスに引き続いて今回はトークだー!


いつ見てもPAPERMOONさんの看板はかわいい。今回もタイトルがポップでキュート!

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1.シャークネード特集(ゴライ&くつみがき)


「「シャーク!シャーク!!シャーク!!!シャーーク!!!!」」


もちふわのIKEAサメを抱えて登場です。なんとかサメ'sトーク席を座らせようと奮闘してるの笑った。

ゴライ「いつも一人なんですけども、一人っつってもMEZさんを傍らに置いてやっているんですけども*1、今回傍らに置くのがですね、大学からの友達くつみがきです」

風街同期の名コンビによる、満を持してのサメ映画話!!

ゴライ「『ジョーズ』を筆頭にどんどんどんどんエセサメ映画が作られていったワケなんですよ」
わたし「(似非なんだ)」
ゴライ「で、最近の似非サメ映画の中でもヒジョーに人気を博してしまった作品!」

『シャークネード』


ゴライ「2010年から作られて1,2,3,4,5、6まで出ちゃって、すげぇなそんなに作られてんなら、さぞかし1は面白いんじゃないかと思って我々観たんですよ」
「全ッ然そんなことない」

ゴライ「1がとにかくいちばんの壁なんです、シャークネードを観るにあたって」
くつみ「2からはすごいおもしr」
ゴライ「そう2からは急にクオリティがガッガッガッて上がってウワァすっげえ!ってなるんですけど、とにかくこの1の壁!を越えるっていうのがなったら、皆さんね!もし!この話を聞いてシャークネードが観たいってなったらとりあえず1をね!観る!っていう覚悟をね!決めてから皆さんシャークネードを観てくださいとにかく辛ぇ、ホントに辛い!!」

ここで、途中から文字通り傍らに置かれそうになったくつみがきくんから待ったがかかる。

くつみ「ちょっと待ってあのね…予想以上にいつものゴライと違いすぎて、いつも友達として話してるんですけど」
MEZ「あのね、わかるーー!!!」
くつみ「全然挟めない」

一瞬怯んだものの、その後持ち直しなんとかコメントを挟もうと果敢にゴライネードに挑むくつみがき氏。さすが同期食らいつくなあ!

怒濤のトークに情報をねじ込んだり合わせたり、瞬時に状況を判断する合いの手はまるで老練の餅つきを観ているようでした。
それにしても杵の勢いが鋭すぎるんだよなあ。一歩間違えば轢かれてしまう。

チェーンソー(主要武器)の必殺技である「海老反り切り」*2を傍らのIKEAサメで再現したり*3、フォトジェニックな一瞬があったり、とにかく楽しくトークの嵐を巻き起こして通り過ぎていったふたりでした。


ちなみにふたりが用意した『シャークネード』紹介のトークテーマは次の通り。

  • 無敵の主人公たちと命の安いモブたち

くつみ「基本主人公に逆らうとみんな死ぬ」
ゴライ「逆らうか、主人公に都合が悪いやつはだいたい死にます。この二つに当てはまったヤツはそそくさと雑にサメが空から降ってきてウギャー!グシャー!って死んじゃって終わりなんですよ」

くつみ「オレ好きなのが、2で出てくるモブのおじさんがチェーンソーいっぱい持ってて、チェーンソーを竜巻に向かってどんどんどんどん投げるっていう人が居て!一切台詞も役名もないのに!
ゴライ「ただ"チェーンソーを投げるおじさん"っていう」
くつみ「そうただ"ひたすらチェーンソーを投げるおじさん"」

  • 加速する超展開

ゴライ「途中からシャークネードがいろんなものを巻き込んでファイヤーネードだー!とかサンダーネードだー!とか出てくるんですよ」
くつみ「しまいには原子力発電所を巻き込んで『ニュークリアネードだー!』っていう」

ゴライ「そんな中で箸休めみたいに、農場で牛がウワァーって巻き込まれて」
くつみ「『こっこれはーー!!』」
ゴライ・くつみ「「『カウネードだーーーー!!!』」」
ゴライ「これ思いついたからやっただけだよね」

ゴライ「3で宇宙に行くんですけど、ふっつーに宇宙でサメが泳いでる
くつみ「なんの説明もなく、主人公たちも驚く様子もない」

  • (幕間)チェーンソーの進化

ゴライ「ローマ法王からもらったチェーンソーの十字架マークを押すとチェーンソーからヒュッヒュッヒュッヒュッて!ビームが出てきて!」
くつみ「そこら中のサメを一網打尽にするんだよね!チェーンソー全く関係ないよね、なんでローマ法王はあんなの持ってたんだろうね」

  • 感動のフィナーレ

6では時をかけて歴史のいろんなところで出没するシャークネードを倒す旅をするという。

くつみ「我々なんでそれをやっていくのか全く理解してない」

しかし怒濤の展開で見事シャークネードとの戦いも終局を迎える!

ゴライ「最後にフィン(主人公)の演説が始まってね、感動的な演説なんですよ!俺全然覚えてないけど*4
ゴライ「今まで1から6までずーっと追っていた身からすると異様な感動がなんですよ」
くつみ「そう」
ゴライ「なんで俺こんなにシャークネードで感動させられてんのか全く分からない!でももうちょっと泣きそうになってるウーンすごい!!」
くつみ「1の時点では想像も付かなかった」


ストーリーラインは何度聞いても「考えるな感じろ」な状態だけど、サメがありとあらゆるシーンに出没しすぎている狂った世界のディティールを聞いているだけで面白い。
「サメがいろんなところに良すぎて『水の中なら安全だ!』って飛び込んだ結果食べられちゃうモブ」とか「『降水予報』ならぬ『降サメ予報』がニュースの最後に流れる」とか。


しかしこの大人気B級映画、日本のみで映画館上映されてしかも最終作は4DXでやったとか、現地よりも愛され度合いがやばいな…少し前まではニコニコでも定期的に一挙上映されてましたしね。

ゴライ「6を俺はシネプレの4DXでMEZさんと観に行ったわけ。で、怒濤のエンドロールが流れきった瞬間にいきなりすごい勢いで部屋が明るくなって『よし帰れ!』みたいな演出が!
「しかもMEZさんが言うにはその瞬間に4DXの椅子から"ポンッ"て背中を叩かれたらしい」*5
竜巻の勢いに相応しい客の帰し方なのか、どうなのか!どちらにしろ笑ってしまうな。


ちょっと久しぶりに聞いたゴライくんトーク、これこれこれじゃなくちゃ!と思うと同時に、19時に浴びても精神が23時過ぎの深夜テンションに引きずり込まれてしまうね。
ゴライくんトークが初手で出てくるの、いつも深夜帯に放送している番組が急にゴールデンに呼び出されたときみたいなドキドキがあるなあ…特に今回は、珍しくサークルの後輩が何人も来ていたので、樽で水をぶっかけるみたいな過激な洗礼じゃん!と思ってみてました。

「1を観るのがいちばんキツい、言い換えれば追うごとに面白くなっていく」作品らしいので秋の長すぎる夜のお供にいかがでしょうか。


「じゃあねみなさんバイバイ! Fin!」

2.ヒプノシスマイク特集(ちひろ・なお・こなつ・まっさき with MEZ)

声優×ラップを売りに楽曲と世界観を提供し、昨今の熱狂ジャンルとして地位を確立しているヒプマイことヒプノシスマイクの特集です。わたしも好き!!

9月で始動から2周年を迎え、4thライブも大成功を収めたばかりの音楽プロジェクト。その一体何処に魅力を感じているのか、選りすぐられた女優たちがしっかりと語る…と思っていたのですが。



「「「「ああ~~~かわいい~~~♡♡♡♡」」」
MEZ「ちょっとまってて!!!!この曲終わるまで待ってて、テンション上げる儀式みたいなものなので!」



景気づけにかけたライブ映像に話し手全員が夢中になってしまってスタートができない珍事。推しの前には理性など無力なんだよなあ。

「「「「はあああ~~~~…」」」」
MEZ「オタクが限界を迎える瞬間ってなかなか観られるもんじゃないから見といたほうがいいですよ」

  • 『RAPで白黒つけようぜ!!!』

ひとしきり限界を迎えたのちにようやく始める特集。
まずはMEZさんによる世界観の説明ですがざっくりいうと

MEZ「武力が根絶した世界で、男たちは特殊なマイク【ヒプノシスマイク】を使ったラップによる攻撃で縄張り争いをするようになったんです」

お客「なんだそれ」

素朴な感想!
でもほんとにほぼこれしか公式から情報が与えられてないんですよ。

MEZ「ラップをすると相手に直接ダメージが行くんですよ」
MEZ「男だったらラップができて当然みたいな世界になってる、ホントに言うんですよ『君も男ならラップくらいできるだろう(CV.速水奨)』って!」

ラップでのしあがった各地区の代表がテッペン目指してドンパチラップする、ということです。わっかりやすーい。


「顔が良い!」
「骨格が良い!!」
「脚が長い!!!」
「いいよォ~~~いいよォ~~」

主に声を飛ばしてるのは姐さんふたりですが、隣のガールズも終始口から「はああ…かわいい…」と吐息を漏らしているのが良く聞こえます。

MEZ「マイクのスイッチを入れるとどこからともなく重低音とドラムが鳴って、ラップをすると相手が爆発します

ヒップホップっていうともっとこう男臭くて地に足着けてのしあがるみたいな空気だったところに、イケメンと爆発音と良い声をひっさげて上陸したのがヒプマイというね。
「昔チームでテッペンとった4人が仲違いして散り散りになって、それぞれ新たなチームを作ってぶつかり合う」っていう、ヤンキーの王道を盛り込んでいるところもミソです。


だからこそ初期段階では、作詞作曲を依頼されたラッパーが「常にアロハを着ているヤクザの若頭で、妹とお母さんが大好き」っていう設定だけ渡されて、いざ立ち絵が上がるとイケメンでギャップがありすぎるという……今回話してくれた裏話の事態にもなったわけですが。*6

  • ここからは各地区(ディビジョン)のチーム紹介と推しの話だよ!

この辺で女優たちの語彙と理性が夜逃げを始める。

  • イケブクロディビジョンちひろさん)


BusterBros「兄弟の結束際立つ圧倒的主人公観が魅力」

何でも屋をやってる三人兄弟、次男三男はしかも高校生と中学生なんですよ。教育の質担保!!

熱血と絆で王道わちゃわちゃ感なんだよなあかわいい。

プロフィールを誕生日・身長体重から丁寧に解説してくれるちひろおねえさん。そこに趣を感じる客たちは深く頷き、他の人はポカンとしてます。

  • ヨコハマディビジョン(なおさん:毒島メイソン理鶯)


MAD TRIGGER CREW「裏社会に生きるアウトローたちが魅せるラップ」*7
なお「(他チームと比べて)いちばん骨格が綺麗だと思っている」
MEZ「骨の話?」

暴力のない世界に生きる、ヤクザと汚職警察官*8と元海軍です。*9

司会のMEZさんの推しもここで出て、スーツで眼鏡な入間銃兎くん(29歳:汚職警察官)です。
MEZ「俺ヒプノシスマイクが出るって聞いたときに『頼むから眼鏡でスーツの奴だけは居てくれるな、なんかみじめな気持ちになるから』って思ってて、出てきたのがコレですよ!やってらんねぇよ!!(すき)」


なおさんの推しは重低音ボイスの理鶯くんです。
なお「元海軍で、今はヨコハマの森で暮らしてる無職のホームレスです」
「で、身長体重が191cm/74kgなんすよ、軽くねえか!?身長はオカダ・カズチカと同じなんですよ?オカダは100kg越えてるんスよ?!」
MEZ「あの、打ち合わせの段階から体重のばっかり話しすぎなんですよ、この人ら!骨格にこだわりがありすぎるんですよ!」

ちひろ「いや191cmで74kgって!BMIいくつだよ!!」
なお「85kgあって欲しい」


ここで突如入る入間銃兎のパート歌詞を読み上げるコーナー。演るのは本気じゃんけんに負けたちひろさんです。


(2:09〜2:25)

MEZ「最低じゃないですか!?十何年ラップやってますけどこんな酷い歌詞読んだことない」


Filling Posse 「ポップさは随一!でも性格に難アリなチーム?」

ずーっとデロデロに溶けた声で嬉しそうにリーダー:乱数の紹介をしてくれるこなっちゃん

あざとさ一番・かわいさ百点の乱数くん(25歳)はその実、腹黒な二面性も大きな魅力です。
ちひろ「こなっちゃんは、乱数にどうされたいの?」*10
こなつ「…都合の良いときだけ、いいように使われたいです…(ものすごい笑顔)
ああ~~シブヤの女はみんなそう言うんだよなあ~~~みたいな頷きをしてしまった。同じチームのギャンブラーに「ずっと貢いでいたい」っていうガールもいますからね。

夢野幻太郎のことはちひろさんにバトンタッチ。
「すぐに嘘つくし、一人称も安定しないし、最初顔が好きだなって思って端ですけどだんだんと自分の推しが何者なのか分からなくなってきたんですよ!それでも!!顔が良い!!」
「3人とも誰もホントのこと言ってない」
基本的にポッセの3人、存在を疑われがち*11

そして最後の有栖川帝統くんはとにかくラップが上手い、ルーキー声優がヒップホップスカウトされてますからね。
その上手さも相まって一度聞いたら忘れられないソロ、の歌詞をじゃんけんで負けたこなっちゃんが読み上げました。


(3:56〜4:12)

MEZ「こんなバカな歌詞はないよ!最初スロットの音ですよ」

  • シンジュクディビジョン(まっさきちゃん:観音坂独歩)


麻天狼「光と影が明確に出た色濃いメンバー」
精神科医(中)・人格乖離があるホスト(右)・キレる社畜(左)です。

リーダーの神宮寺寂雷先生は、回復系のラップの使い手です。回復系です。お医者さんだからね!
MEZ「傷が治ります」

まっさき「195cmの61kgです」
ちひろ「軽くねぇか???」
MEZ「体重の話は良いから!」

いや軽いわ!
医者の不養生になってしまうから「食べて……」「もっと食べて…」って客席から声が漏れてた。



シャンパンゴールド

シャンパンゴールド


伊弉冉一二三さんはシンジュクのNo.1ホストなのでラップも大変景気が良い。*12


まっさきちゃんの推しである観音坂独歩さんは、精神科に通ってる社畜です。
MEZ「彼のどこらへんが好きなんですか」
まっさき「どこらへん、んん~えっと、どこ…あのすべてっていう
MEZ「はいありがとうございましたーッ!!」


  • 新展開

最後に、奇しくもゾンビーバーズ直前に発表された新チームの解説で〆です。
ゾンビーバーズで特集をすると活動が活発になるジンクスがうっすらとありますが、まさか2周年のタイミングで新曲と新チームが発表されるとはね…しかも2チームは供給過多だよ!!

  • オオサカ ディビジョン『どついたれ本舗』

いやいやいや他のディビジョン名との落差!!!!!!!
MEZ「飲み込め!俺たちも飲み込んでるんや今!」
ちひろ「私達も今必死に飲み込んでる最中ですよ」

  • ゴヤ ディビジョン『Bad Ass Temple』

なお「メンバーにV系バンドマンがいるんですけど、ナゴヤヴィジュアル系っていって気づいて『ナゴヤ系』っていうのがあったなって!
ゴヤ系だからヴィジュアル系バンドマンだとしたら運営天才かって」

飲み込む暇もなくラップ公開されててんやわんやだよ!!
わたしはどついたれ本舗が大変気になります!!!!!!!!




そんなこんなで大盛況なヒプマイですが、なんと公式YouTubeチャンネルで集合曲フルと各シングルトリビュートは聞ける!
サブスク配信もしてて音楽コンテンツとしては入りやすい環境整えてるので、今後の発展が期待されまーす、シャンパーン!


3.LIVE(MEZ&MC凜)

ライブだライブだ!!
初夏から始まったひと夏のフェスざんまいを越えてきたコンビふたり。経験を積んでいっそうキレが増したかっっっこいいパフォーマンスと楽しいお喋りで大暴れでした。むちゃくちゃ楽しかったよ。

まず始まる前から、マイクを持ったふたりはノッサモッサわっちゃわっちゃと大変楽しそう。

MEZ「ヒプマイ特集の後にライブなんかやりたくないよ」
凜「もうめっちゃ帰りたいですもん」
MEZ「そもそも声が良いんだからそれに比べたら俺らなんて、ねぇ!!」
凜「社会にごめんなさいしよ」
MEZ「そこまでしなくていいよ?!」

機材トラブルで開始待ち中でも
凜「こういうときなにしてればいいのかな」
客(わたし)「MCー!最近あったことー!」

って無茶ぶりしたのに、きっちり「職場で露呈した性癖話」をしてくれた凜さんさすがやなって。MCしっかりやるのってレアだったかも。

こんな風に、イントロ流してもうたう3秒前までゆるゆるお喋りしてて、でも瞬間スンッて入り込んでマイク握るコンビなんなの。かっこいいの。

  • lips

前述の通り最初が和やかな入り方だったからか、後半にかけてふたりのエンジンのかかり方がむちゃ急勾配で、あああかっこよいか~~~ってアガりました。

MEZさんメイン曲の時の凜さんのコーラスがまた好きで。
「挑発に乗せられ今晩も/あなたに溺れてく All Night Long」のとことかなんだけど、その行の最後のフレーズの締め方に色気めっちゃ出してくるなあって。声の使い方が上手なんですよねえ。フロウっていうのかな。
ビビッドなアイシャドウを乗せたみたいに、曲にぱっと別の色が重なるうたいかた。かっこいいよう。

  • まだ寝てたい

いつも聴いてる曲だけど、ガンガンに早口ラップキメて、睨むように客席を煽るMEZさんが今日はいつになくワルに見えて、ヒプマイ特集の後だからかなって思いました。汚職警官みたーい!*13

MEZ「さすがにまだ負けるわけにはいかないですよね、ラップ始めたばかりの男性声優にはね」
MEZ「あいつらかっこいいんだよなーーーーーー負けたくねーーーーなーーーーー」(大の字)

その言葉通りここから後の曲もキレッキレでかっこよくて、先駆者の意地!!って感じがしました。

今年の演フェスで話題をさらったラッパー・MCタイトキックに提供した曲のリミックス。本番も盛り上がってたし8月のゾンビバフェスで聞いたときも楽しかったなあ。
"挙手!"ってフレーズに応えて手を上げるんですけど、芝居に参加してた演研'sたちの反応速度と勢いがやう゛ぁい。稽古されすぎ。
自分が最前に居たので、後ろから声が塊でズドッて飛んできてつんのめるかと思った。

歌詞はタイトキックVer.から全取っ替えでそれも聞き込む余地があるしかっこいい。
そして凜さんが出演したお芝居になぞらえての歌詞をひっさげてなんですけどね。
この曲のさ!!凜さんがさ!!むちゃかっこいいわけ!!!!!聞くの2回目なのに聞き惚れてグッとくる歌詞。
役を背負ってソロで思いの丈を吐露するのがすっげぇよかった。

  • ぼくらのゆくすえ
  • 水星

なかなか捲られてくれない袖が気になって噛んでしまったので、弟子に舞台を任せて客席へ降りる師匠。
「オレ袖直すから、一曲お願いします。4分くらいかかるから」
凜「袖に!?どこまで袖?!!

もうイントロ入ってるところなのにMEZさんへの袖いじりは続くし、凜さんもどんどん乗っかる。
MEZ「ホラ!いま直してんすよ!」
お客「舞台袖でね」
凜「さすが!ヨッ!!冴えてるなあ!!」
別のお客「MCが(曲調と)アンバランスだよ!」

でもこの後曲にシュッと入り込むのほんとずるいよなあ。
きらきら遠くへ連れてってくれる凜さんのうたが本当に上手いんですけど、それを引き出す歌詞の良さ*14。毎回書いてる気がするけどMEZさんの歌詞すきだなあ。良い曲過ぎてみんな大好きになっちゃうよ。

  • よるのそこにて

MEZ「どんだけ暴れても最後にラブソングをやればなんとかなるって僕のラップの師匠が教えてくれて」
凜「へー!」
MEZ「うん全部嘘です。……(ヒプマイ勢へ)こうゆうのがええんやろ!」
凜「首傾げてますよ」

全体通して褒め通しなんですけど、今回「よるのそこにて」のうたう声が特に良くてだな。吐息多めのフレーズと伸びるコーラスが大人っぽくて、とても素敵素敵。MEZさんのうたと良いバランスで寄り添っている曲なんだなあと改めてときめきました。

凜さんほんとうにパフォーマンスが堂に入りつつあらっしゃる。しゃっしゃっしゃっしゃ。
MCシーンが破天荒になればなるほどギャップとして引き出される表現力なのか。*15

回を重ねる毎に一枚一枚、表現の仕方が多彩になって、その曲の音が深まるようなうたいかたをされている。ぶえーすごいよう。

MEZ&MC凜は今回も最高で最高で。
毎回「今日みたいな楽しさはないだろう」って思わせてくれて、でもその次には楽しさがまた更新されるライブ、なかなか無いよ。だからどのフェスに出張してても楽しみに観に行けるんですよね。


4.大好きな必殺技特集(植田そうへい・阿G)

植田「みんなーーーーーー必殺技が欲しいかーーーー!」
\\\\欲しーーーい////
植田「甘ったれてんじゃねーーー!!!人生にな、必殺技なんてねぇんだよ!

開始 即 突き落とし

早速演劇界隈の先輩からデカい技が決まったところからスタートです。今夜は特に若い子が多いんですよ!!

植田「人生ってのはな、積み重ねて積み重ねて、人生を積み重ねてようやく一人前になるんだよ、そんなお前らはなぁ!感謝の正拳突き一万発やってこい」
阿G「HUNTER×HUNTERのネタですね」

とはいえみんな大好き必殺技。
題字からも滲み出る必殺技フリークの植田さんが求める「必殺技三要件」の話からスタートです。

植田「まずひとつめはこちら!」
阿G「(スケブで)②がもう出ちゃってますよ」
植田「よくあるよくある、こういうトラブルは楽しんでください」

  • ①名前と決まった動き

ジョジョ三部のディオがラストで出した『ロードローラーだッ!!』っていうやつはゲームだと超必殺技になってるけど、必殺技って言うよりは作戦だよね。特定の動きがあるわけではないし『ロードローラーアタック!!』って普段から練習してるわけでもない」
阿G「ロードローラー持ち歩いてる訳でもないですしね」

  • ②リスク・条件・コストが発生する

植田「大きな隙とかマジックポイントを大量に消費するとか、バンバン撃てないっていうこと」

  • ③格上に逆転できる

植田「コレが一番大事だと思うんです!」
ベジータを例に挙げて説明です。*16
阿G「格下に効いて格上に効かないのはただの技ってことですね」

植田「ギャリック砲に至っては敵に撃ってない、『地球を粉々にしてやる!』って地球に向かって撃ってて」
阿G「すごいんだけどね!」
植田「あれからどんどん地球が弱くなっていく、ドラゴンボール界では地球がすぐ壊れちゃう

元気玉
植田「これも構えている間は無防備なワケでリスクが発生するよね。だからお前らが偶然元気玉を習得したところで那須川天心に勝てないから!『オラに元気を~!』って言ってるところでやられちゃうから」
阿G「(お客さんを)『お前ら』ってのやめましょ!」

魔貫光殺砲
植田「個人的に必殺技として優秀だなって思うのは『魔貫光殺砲』」

「螺旋状のビームがびゃーって出て、コレがバーッて当たるとズバァッて貫通して、こう、すごいやばいっていう」
語彙よ。

植田「あるブログで読んで気づいたんだけど、ドラゴンボールって"爆発"はたいしたことないんだけど"貫通"と"切断"は死ぬんですよ」
阿G「もう描かれちゃってますもんね」
植田「当たったら身体に穴が空いちゃって確実に殺せるって技」

阿G「じゃあ魔貫光殺砲はあんまり防がれてない?」
植田「それがですね、リスクがあって。『長い時間溜めなければいけない』『避けられてしまうと意味が無い』」
「そのリスクをどうしたかっていうと悟空が相手を羽交い締めにして『オレごと貫け!』って言ったから悟空ごと貫く!っていう」
阿G「アツイやつですね」
植田「能力が三倍以上強いラディッツに勝ってるからコレはもう確実に格上を倒す技、必殺技としては非常に優秀」

植田「でもまぁ~~~~この魔貫光殺砲はこの戦いの後使ったためしがない、というかこの後撃ってる絵は(魔貫光殺砲の)これなのに名乗らないんです」
植田「日常的に撃つようになったのかな」
阿G「味を占めたのかな」

  • 「極大消滅呪文」

植田「これなんて読むか分かります?」

メドローア!/

阿G「おっコレ分かるのは世代ですねえ!」


ドラゴンクエスト ダイの大冒険
植田「平たく言っちゃうと『ドラゴンクエスト』の漫画化です。仲間のひとりとしてこいつ、ポップが出てくるんです」
阿G「初期のころは弱虫な奴として描かれがちだったんですよね」
植田「そうそうそう、すぐ逃げちゃったりして、人格的にちょっと問題のある奴
\言い方、言い方!

植田「(ダイの大冒険が)ドラゴンボールと最大に違うのは、あっちは強い奴は強い波を撃つ、弱い奴は弱い波しか打てないんですよ。強さに比例して波・ビームが強くなる。
ポップは、身体能力は他の仲間たちよりも弱くて、そこを魔法・ビームで補ってるキャラ。そういう意味ではポップの撃つ技って言うのは全部必殺技ともいえる、MPを消費してるわけだから」

阿G「これ(メドローア)は漫画オリジナルの魔法なんですよね」

これ読者にとっては弱いキャラの成長こそロマンだよね。弱いキャラが誰よりも強い技を使えるようになるって言うのは、希望を抱かせてくれる存在として永遠のあこがれなんだよなあ。




植田「オレもよく理屈はわかんねーんだけど、常温になるだけじゃねーのって思うんだけど」
「当たれば百パー勝てる!」


●MP消費が大きいから多くは撃てない
●(マンガ的な都合で)あんまり敵に当たらない
●跳ね返されると逆に仲間が全滅する
リスクの半分がマンガの都合と言うところが悲しいかな。

植田「まあこの必殺技も、痛みが分かんないわけ。次は痛みがみんな分かる必殺技、これです」

  • 五所蹂躙絡み(ごどころじゅうりんがらーみ)

「この技分かる人居ます?」
字面だけ見せられた時点ではほとんどぽかんとしてました(一部の人間だけ吹き出して震え出す)


ここから説明を聞くにつれ、だんだんと「アレッ???」「あれそれってwww」と声が上がっていったのがさすが有名どころ。
さあみんなで再現しながら当ててみよう!




植田「これは、相手を逆さに抱え上げて、両腿を持って、相手の首を自分の首元に固定させて、ジャンプして、尻餅をついてガッ!って衝撃を与えることで、首折り・背折り・股裂き三つの必殺技を同時に決めるというすごい必殺技、五所蹂躙絡み」





「またの名を『 キ ン 肉 バ ス タ ー 』」
阿G「ですよねぇ!!」

あまりにも強く、だからこそ使われがちなキン肉バスターへの対策を語るところで「ゆでたまごの言うことだから話半分で効いて欲しいんだけど」と良い意味で作者を信用してない植田さんがよかった。


植田「あとこれあんまり言いたくないんだけど、プロレス技だからこれ、(技を)かけられる相手の協力がいるわけです…*17
だって技をかけられる方が、この*18状況でじっとしてるわけがないんですよ絶対!」
阿G「そーゆー見方もね、ありますよね(明後日の方向を見る)」

植田「あとね~これみんな使えないでしょ。だってムカつく上司がいて、『キン肉バスターかけてやる!』って思ってもまず背中合わせになる必要があるじゃない、
ムカつく上司は背中合わせになってくれないよ!!」(大喝采


阿G「魔貫光殺砲も使えないよ?!」
植田「そりゃ使えないよ、メドローアだって使えない。
ここにいる95%はきっとメラもヒャドも使えないよ」
阿G「5%は使えるんだ!?!すごいな!??!」

「でもこっからはお待たせしました、みなさんも使える必殺技です」

\おっ/\おっ!/

  • 明日から使える!ムカつく上司への必殺技
  • 忍法"跳頭"(『ムジナ』)

植田「まず準備としては、髪の毛を全部剃ってカツラにします。ちゃんと最後まで聞いて」
植田「カツラにバネを仕込んで留め金で留めといて、使うときにその留め金をバッて外すとバネ仕込みになったカツラがボッ!って跳んで、びよん、びよん、びよん…っていう」

なにて?



植田「具体的にはこう」
阿G「うん、…うん?」
植田「これこそが俺は必殺技中の必殺技だなって思うんだけど!!」

ナンセンスコメディ*19の話ですよね?続けて?

植田「忍者同士の戦いは先読みが大事、先読みできなくなった奴が先にズバァって切られちゃう」
「そういうすごいスピードで戦ってるときに急にズバババババ(びよんっ)『エエッ!』その間にズバァッ!!ってあまりにも無意味なあり得ない行為に混乱しちゃう隙を狙う。これで何度も勝ってる」
阿G「何度も勝ってるんですか!すごいな!!」

ちなみにくノ一版で急に全裸になる「海月落とし」という技も出てくるそうで、もう意表を突くために我が身すら使う忍びのストイックさが窺えますね*20

植田「でもやっぱり欠点があって、この技絶対に知られちゃいけない。父親からは『見られたらたとえ親兄弟でも殺せ』」
阿G「忍びの世界は厳しい」
植田「あとこれ、お前ら使えるけど、忍者と戦う機会が無いじゃない、お前ら使っても宴会芸にしかならない」
阿G「(食らう)俺らも忍者じゃないから、一瞬フリーズさせられたところでどうってことないよね」
現代社会では捨て身の一発芸にしかならないのかなしすぎるでしょ。

阿G「ハイハイハイ!(頷く)コレ大好きです!」

調べたらある層のバイブル的存在という、冴えない主人公が奮闘していくマンガ。に出てくる、名前からしていかにも必殺技っぽいやーつ!!

植田「名刺を出すじゃん、名刺に視線がいってるその隙にショートアッパーを顎にガッて打ち込む

シンプルかつえぐい!!

植田「顎に当たれば確実に脳にダメージいくから、もうこれさえできれば間違いなく」
阿G「うん」
植田「苦手な上司をころせます」
阿G「上司にかけること前提の技多いですね?」

植田「ただし原作では好きだった女の子にこの技バラされて、相手のイケメンに『サラリーマンアッパーなんですよね?』って言われてそっから主人公殺戮ショーが始まってしまう…」
阿G「イケメンがカポエラ使いなんですよね」
「笑い所なんだけどなぜかイケメンがカポエラを使いだす」
急に慣れない単語が飛び込んできたな!

植田「やっぱりバレたら終わりっていうのが最大の弱点ですね。でも大丈夫、バレてもなお強い必殺技があります」

  • バレても大丈夫なオススメ必殺技

植田「これ今回一番"必殺技賞"を差し上げたいと思う必殺技で」
客「(必殺技賞???)」
「僕の中でキングオブ必殺技です、それがこちら!」

(重々しくスケブをめくる)(やっぱり1ページ飛ばしてる)(あわあわ戻る)
こういうところが植田さんの愛嬌だと思う。

  • 卜辻(『喧嘩稼業』)

植田「コレね、"うらつじ"って読みます。」
阿G「来ました」

植田「これ使ってるのは、現代の忍者で忍術で格闘大会に出るっていう奴」
阿G「『喧嘩稼業』っていう漫画ね、今連載中で宇宙一面白い漫画
植田「そう宇宙一面白い漫画なんすよ」

「『素人が一日で覚えられる必殺技』『素人が達人に勝てる技』って作中で言われてるんです。
だからホラ!仮に上司が武術の達人だとしてもコレ覚えれば 楽 勝 」

「具体的には、①胴に向かってタックルする ②逆利き手で腿を掴む ③斜め45度に掌底を撃つ」

植田「ネットの前評判では、格闘家とかプロボクサーが出る大会に『忍者ってお前wwwww』って前評判だったんですよ」
阿G「このキャラの愛され具合がネットでやばい」


植田「この技のすごいところは、1試合で3発くらい成功してる、対応できないんです」
阿G「(1発でころせなくて)効いてないやんけ!って思うかもですけど、コイツ(相手)がおかしいだけですからね」


「でもこの技にもね、残念ながら欠点があって。なんだと思う?」



「『素人でも覚えられる』からパクられちゃうの。格闘技経験ゼロの相手に。だからこの忍者は卜辻でやられちゃうっていう」

ああー…ああーー………(´ω`)

植田「だから上司にバンバン卜辻撃ってたら上司が覚えてしまうね」


植田「こうやって見てきたけど、やっぱり日常に必殺技ってのはないんだ(´ω`)」

(どよめきが走る会場 ここまで頑張って覚えてきたのに?)

植田「我慢するしかない、我慢できない場合は法律で戦うしかないんだ
阿G「wwwwwwwwww」

ド正論だ!イヤな上司には労組で戦いましょう。

植田「以上、日常の歩き方でした」

厳しい世間を歩く若人たちにありがとう!必殺技を胸に歩いていきたい、いざと掌底を上司に叩き込めるように鍛えておこうと思います。


5.秋に観たい海外ドラマ特集【僕たちのユージーン特集】(ゴライ&MEZ)



PON!
ゴライ「はいどうもー!」
MEZ「いつも思うけどこのくだり、なに?」

このオープニング、何の意味があるか掴めないけどキャッチーで良いよね。

ゴライ「今回紹介するのはこちら『プリーチャー』」


ゴライ「主人公、名前何でしたっけ、あっジェシージェシー
主人公の名前やぞ!シーズン4までやってるんでしょ!

メインどころは、突然天使と悪魔のハーフを体内に宿し超能力を手に入れちゃった牧師(殺し屋の顔をしている)*21、強めの元カノ、突然居着いちゃった吸血鬼です。



主人公の役者さん観たことあると思ったら『キャプテンアメリカ』ファーストアベンジャーでのスタークパパやんけー!お顔がよろしい。


ゴライ「ただオレらはこいつら(主人公たち)の話をしたいわけじゃないです、今回はこちら『僕たちのユージーン特集』!!
MEZ「ユージーーーーンーーー!!」

本筋そっちのけでゴライくんの心を掴んで放さないキャラクターのお話です。もう深夜だしエグい話もばっちこい。






わっっっっっっ???????


ゴライ「こーゆー子です」
MEZ「はいごめんなさーい、結構ショッキングな顔してますね」
ゴライ「カワイイ顔してますよね口のあたりとかね」
ゴライくんのキュートセンスには引っかかってる感じですね。

ゴライ「口が(・*・)こういう感じなんで流動食しか飲めません、チュチュチューって」
「喋り方も『ハイ、ボクユージーン』って感じで喋るんですよ」
MEZ「(真似が)似てる!似てますからねこれ!」



MEZ「ちなみに言っておきますがユージーンは脇役です、メインの話には1割くらいしか関わらない」
ゴライ「そうこれから話すユージーンくんの話はプリーチャー全体でいうと5%くらいの話だけどその5%がとにかく好きだからとにかくその話をしたい!!」

相関図だと一番隅っこだし、ほんとに脇役だ…
話だと年齢分からなかったけど高校生だったのね。


ゴライ「じゃああとはスマホのメモ見るんでコレ(プロジェクター連結してるコード)抜きますね(コードを捨て置く)」
MEZ「おおおーい!!」
ゴライ「あと見づらいんでコレも外します(言及しなかったサングラスも外す)」
MEZ「やっぱソレ見づらいんだ…」
シャークネード特集でも直ぐに外しちゃったのに、必ずかけて登場するゴライくんのこだわりがいいよ。




顔の原因ともなった事件で村八分になってたユージーンくんは、主人公の超能力(ジェネシス)によって住人と和解できたものの、主人公の怒りを買ったせいで地獄に落とされちゃう*22

ゴライ「でも地獄には人数制限があって、ジェシー(主人公)が勝手に地獄に落としちゃったからこう、区画の機械の電源かなんかが落ちちゃって」
MEZ「キャパオーバーになっちゃう」
ゴライ「『侵入者がいる、お前ら全員出ろ』って看守のすごいオバチャンに言われてみんな出るんですよ、その中になんとヒトラーがいるんですよ
MEZ「ヒトラーがいるんです」

ゴライ「『おわーヒトラーだー!すげぇなどんどん面白くなってくんなぁ!』って思ってたら、ヒトラーがなんか大人しいんですよ『やあユージーンくん』って」


ほ、ほんとにヒトラーだ。




ゴライ「地獄なんで、良い行いをすると"スーパー懲罰房"みたいなところに連れてかれちゃう」
「そんでみんなヒトラー嫌いだから虐めてるんですよ。ヒトラーが『助けて』って目でユージーンを見るんだけど、自分もスーパー懲罰房に行くの嫌だからベベベベッて(蹴る殴る)やって、ってところでその話終わって」

"ヒトラーが地獄でいじめられてる"って結構なインパクトあるなあ。そしてサラッと出てきたスーパー懲罰房 is 何。

ゴライ「『あれユージーン出てこないな』って思ってたらなんとね、ユージーンがマッチョになって出てくるんですよ。すげーイキッててブイブイ言わせてる」
MEZ「久しぶりに出てきたら、なんか知らんがマッチョになってる」
ゴライ「好きだった女の子の名前のタトゥーも背中に入れてて、うぉおすーげー!ユージーンどこまで行くんだお前って思って!!」
MEZ「思想もマッチョになってる」

ゴライ「で、(S2の)11話で地獄やばいから逃げようってなって作戦を(ヒトラーが)立てるわけ。」
ゴライ「大部屋の中に何を言っても突っかかってる奴がいて、『なんでお前になんかついて行かなくちゃいけねーんだよ!』ってそいつが言ったら
『それはな…私が!アドルフ!!ヒトラーだからだ!!!!』って!!!
おわーヒトラーが覚醒したー!!!すーげえー!!!ってなって、ついに化けの皮をバリィ!!って破いてヒトラーが覚醒するわけ」


本性を現したヒトラーと一緒になんやかんや脱獄して現世に戻れたユージーンくん。

ゴライ「(現世行きのバスから)降りた瞬間にヒトラーが逃げて向こうの方行っちゃって、ユージーンが『ソンナア』って言ったところでシーズン2が終わります」

ちょこちょこ挟まれるユージーンモノマネが腹筋を振るわせにくる。



ゴライ「シーズン3でセイントオブキラーズが、サタンに命令されてヒトラーとユージーンを地獄へ連れ戻しに来るんです」

「コイツの銃があらゆるものを殺せるんですよ、劇中だと天使って殺されてもリスポーン(復活)するからジェシーが殺しても殺しても生き返って周りに天使の死体だらけ、みたいなシーンがあるんですけど、セイントオブキラーの銃だと殺されたらリスポーンできない」


ゴライ「話忘れちゃったんですけど、シーズン1で最後にテキサスの街が粉みじんにボカーンって吹き飛んで」
MEZ「あの理解できないと思うんですけど、シーズン1の最後に舞台の街が爆発して何にも無くなって終わります伏線とか生き残ったやつとか全滅」
ゴライ「『もうお前らシーズン1で終わり!バァーン!!』って全部しんじゃって、(主人公)3人と地獄に落ちたユージーン以外全員生き残らず終わります」
MEZ「斬新だよね」

地獄から必死に帰ってきたのに知らん間に住んでた街が焼け野原になってるのキビシすぎるな…

ゴライ「ユージーンは連れてかれた児童養護施設でも前向きに『これも神さまの計画の一部なんだよ』って言ってるわけ。そしたら『ユージーンさん保護者が見つかりました』『ホラネ!』って言ったら、さっきのセイントオブキラーズがバァーン!って立ってて」
MEZ「HOGOSYA-!!!」



ゴライ「一方ヒトラーがね、パン屋で働いてるんすよ。そこで演説して次世代のナチ親衛隊を育ててるんですよ」
MEZ「パン屋でな」
ゴライ「そしたらセイントオブキラーズが来て、『私は!ここから!断じて動かんぞ!』って言ったら次のシーンでもう連れてかれてるんスよ

ゴライ「で、ふたりとも地獄行きのバスで連れ戻されるんですけど、(主人公の元カノの)チューリップも紆余曲折あってバスに乗ってて。なんとか脱出しようってセイントオブキラーズを怒らせるわけ」
「そしたら急に爆発があってバスが横転しちゃって!なんだって思ったらナチ親衛隊が戦車に乗って出て来くるんですよ!!『すーげぇヒトラー頑張ったなあ!!』って思って」
MEZ「あれはアガるシーンだけど、いいのかなあ?!」


そこから一悶着あってユージーンは地獄に送られるものの、下克上でサタンを殺したセイントオブキラーズによって地上に戻して貰えることに。よかったねユージーンくん。

ゴライ「ヒトラーが(地獄に)残るじゃないですか、ヒトラー何すんのかなぁって見てたら、おもむろにサタンが座ってた椅子に座って地獄の支配者になっちゃう
(大 喝 采)
MEZ「最低やな!!およそ考え得る最低のオチだな!!」

ユージーン特集に見せかけた「僕たちのユージーンとヒトラー特集」だよねこれ!!途中からうすうす思ってたけど。



訪れしもの

訪れしもの


ゴライ「絶賛配信中です。シーズン4までなんで、ぜひプリーチャー見てユージーンの活躍を見てください!じゃあねバイバイ!!!」

MEZ「……主人公サイドの話全然してないじゃねえか」
ゴライ「だって主人公オレそんな好きじゃないんだもん



おわりに

今回はトークマシマシ回!コーナー聞き終わってからも客席で続きの話ができて大変楽しかった!
普段話せない相手ともわちゃわちゃ交流できるし、それが楽しかったなあって帰れるからとてもいいイベントだよね。飲み会の延長線上にある狂乱の集まり。
ステージに上がるひとたちも、自分の好きを話して楽しそうな姿ばかりで、それを見てこちらも嬉しく楽しくなるわけだから幸福の倍々ゲームですよ。
そして客席も、手拍子やコールに素早く反応して返せるの、オタクの多い集まりゆえの瞬発力だなあって思います。みんなで楽しくなるために、主役を邪魔せずさらに盛り上げる関わり方って大事だよね。




感想書いてる間に残暑も過ぎ去ってもう初秋ですが、熱気抱えて下半期も生き延びていきたいよ!


またね!

*1:ぬいぐるみに対してみたいな表現だな

*2:空から襲いかかるサメをチェーンソーで下から切り上げる動作

*3:文字に起こしても意味分からんな

*4:この辺のゴライイズムが良いですよね。

*5:これ他の上映館でも同じだったのかな、情報お待ちしてます(だれだ)

*6:そう言われると歌詞に感じた「綺麗な顔の割にちょっと土臭い雰囲気」に思い当たるところがありますね…「見たら気ぃつけなこのアロハ!」とか「しない神頼み 気にしないセオリー 忘れない母のお守り」とか

*7:ちひろ「嘘つくな!!」

*8:マイク使って尋問もするのかな?

*9:暴力性を引っこ抜かれた結果、ファンからは工業高校の男子みたいなやんちゃボーイズ扱いだよ!

*10:「おいオッサン!オッサン!」と野次が飛ぶ

*11:何一つ信じられないポッセのことをそれでも信じて理解しようと解釈を紡いでいたら、それはきっと後世に残る聖書になるんじゃないですかね。

*12:ちひろ「独歩が羨ましい!だって朝起きたら超絶美形の金髪ギャル(注:一二三くん)がシャケ焼いてるんですよ!!!!!」幻覚じゃなくてドラマCDで出た事実なのが恐ろしい

*13:そも曲調を考えればマイナー調だし歌詞もダウナーだもんね。早起き社会に中指立ててるもんね。

*14:改めて今回噛み締めて、噛み締めすぎて歌詞の話だけで500字くらい書きそうでやめました、いつかやりたい

*15:お客さんを煽るのに「ヒューヒュー!」は良いけど「Pow!PowPow!!」はさすがに分からなすぎたしそれで高まっていく場が理解の範疇を超えて爆笑しました

*16:植田「申し訳ないけどみんなドラゴンボール読んでる前提で話進めるんで!!」

*17:阿G「危険なこと言ってますよ!」

*18:逆さまに抱え上げられる

*19:後日wikiであらすじを読んだら全員重々しいシリアス設定で、この絵のバカバカしさが浮かばなくて怖かった

*20:このへんで「女の裸」って聞くだけで手を叩いて笑う女性の声が聞こえるんですけど笑いのツボとしてちょっとどうかと思いますね(本人談)

*21:処女懐胎ってことだよnってトーク中思ってました

*22:ひとを簡単に地獄に落とすなよ牧師

8/15 『サマー・オブ・84』 咀嚼感想

友人に誘われて観ました。

「ラストがトラウマ」「衝撃のラスト」前評判こんなに上げてていいの~~~???とニヨニヨしながら観てみました。*1

終わって席を立つ辺りではもうもやもやする。
トラウマ級の衝撃、というにしては鈍い。というか、無い。
衝撃 is どこ?
でも、つまらないのではない。スッキリと観やすいし主人公たちの冒険も最後まで飽きない。面白かったしよく出来ていた!!

でも制作者の意図とは?

わかんなくてもやもやしてたけれど、帰り道友人たちと話して整理して、この夏の終わりにまた振り返ってなんとなく言語化できそうだったので、書けるかな。


端的に言えば鈍い気持ち悪さが残るお話。その気持ち悪さってなに?とほぐしてみたやつです。
それが制作者の意図していたものだったら、この気持ち悪さを映像化できたのはすごいなあと思う。

ネタバレはもちろんあるし、想像による補完も含めた感想。ホラー詳しくないです。

ネタバレの前に友人チームの中でちょっとスレてるけど幼さの抜けない美少年イーツくんを観てください。お顔がよろしおすな〜〜〜*2




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最初にもやついた理由はたぶん、ジャンルを測り間違えていたんだろうなと。先方の提示したジャンル名とこちらの受け取り方に齟齬があった。

友達から上記の3単語だけ聞いて勝手に「ジュブナイル要素のあるスラッシャーホラー」って組み合わせた結果、『IT』(2017)を観る気満々でこの作品を観たんですよ。だからあれっ?って思った。

殺人鬼、あんまり作中で子ども殺さないな。血が出てこないな。脅かしてこないな。子どもたち普通に親に怒られたな・・・。
ようやく家に侵入してもちゃちい隠し部屋とちょっとした死体(ちょっとした?)だけだな、アッ復讐!復讐だー!そーれっ復讐復讐・・・あっ終わってもうた。


整理した今なら言えるぞ!「ホラー映画オマージュ愛に溢れた現代的ジュブナイル映画」だなこれは!
と思って今やっと公式イントロダクション読んだら「熱烈な80年代オマージュに貫かれたジュブナイル映画」ってハッキリ書いてありましたね。や、やっぱり~~~

「現代的」と書いたのは、昔から愛されてきた正統派ジュブナイルを歪めて、一筋縄でいかなくしたところが面白いところなんだと思う。

1984年、オレゴン州イプスウィッチ。緑豊かな郊外の住宅街で暮らすデイビーは、エイリアン、幽霊、猟奇犯罪などの記事の収集に余念がない少年だ。
そんな彼の15歳の夏に、近隣の町で同年代の子供たちばかりが狙われる連続殺人事件が発生。その犯人が向かいの家に住む警官マッキーではないかとにらんだデイビーは、親友のイーツ、ウッディ、ファラディとともに独自の捜査を開始する。
はたしてデイビーの推理は正しいのか、それとも行きすぎた空想なのか。
やがてデイビーの行く手に待ち受けていたのは、彼の想像をはるかに超えた恐ろしい現実だった……。

正統派ジュブナイルにおける、そして主人公たちの思い描いていたストーリーはこうだろう。
「得体の知れない悪い奴を見つけて、その正体をみんなに晒して追い出して、街は平和になりました。勇気を出して冒険した僕らはヒーローだ!めでたしめでたし!!」
この物語の邪悪な点、そして妙は、この筋書きの最初と最後をぐしゃぐしゃに握りつぶしているところだ。

  • 「めでたしめでたし」で終わると思ったか

まあ犯人、復讐に来るとは思いましたよ。逃げてから数時間良く潜んでいたなあとは思うけど。
友人を殺し、少年を傷つけ、犯人は歯を剥いて脅かす。いつかお前を殺す。ただしすぐではない、いつかまた自分が目の前に現れる恐怖を、味わいながら生きていけ……

子どもの頃読んだ冒険物語って、自分の世界から別世界に行って大冒険してきて、帰ってきたらいつも通りの夕方で、お母さんが夕飯に呼んできて・・・みたいなやつだったよね。ドラえもん映画とか『二分間の冒険』とか。

彼らは夏の冒険がしたかったんですよ。誰も傷つかずに勇気を示して、少しだけ自己肯定感を上げて、元の場所に成長した姿で帰りたかった。それと同時に、非現実的な物語に関われるかもしれないというワクワクもあった。誰もまたプレイしてないゲームを起動するような。
ちょっと冒険心の池に足首浸かるくらいでよかったんですよ、犯人を突き止められなくてもきっと。それがねえ……ずぶずぶの沼に頭まで沈められたうえ、臭いが一生取れなくなってしまうとは……

非現実のドキドキの源であった殺人鬼が、これから先も続く現実とがっちり接続されてしまった。
観ていてげんなりするくらい、夢の砕かれるトラウマやんなあと思いました。
(たぶん、ちょっと選択肢間違えたんだろうね)(証拠品が一部足りなかったからノットグッドエンドだったのかもしれないね)

この点については後半「まあ来るべきだよな」と思っていたので、衝撃のラスト!に備えることができました。そしたらそれが衝撃のラスト!だったという。

  • 「連続殺人鬼も誰かの隣人だ」=「得体の知れない誰か」ではない

冒頭主人公が語り、この作品の宣伝にも使われているテーマとも言える台詞。
素直に受け取れば「身近なところにも危険は潜んでいる。疑ってかかろう」という意味だが、もうちょっと捻ったことも同時に伝えているのかなあと。
「連続殺人鬼も、プロじゃなくてあなたの隣人くらいのひとがやっているんですよ」という。

殺人鬼、と聞くと私はすぐに『金田一少年の事件簿』レベルの彼らを思い浮かべてしまう*3*4。多分そこに憧れを抱いていたから、今回の犯人に肩すかしを食らったのだ。

殺人鬼と疑われ、そして終盤その犯行が暴露される隣人の警察官は、主人公たちのことを警戒しているけどわりと順調にアリバイが見つかっていく。というか遺品の隠し方が甘かったり尾行に警戒が薄かったり、ちょいちょいぼろが出ている。
というか、第一声からもうだめだよ!誘拐事件が相次いでいるところで「子どもはかわいいね、冷凍保存したい」とか言ったらそりゃ主人公も疑うわ!

殺害の仕方もちょっと工夫してるのかと思いきや特にその描写はない。死体の皮を飾ったり自分の昔の服を着せたりという強烈さが見つけられなかった。
同じ特徴の少年ばかり誘拐すると言うから、てっきり何か性癖をぶつけているのかと思ったけれど、殺される前だった男の子も無傷に見えたしね。

要するに、殺人の仕方、その隠滅の念の入れ方が普通のおじさんレベルなのだ。なにかしら美学に裏打ちされた、徹底された技術を使っているわけでもなく、ただちゃちい。
「舐めてた隣のおっさんが凄腕殺人鬼だった」のではなくて「郊外住みのおっさんだけど殺人鬼やってみた」なのである。素人ものである。


だからこそ、現実味があって気持ち悪いなあと思える。
劇中でもそうだけど、なにか残酷な事件が起こると「まさかあの人がそんな」「隠れていた衝動」とみんな言う。いつも挨拶していた彼とは、全く違う強烈な一面が犯罪を起こさせたのだと、そう思いたがる。別人として、遠ざけたいのだ。
トラウマを抱えた過去や抑圧が、脳の欠陥が、彼をあらかじめ殺人鬼たらしめ、あるいは殺人技術への飽くなき追求が、周囲への強い怒りが、彼を凶行へと駆り立てたのだと。

んなこたない、と持論として思う。
現実で犯罪をするひとって、そのへんのなんでもないひとが大半だ。そして、誘拐も、虐待も、殺人も、そのへんのなんでもないひともできるしちょっとくらい隠せたりする。そんで隠しながら、普通の顔して庭いじりしたり、仕事に専念したりできる。

この事実、そして「そのへんのなんでもないひと」というのに自分も含まれるという意味は、普段抱えるにはあまりにも恐ろしい内容だから、みんなして忘れた振りをしている。そうして物語には「そのへんのなんでもないひと」ではない、犯罪に凝った敵が登場する。

私は思うのだ。
物語の中でくらい、やたらと美しかったり挙動のキレが良かったり、詩的な台詞がぽんぽん出せたりダイイングメッセージがグラフィティカルだったりするひとが誘拐殺人犯であって欲しい。

「そんなことないでーーーす!」って言いながら脚本書いたのだろうか。邪悪だな(笑顔)

面白い制作集団だなあと思ったので、別の作品も観てみたいな。

*1:そんなにホラー経験は無いです。「IT」や「ハロウィン」は面白かったです。ホラー・グロというだけで過敏にはならないけど、驚かして怖がらせる演出は苦手マン

*2:MCUスパイダーマンのオーディション最終選考まで残ったひとりらしいです。台詞無いまま涙だけで家族間の葛藤を語るシーンがあって慄いてしまった、素晴らしい

*3:いちいち死体を風車にくくりつけたり、マジックで電車から消したりする粋な彼らだ

*4:ネトフリで作業BGMにしてるから…

8/22『ホット・サマー・ナイツ』『永遠に僕のもの/El Angel』

2大美少年夏祭り!

アメリカの美少年・その瞳からは逃れられないティモシー・シャラメと、アルゼンチンの美少年・銀幕デビューにして世界を虜にしているロレンソ・フェロ。それぞれの最新作が同日公開。



配給先も手を組んでコラボ宣伝してるし、これは一夏の思い出に観に行くかとほいほい人を誘って行ってきたわけです。

そんな感想。ここから先はネタバレありです。


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一言で言えば、「一夏の思い出にハッパで大金持ちになっちゃう美少年」と、「音楽を聴いたら踊り出してしまうように邪魔な奴をすぐさま撃ち殺す美少年」でしたね。

『永遠に僕のもの』は実際似合った犯罪者をモチーフにしていると言うことで承知してたんですが、『ホット・サマー・ナイツ』がまさかそんなストーリーラインだと思わなくて観ながら焦りました。

『ホット・サマー・ナイツ』2018アメリ

  • あらすじとキラキラアオハル映画要素


愛する父親を亡くし、大きな喪失を抱えたまま
立ち直れない少年の人生を大きく変えた、ひと夏の経験。

美しい海辺の町での初めての恋、クールで危険な仲間との友情、裏切りーー主演に今最も輝いている若手俳優ティモシー・シャラメを迎え、気鋭の映画製作スタジオA24が贈る、甘く、危うい青春映画は、まさに<HOT SUMMER NIGHTS(熱帯夜)>にふさわしい一作。

1991年アメリカ。
大学進学を控えているダニエル(ティモシー)は、父親を亡くしたことを引きずり夏休みを半ば引きこもって暮らしていた。それを心配した母親に、半ば強引にマサチューセッツの田舎に預けられてしまう。知り合いも無く、避暑に来た金持ちと地元民の間で孤独に夏休みを過ごすだけと思われたが、彼の一夏を、そして人生を大きく変える出会いが待っていた・・・

こういう宣伝の雰囲気だったので
「あーひと夏の恋とか父親の死を受け入れる葛藤とかして、実家へ戻る日焼けした身体が大人びて見えるみたいなキラキラ成長物語なのかな」って・・・・・・
「『永遠に僕のもの』が”闇の美少年”ならこっちは”光の美少年”だな~」って予想して観に行ったら、序盤のパーティーでダニエルが大麻に嵌まってどん引きしました。
ええ・・・あらすじにはそんなことひとつも…どうやって受け入れれば・・・公式はなんて……


ははーん、このパネルを見る限り公式もアオハル映画として打ち出してますね!! 
じゃあそれに乗っかって感想書いてみましょうか!!(やけくそ)

アオハル映画の欠かせない要素である「知らない土地での一夏の恋、男の友情、ちょっとした冒険そして成長」がこの映画でも存分に楽しめるわけですが、
最後の「ちょっとした冒険」が特にエッジ鋭くてですね!

大麻密売で小遣い稼いでる田舎のヤンキーとダチになる」
「ダチをそそのかしてもっと大量に仕入れさせ大金持ちになる」
「気が大きくなって胴元を出し抜いてもっと稼げるコカインを仕入れようとする」
「胴元にバレてダチは銃殺される、大型ハリケーンの中必死に逃亡する」

どうですかこのキラキラクライムストーリー……ダメだろ…

吸入器が手放せず、パーティーに足を運んでみても誰とも話せないでいたダニエルが、稼ぎが増えることで徐々に自信を付け、一目惚れした女の子にも頑張って声をかけられるようになるんです。
よかったねダニエル!ガリで買った高級スポーツカーでピクニックデートもするよ!


いやすごくいいシーンだし美少年と美女なんですけど……


残るアオハル要素として成長があるんですけど、後述の通り成長というか生存すら怪しく終わるんですよね・・・大丈夫かなあ

  • 問題から目を逸らした「つかの間の栄華」に気づけるか


観ながら終始「いいのかなぁ大丈夫かなあ」と思っていたんですが、なぜそう思えるかといえば「こんな成功永く続くわけない」と観てる側は知っているからですよね。先を見通さず今の成功だけを追っていてはいつか絶対落とし穴が来る。

大麻もコカインも、ダニエルは金を稼いでもっと楽しく暮らすための手段としか見てないわけです、自分が売った大麻が街にどんな影響を及ぼしているか・どんな人間から仕入れているのか・そいつを裏切ったとき、どれほど冷酷に掌返しされるのか・・・・・・
もっと身近な話にしたって、彼女と密売ダチにそれぞれ秘密にしていることがある。
密売のダチ・ハンターの妹が一目惚れの相手なわけですが、彼女は兄の大麻密売を憎んでいるため、自分が一枚噛んでいる(しかも当初より規模を大きくさせている)なんてことは絶対言えない。
ハンターにも「妹に手を出す奴は殺す」と最初に牽制されているから、「こないだデート行っちゃった」とは口が裂けても言えない。
いっぺんに彼女と親友にバレること・バレた後のことがダニエルにはまったく想像ができていない。

その証拠として、ダニエルはどちらを取るか葛藤するでもなくのほほんと二重生活を楽しんでる。賭けに出て途方もない量の大麻を捌ききった後のお祭り騒ぎチェキ群からは「このサイコーな夏永遠に続かないかなあ!」というキラキラしか伝わってこない。酒と薬のオーバードーズで鼻血と吐瀉物まみれのティモシーが観られるのはこの映画だけ!

彼女も親友からも縁を切られて、途方に暮れてただアクセルを踏み込むダニエル。
泣きっ面に蜂のごとくそこへ襲いかかるのは、成功の証だったスポーツカーを事故粉砕するトラックと、町を飲み込む超大型ハリケーン

知らない土地と降って湧いた大金という設計ぐらっぐらな舞台で踊り狂えるのは、「まあなんとかなるでしょ」って根拠無く思えちゃう10代しかいない、って客観視させるようにあえてダニエルはとびっきり痛い目を見たのかな。痛い目を見てからじゃないと、ようやく自分の自信に何も根拠がなかったということに気づかないのだ。


似たような話で、「台風でどれだけ被害があるか、子どもの頃はよく分かんなかったなあ」と思い出した。川も遠い地域の家なので、「ただの雨と風でしょ」って軽く考えていた。
大量に雨が降ると川が氾濫して濁流で家が押し流されるとか、風で木の板やレンガが吹っ飛んでくるとそれが風と同じスピードで身体にぶつかるとか、どれだけの衝撃になってどんな怪我をするかとか、全然想像できていなかった。
被害に遭って呆然とするひとびとをテレビで何度も見て、ああこんなに恐ろしく取り返しの付かないことなんだとようやく身に浸みてきた今現在である。

失敗を知らないうちの「まあなんとかなるでしょ」っていう根拠無い自信、自分の経験を思い出すとほんとうに胸が痛い。先を見通さずにその場の勢いでうぇいうぇい決めてしまった言動って、どれも取り返しが付かない。機会も大切な人も一斉に無くしてしまう。

どれだけ周囲から警告が発されていても、経験ないし想像が及ばないうちは知らずに渦中へスキップで飛び込んでしまうのかなと、巨大ハリケーンだと知っていて風雨が強まる先へ車を走らせるダニエルの姿を思い出しながら考えます。*1彼が生き延びたならきっと、次は橋を叩いて渡るでしょうか。


まあ上記のような小難しいことを考えずとも
大麻初体験で勢いよく吸い込んで”ハイ”になるティモシーダニエルの表情がキュート」だとか
「彼女のマスカラと互角に戦うティモシーのバシバシ睫毛 is 正義」とか
「欧米の顔つきだと鼻先がくっつくいちゃいちゃが観られてよいなあ」とか
「90’のネオンサインや看板デザイン、音楽もエモくて最高」とか

いろんな観点で楽しめる映画だったのでオススメです。ドライブインシアターで「ターミネーター2」観てたよ!

一緒に観てくれたお姉さんが「顔が良いと何でも許せるところはあるね…」と帰りに呟いていたのが印象的でした。密売は計画的に!!


『永遠に僕のもの/El Angel』2019アルゼンチン

  • カルリートスの魅惑的美少年の造形が100億点

カルリートスことカルロスの、人を惹きつける姿はそりゃもうみんなが語るとおりで。ぐうの音も出ない美しさ。

ティモシー・シャラメは写真の完成度が高いですが一方ロレンソ・フェロのカルリートスは動画こそ美しい。
盗みに入った家でステージさながら踊る冒頭も、盗品の真珠のピアスをして鏡の前で「モンローみたいだ」と呟く姿も、ラモンの母親がセクシャルに親指で捏ねてくる真っ赤な唇も、わたしの好みの造形よりは少し大げさ・下品とも取れるのに、映像からは目が離せない。
キレイに言えば実在する肉体を持つがゆえの美しさ、俗に言えばそそる身体って感じ。

ビジュアル・役者のポテンシャルも悪魔的美少年そのものとしてポイント高いですが、やはりストーリーに関わってくる点としてカルリートスの「悪行に対しての躊躇いのなさ」が本当に悪魔よりたちが悪く、またその迷いのなさが人間を突き抜けてて神秘的にも思えてしまうんだなあ…

欲しい物は何でも手に入れ、目障りな者は誰でも殺す。息をするように、ダンスを踊るように、ナチュラルに優雅に。

こうあらすじに書いてあったので、まあ気に入らなければ殺しちゃうんだろうなあとは思ってたんだけどほんとうに呼吸をするがごとくスッと人を殺す。
相棒ラモンの父親に教わった拳銃を手指のように扱って、盗みに入った先の主、寝ていた警備員、仮眠してたバーの店員、みんな殺す。ラモンの「待ってよ!ただの空き巣が強盗殺人だよ!」という悲痛な表情も何処吹く風で、ゆったりと宝石を漁っては鏡の前で身につけて「若い頃のママに似てる」とうっとりするメンタルの剛胆さ。

原題を考えるに、「僕は天からのスパイ」と自称するシーンがあることも相まって「かわいい美しい天使ちゃん(はぁと)」なのではなく「人間界に一時的に降りてきてる天上の存在」なのですよね。いわゆる「天から遣わされてきたし人間界の理とかわかんなーい」と小首を傾げながら欲しいものを盗み目障りな奴を消すという。

監督も

(彼は)神の注意を引き、神を感嘆させたいんだ。日常すべてが舞台であり、死さえも現実のものだと思っていない。伝説の人物になったつもりで歩き、ダンスをするように強盗を行う。

こう言ってるし、やはり地上の常識で測る人物ではないのでしょう*2
そんなんがたっぷり楽しめる映画です。お目当てに見に行く人はとてもふんすふんすできるでしょう。


  • 振り回され系不憫ハンサム→(越えられない壁)←←←←←←←←←←ド悪魔美少年

観に行くまで特に注目してなかったんですが、カルリートスとつるんで悪事を働くラモンが、まぁ~~~~~~顔がいい。



このーっ!このーっ!このラテンハンサム!!!!!!!えっなに……その瞳の美しさはなに……
あとでパンフを読むと役者のチノ・ダリン氏は89年生まれだそうで、エッロレンソと10歳違う、というか30歳で高校生役、どおりで色気の付き方が段違いなはずだわいな…

初めて学校でカルロスとラモンが向き合うシーンで「は、顔がいい」となってそこからもう大変だった。
あと中盤盗品の絵画を売るためにコレクターに会いに行くシーンがあるんですが、交渉中のラモンの後ろ姿がまぁ~~~~良い。ラテンの人ってどうしてあんなに腰から脚にかけての筋肉の付き方が素晴らしいんでしょうか。踊るための筋肉。
待ちながら酒を飲むカルロス視点のシーンなんですけど、カルロスの情が入っているにしろ良い身体つき。

ラモンが軽犯罪一家の生まれということで、善良な家の生まれだったカルロスも盗みに荷担していくわけですが、蓋を開けてみればカルロスの方がずっと極悪だったわけで。
次第にカルロスのペースに巻き込まれて逃げられないまま、ラモンはしばらくふたりで強盗と逃亡の日々を続けます。

上記で話したとおり、カルロスがすぐ人殺しちゃうからラモンが焦ってあたふたするという天丼を何回かやります。逃亡中とは思えないよう自由な振る舞いを怒りながらも、ラモンはカルロスの何からも解き放たれている思想に惹かれて離れられないんだなあという、不憫さにちょっとぐっと来ます。世話焼きイケメン好きです。

一方カルロスも、誰も愛さないような顔をしつつもラモンに執着しているけど、何せそのアプローチが若干重い上に通じない。鏡に映るふたりを指してラモンはゲバラ/カストロと例え、カルロスは大統領夫婦のエビータ/ペロンと訂正する。寸の間見つめ合って、目を逸らすのはラモンからだ。

いやでも今ちょっと魅了されてましたよね、もうちょっとで魅了に負けそうでしたよねラモンさん!!!
そうスクリーンに手を伸ばしたくなるシーンだったし、もっと言えば「これあと1秒見つめてればキスしただろうに」というシーンがここを含めて3回くらいあった。絶対そう。


素知らぬ顔をしてるのにあるとき顔を覗かせるめちゃくちゃ重い執着~~~それに気づかない本人~~~~大好きな奴です。日本語題の『永遠に僕のもの』はその辺の雰囲気を拾った感じでしょうか

ボーイズラブコミックで読んだ経験のある、クライムサスペンスと愛情の混ざって濁ったどうしようもなさが映像で作り上げられた感じ。





こちらは本編映像をこれでもかこれでもかと公式が流しているので、気になった方は是非劇場で。
OPダンスと鏡を通して2人で見つめ合うシーンふたつが雰囲気知るのに激推しします。



ちなみに渋谷シネマクイントでは作家さんからの応援イラスト飾ってありました。
中村明日美子さんわかりみしかない……わたしは『10DANCE』の井上佐藤さんにラモンを描いていただきたいです。

*1:そういった苦い痛みを抱えた少し年上の世代からティーンエイジに向けての「立ち止まって考えろーーー!!!先を少しだけ想像してみろーーーー!!!川の動画を撮りに行くなーーーー!!!!」というメッセージと解釈するならこれは公式通りアオハルなのかな。いややっぱこれが全面に押されているなら説教くさくてかなわないな………本編自体は全然そんなこと受け取らず楽しめました。

*2:実在の犯罪者をモデルにしつつも、性格や造形はオリジナルとしたというので、この辺の人物観がそのまま実在している相手の発言ではないです。念のため

5/18 NIGHT OF THE ZOMBEABERZ Vol.6 偏愛レポ(完)


祝・一周年
人生に特異点を。

1年、通算で6回目のイベント。ただいまPAPERMOON!

演目も拡大と進化を続けて、今回演者だけで20名いました。大所帯〜!!!
お祝いムードなのかただのかこつけた大はしゃぎなのか、今回は狂乱度マシマシでスペシャルな催しがたくさんありました!


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1. Opening DJ(MARCO.D)

オープニングに躍り出たのはMARCO.D。
動物たちがちょこなんと座ってかわいらしい卓でしゃきしゃきのテクノをかけます。

お客さんも演者も入り乱れて、始まりからやいのやいのと楽しげな会場です。
おいしいおいしいご飯を頼みつつ、お酒やコーラを入れつつ思い思いにおしゃべりして過ごしている。

だんだん敷居が低くなって自分の中で楽しめるようにはなってきたから、テクノをもっと楽しく浴びれる術を身につけたいよアタイ。身体の中で音が跳ね返って弾けるのが分かる。

フロアに出て身体を揺すれば絶対楽しい、楽しいとは思いつつ、お兄さんたちが中央で乱暴な社交ダンスみたいに組んで跳ね回るのを眺めるのも大変お酒が美味しいから迷うよね。乱取りも降霊術もなんでもありだ。


MARCO.Dが音頭を取って、一斉にグラスを合わせたイェ〜イ!
1周年おめでとうの乾杯が、まるでニューイヤーを迎えたホームパーティのような賑やかさ。本当に人がたくさんだねぇ。


2. "電子ドラッグの始め方" キング・オブ・プリズム(かんた&こばやしちひろ&山田くらげ VS 又吉)

怒濤の情報量に流されたり殴られたりしながらも、それでもしがみついて食らいつく様が最高のショーになる又吉さん。
今回ついに、近年まれに見る電子ドラッグと話題のKING OF PRISMを浴びせられるというわけで、みんな又吉さんがどんな風にボコボコにされるのか心配と楽しみの二乗の顔をしている。全く関係ないですが、中世は街の広場で行われる処刑がひとつのお楽しみイベントだったっていうのを思い出しますね。





始まる前に「ぜひ生きて帰ってきてくださいね」とグラスをぶつけに行ったら、おうともと応えて左胸のあたりを力強く叩いていたんです。それは宇宙のどこか見たことのある勇気ある戦士を讃えるときのポーズっぽくて、ちょっとこの後が心配になってしまった。

壇上に上がった瞬間から「生きて帰ってきてー!」「犠牲者ー!」「死なないでー!」とエールが飛ぶ又吉さんと、盤石の布陣で挑む女性3人。

くらげ「今回は『プリズムの煌めき』を感じに来られたということで」
かんた「嬉しいなあ!」

キンプリ・キンプラ・スッスッスとなぞの略称が飛び交うキングオププリズムシリーズ。
簡単に言えば、現実で言うスケートを下地に発展したプリズムショーと、それに魅せられプリズムスタァという高みを目指す若者たちの物語です。
10館にも満たない上映館数だったのが、口コミで広まり全国に広がったこと、応援上映の先駆け、などなど社会現象となるまでに注目された点は多々ありますが、今回は何が彼女らを狂わせてるのかという電子ドラッグの成分調査に又吉さんが身を挺して飛び込むというトークショーです。

ちひろ「わたしたちも観てる間は何が起こったか分からなかったんですよ、でも見終えた瞬間に多幸感に包まれるんです」
又吉「ドラッグだなぁ……」


又吉「(あらすじを見ながら)アイドルってことは、彼らの成長物語ってことで見ていけば良いんですか?」
3人「(スンッ……)(真顔を見合わせる)」
又吉「違うんですねぇ!わかったよ、みんなの推し言えよ!」

全員集合絵を見ればため息、推しキャラを指すために拡大すれば悲鳴と声にならない声、唐突に早口になる、好きに狂った女はそういう生き物です。

発言を随時書き留めていきますが、どれも創作ではないし話している設定に何一つ偽りはないんですホントなんです。

  • 推しについて

かんた:仁科カヅキ
ちひろ:美浜コウジ
「みんなのママっていうか」「ママ?」
くらげ「キンプリはママ力高い人いっぱい出てるから」
ちひろ「頑張ったら母乳が出ます」
又吉「出ねえよ!!!!!!!!!」

ちひろ「尻からはちみつは出ますよ」
又吉「何度聞いてもなんなのそれ!?」*1
「大丈夫キラキラしてますから」
又吉「そこは問題じゃねえよ…」

くらげ:大和アレクサンダー
又吉「さっきから出る"ストリート系"ってなんですか」
3人「ああ~~~~~(嬉しそうに顔を覆う)」「いわゆるアイドルの王道を行く”アカデミー系”とそこから外れて我が道を行く"ストリート系"ってのがあって」
又吉「ああやんちゃな、不良な感じのね……それ(分かった)だけで嬉しそうな顔しないで」

「ショーの時にプリズムジャンプっていわゆる必殺技が出るんですが」
くらげ「アレクは攻撃の時にシックスパックが1パックずつ光るんです」
又吉「待って、なんでショーで攻撃が出るの」


ここまで、スクリーンに映し出されているのはキャラクターイラストのみで、劇中の画像まったく使わず口伝えだけで話が進められているから、又吉さんも五里霧中で必死に道を掻き分けているし未見のお客さんたちも頭に映像が思い描けていないと思う。
又吉さんも「わかった、こういうことだな?」って2分に1回くらい自分なりの解を出してくれるんだけど、それに対する女性陣の反応が渋くて冷たい。やはり常識からは逃れられないのか……

  • プリズムジャンプ

「尻からはちみつ」「シックスパックが光る」とパワーワードの連続で疲れてきた又吉さん

又吉「じゃあさ、必殺技で地味なの教えて?」
3人「地味ぃ~~~???」
かんた「あ、タイガくんのジャンプはねぶたを呼ぶくらいなんで地味です
くらげ・ちひろ「そうねぇ」
又吉「待ってくれよ、ねぶたが出てくるんだぞ?

プリズムジャンプは心のきらめきなので、あらゆることをぜんぶ解決できるって監督が言ってるんですよ。ほんとですよ。

  • 「スッスッスを観てください」

そして話は現在テレビで放送中のエピソード、Shiny Seven Stars(略称「スッスッス」)へ。
先輩チームの背中を追ってきた若い世代の7人がついにプリズムジャンプを飛ぶ物語ですが、それぞれのエピソードがまたにわかには信じがたい狂乱の展開なんですよ。

4話の十王院カケルのプリズムショーに話が及ぶとついに又吉さんが匙を投げる!
社内とプリズムショーの権力争いに巻き込まれマダガスカル支部に飛ばされてしまったカズオことカケルですが、葛藤を乗り越えた先のプリズムショーで、「ジャンプを飛ぶと株価がストップ高になり、天然ガスが湧き、サバンナの動物と踊りながら古代の遺跡に認められる」といういちばんの見せ場があるんですよ。

又吉「いやはしょりすぎでしょ」
ちひろ「はしょってないよ!!」
くらげ「マダガスカルの人々は天然ガスを欲してたんですよ」
又吉「だからってそうなのかって信じられないよ!!動物たちの段階で信じられないのに」

  • 実際に観てみた

まったく信じてくれない又吉さんに、カケルくんのプリズムショーを観て貰うことに。
又吉さんがスマホの画面で3分間の映像を観ている様子を、観客はじっと見ます。

<以下、又吉さんの反応>
(ペンラを構えた3人を見て)応援はするんだ
変わったダンスだなあ
ああスケート
ええwww(かんた「今株価が上がってます」)
ストップ、ははははwwwwwww(くらげ「ストップ高になりましたね」)
wwwwwwww(「天然ガス出ました!」「古代の遺跡に認められました!」)

wwwww(手を振り出す又吉さん)
サバンナの、動物という動物が!!

<<視聴後>>
3人「どうでしたか又吉さん」
又吉「嘘偽り無かったです」
「いかがでした、プリズムの煌めき」
又吉「……輝いてました!」

プリズムの煌めきを直に浴びた又吉さん、3人がこの時間話していたことは偽りじゃないことが分かりましたね!

又吉「アニメーターどんな気持ちでやってんのこれ……」


そして今週の最新話はカツオの大群が出るというミナト回です。


ちひろ「泣けるカツオなんですよ、カツオの大群で泣ける」
かんた「我々は映画館の先行上映で観て来ちゃったんで」
又吉「応援上映もさ、尻からはちみつーとか言うんでしょ」
ちひろ「それはただ状況を説明してるだけじゃないですか」
くらげ「見りゃ分かる」
又吉「難しいな………」

これだけ話を聞いてもさっぱりわからないだらけの又吉さん。
ひとつ理解してもまたひとつ理解が追いつかない場面が現れ、次々と訳の分からない多幸感に流される。簡単に見つかるオアシスは蜃気楼とはこのことです。
キンプリシリーズは元々がスピンオフなので積み重ねられた設定が奥深いんです。どんどんシリーズを見てくれる人が増えると良いなあって思ってます。

ゾンビーバーズ、レディー・スパーキン!


3. 藤子・F・不二雄特集~短編を読もう~(植田そうへい vs 又吉)

MEZ「みなさーんめちゃめちゃ疲れたと思うんですけど、トークはまだ1本目です
又吉「序盤ですね…」
もう感想メモもキンプリでやりきったみたいなところありましたからね…

「被害者ーーーー!!(ハート)」
「犠牲者ーーーー!!(ハート)」
連続出演で聞き手を務める又吉さんに熱いラブ(デス)コールが送られる。若手俳優みたい。

一方初出演の植田そうへいさん、お芝居のときもそうなんですけど客に両手を振る姿がほんとうにキュート。

植田「みなさァーーーーんッ!」
\イエーーーーーーイ!!!/
植田「呼んだだけェ!」

しかし植田さんは破天荒る(はてんこる)人、山も谷も荒技でどんどん乗り越えていく人というイメージだったので、トークもロケットランチャーぶちかまして辺りを焼け野原にすることになるかと思っていました。

思っていたんですが、はじめに手書きのフリップを取り出したので又吉さんが「おやっ」という顔をする。
藤子・F・不二雄の短編を読もう」と題されたフリップ。隅に書いてあるドラえもんが地味に再現度が高くて好きです。


植田「ドラえもんはね、児童向けなので限られたルールの中で最大限書かれてるんです、例えるならボクシングみたいなものなんです。グラブを付け、投げ技・絞め技無し…」
「そこ行くと成人向けの短編はバーリトゥードみたいなもの、なんでもありです!」

いくつかストーリーを取り上げながらその魅力を紹介するという構成。明らかにちゃんとしてますね・・・?
まずは藤子F作品のイメージとしてよく持たれる、怖い話の紹介から。


◇『待ちぼうけ』

植田「中国の故事で、畑仕事してたら木の根っこにウサギがぶつかって、楽してウサギゲットだぜ!って味を占めちゃうっていう」
又吉「ポケモンみたい」
植田「ポケモンはもっと苦労するから」
又吉「すいません(´・ω・`)」

キンプリから続き、返事を受け入れて貰えない又吉さん。めげずにブラックボックスに何度も手を突っ込むの偉いです。

植田「小説家の先生が『僕はもう頭の中に構想はあるんだ、書きだしたら早いんだ』演劇界では良く聞く話ですね」
又吉(脚本・演出)「HAHAHA(苦笑)」

横暴な小説家とそれにじっと寄り添う妻…真実に近づくまでの展開がひたひたと冷たくて、だから最後の大ゴマがとても怖い…ゾッとして大変ワクワクするオチですな!

植田「魅力1 オチがすごい!」


◇『鉄人をひろったよ』
国と国が争うほどの強大な力を持った鉄人が、一組の呑気なとぼけた夫婦によって沈められてしまう・・・沈められてしまっておしまい。

植田「魅力2 オチがすごくないときもある」

この話が好きだなあ。
なんといっても植田さんのあまりにも熱が入ったオノマトペや台詞の読み上げが面白くって、紙芝居に見入る子どもみたいな気持ちだった。
あの、いわゆるマンガ的なオノマトペの字体が、植田さんのお芝居とぴったんこなんだよね。お芝居の中で時々腕や脚がぐるぐるって回転してたり閃いたときに電球が見えたりする。


◇『倍速』
うすのろで仕事もダメ・友だちづきあいもダメなクラフタが、速く動ける「倍速時計」を手に入れて…?

植田「魅力3 オチが下ネタのときもある」

「Fはね、読ませない!1手先のオチを読ませないんですよ」
エッエー!もっとこう人生が落ち目になっていって狂っていくみたいなエンドかと思ったのに!!*2

こうして10分足らずで魅力3つを語ってしまったので「早く終わっても良いよね?」とこのイベントではなかなか無いコメントが飛び出す。


他にも一言コメントと一緒にさっさとじゃんじゃん紹介してくれました。
又吉「熱量どこ行った!最初の熱量!」

◇山寺グラフティ

◇ヒョンヒョロ

こわっ、宇宙人こわっ、ブリキのラビリンスでこういうの出てきましたね。

◇コラージュカメラ

◇女には売るものがある
「ちなみに身体ではないです」

◇ノスタル爺

◇イヤなイヤなイヤな奴
「イヤな奴が出ます」

◇俺と俺と俺
「俺が3人出てきます」

◇カンビュセスの籤
ミノタウロスの皿
◇絶滅の島
「これ全部人間を食べる話です」

◇宇宙船製造法
「斬新な方法で宇宙船を直すっていう感動的な話ですー」

◇恋人製造法
「これはね、ちょっと変態過ぎてここでは言えないです」


エピソードを紹介しきり、やりきった顔の植田さんを又吉さんが引き留めます。
「実演したいシーンがあるんですよ」
「俺もう満足なんだけど」

『ノスタル爺』*3の、ある種有名なシーンをイチからやるという。
戦争が終わった後も長く帰れなかった故郷で妻も死に、とぼとぼとさまよっているといつの間にか幼い頃の自分がいる時間に迷い込んでしまい、そのまま気が狂ったじいさんとして扱われながらかつての妻と自分が成長していく様を見て幸せに過ごす…という、恐ろしくハッピーエンドな話です。。。

又吉「これをやれるのは考えたら植田さんしかいないなって」

二役やってる又吉さんも相まって大変贅沢であったなというシーン再現でした。


4. DJという名のエニウェアフォールデスマッチ (youth k)

いつでもどこでもなんでもありなDJプレイを見せてくれるyouth kさん。
トップバッターを離れ、主砲4番に据えられたお兄さんはこの1年を振り返る選曲です。


まず最初に本人が「楽しい」の具現化みたいな様子を見せてくれるんですよ。それに自然誘発されるオーディエンスとの化学反応がむーちゃ楽しい。

今回はがぁべるさんたちがたっくさんのペンラを振っていたから、最初からびかびかと大盛り上がりです。
S.E.Mがかかると入り口からちひろ姉様が駆け込んできて私と一緒にピンクを振るし、ももクロがかかるとくらげさんが飛び込んできてピンクを振ります。
みんなが推しの出番の時に入れ替わり立ち替わりで一撃加えて満足そうに下がっていくのがとても面白いです。
こんな風にたとえば「ああこの曲ってあの子が好きなアイドルじゃん」って気づく場面が増えていく度に、人生がチョロく豊かになっていることに最近気づきました。


youth k「みなさんにひとつ質問がありまーす!!
 …うまい棒好きですか?」

そしてうまい棒を投げる!投げる!ゲームのボーナス面のごとくあっちこっちへ投げられるうまい棒!チャンスタイムかよ!

宙を舞った90本のうまい棒はのちのち無事回収され、おなかに入ったり持ち帰られたりしました。
「水星」を聞きながらペンラ代わりに振るラッパーとかね。
そのほかにも「とっとこハム太郎」でぐるぐる回り、「働きたくないねー!」と唱和する。初見のお客も巻き込んでもう場外乱闘です。


でも、みんな普段まじめに人間の皮を被って生きているのだから、少し大胆になってみるのもよいのです。そう月夜のせいにして!!


youth k「これからも、ゾンビーバーズですよーー!!」
\\\ゾンビーバーズーーーー!!!///

「こりゃそのうち蛍光灯持ち出すな」ってぽつりと呟くカメラお兄さんの姿がありましたとさ。



5. LIVE 劇団がぁべる

前回、MEZ・MC凜のフロントダンサーとして登場した劇団がぁべるさん。
今回は満を持してソロ公演!ダンスアイドルがぁたぁべるととしての出演です。


ゾンビーバーズ自体初めてのメンバーばかりなのに、場に馴染むのが超速い。youth kさんのDJではペンラを振って仲良くきゃあきゃあと楽しんでました。
その時点で良いグループだなあと思っていたのですが、ライブがもうとっても面白くて楽しかった。アイドルライブというか劇団がぁべるによる「アイドルグループがぁたぁべると」という演目だった。
初めて出会う人たちがほとんどなのに、その空気を丸ごと飲み込んで釘付けにさせてしてしまうはちゃめちゃなパフォーマンス力よ。

眼前で繰り広げられるダンスに迫力があるのはもちろん、観客にサイリウムを振らせ歓声を上げさせる、参加させるためのテクニックがもうすごい。

ダンスメンバーから観客への煽りがあるのと同時に、後ろに控えているメンバー自身が踊ってる仲間にコールも入れるしパフォーマンスにはしゃいでいる。「尊い…」「あっ好き!」とオタクな歓声を送ってるから、こちらもつられて声援が口から出る。
もともと場への順応が上手い人たちがお客に多いんですが、ああそういう空気感で観ていいんだって秒で理解できてしまう。
初めてライブに行ったときって、周りのオタクを見て楽しみ方・コールの参考にするじゃないですか。その役割が他ならぬメンバーがやるという。そしてその様を見て面白がりつつまんまと乗せられる観客という構図。
初めての場所初めてのお客さんに対して、こう楽しんで欲しいって照らして敷居を低くするの本当にナイスなやりかた。


というわけで、いまかわさんがウィンクを飛ばすと、なんということでしょう。
おしゃれなライブレストランは熱気こもるドームに
初見のお客さんは努力の軌跡を追ってきた古参オタに
そして最前の私は喉から絶叫しか出ないファンサ乞食に
一瞬で変わってしまったのです。これが魔法でなくてなんなのか。

わたしがムードに当てられたとはいえ、がぁたぁべるとメンバーのパフォーマンス・特にファンサがすごすぎて、最前で浴びせられたらとても正気では居られなかった。居られなかったんですよわかりますか。

メンバーが自分の売りを上手に分かっていて、客を自分推しにしようとするゴリゴリなアピールが、とても脳直で効きました。
てばさきさんの癒やし笑顔、つなまよちゃんの「はわわぁ~」からの照れ笑顔、くるみさんの健康的なセクシーさ、しほさんのキュートさ、ゆいさんの愁いを帯びた美しさ…そしてレディーな雰囲気と慈愛を併せ持った笑みでのいまかわあや*4


わたしファンサってこう、「あっ私のカラー振ってくれてるうれしー!」というきゃわきゃわなイメージしかなかったんですけど、昔都市伝説で聞いたことのあった「担当替えをさせるほどの力強いファンサ」というものがある。ほんまにある。

いまかわあやのね、怒濤のファンサがね、しゅごい。
目を合わせながら近づいてきた、と思うと去り際にふっと微笑まれる、その次は手を取られ、最後には「ありがとう」って肩を抱かれる。
しかも会場全体が釘付けな、かっこいいダンスパフォーマンスの最中にですよ?

一番最初は緑(つなまよちゃん)振ってたんですけど、もう最後には真っ赤です。すまない。


最前の客はしゃぎすぎでしょって後ろのお客さん思ってるだろうなって感じました、笑い声聞こえてましたもん。
あのあれですよ、せっかく最前ドセンター席だし、すごーくファンサしてくれたし、こっちもお返しに最大限はしゃいだら場が盛り上がるかな?って考えた上で胸を押さえて失神してたんですよ?あの狂乱はすべて計算ですよ。

昔ジャニーズの茶の間をしていたときに、TVライブでファンサを眼前で貰い言語を奪われたファンを観てハハハと笑っていたんですが、もうそんなこと言ってられませんね。身体の中で感情が爆発して悲鳴しか出なくなる瞬間が人生にはある。
”発信された愛の中から私を選んでお礼をしてくれた”っていう瞬間的な爆発はやばい。

4曲披露して、その中でも悶えるどよめきが広がった「月のワルツ」とラストライブにふさわしいファンサ曲やばかった……

月のワルツ」の、あやさんとゆいさんふたりによるストーリー仕立てのダンスが本当に美しかった。
いまかわさん脚の動きがお美しいな。これは美しい脚なんですという意識を持って動かされているのが分かる。本気。

みなさんも曲中に色変えしても嫌な顔ひとつせずファンサくれるんだもん…やさしいやさしいか…


すっかり沼にドボンしてしまったのにもう解散しているとか一夜の夢すぎるよ!劇団がぁべる追っかけます!!


6. LIVE Jun+ with friends

すっかりお馴染みとなったゾンビーバーズの申し子Jun+!
イベント始まるときにみんなと乾杯してくれるJun+くんほんとにいい人。

今回はひとりではなく、仲間と連れだってのライブです。前のがぁべるさんから昂ぶった空気を引き継いで、セクシーに演奏してくれました。

  • 90's TOKYO BOYS with MEZ&MC凜

ちょうかっこいいギターのリフから始まり、ラッパーコンビも加わってロックナンバーをノリノリで演奏するJun+。ラストはギターソロを存分に聞かせてくれてアガルアガル!
彼の演奏、この音楽かっこいいから自分のものにしたいっていうド直球のリスペクトが伝わってくるのがすげーいいんですよね。好きなバンドだから聞けてめっちゃ嬉しい。

90'S TOKYO BOYS

90'S TOKYO BOYS

  • OKAMOTO'S
  • ロック
  • ¥250

  • 深夜高速 with youth k

Jun+「今日はもうひとりお呼びします!」
youth k「おっ!誰だ誰だ!」
MEZ「それは…お前だー!」

最前でカメラを構えていたyouth kさんを引っ張り上げて、愛して止まないフラワーカンパニーズの代表曲をふたりで歌います。
ゾンビーバーズの兄貴分、youth kさんがついに歌う!このときは”寡黙なロックンローラー”になるらしいですよ?
これもやっぱりイントロのギターが耳に残るかっこよさ。

「生きていてよかった そんな夜を探してる」と祈るように叫ぶサビで、観客も思わず合唱していて、一体で楽しめた時間でした。Jun+もyouth kさんも熱いから、ほんとにグッとくる。youth kさんの特集を聴いてからほんとフラカン好きになって、いろいろ聴いているけどやはり「深夜高速」は特別な曲なんだなあって思う。

深夜高速

深夜高速

最後はオリジナルをガシガシ弾いて気持ちよく〆てくれました!
Jun+くんが一心に弾く様に、何度もセクシー!と声援が飛ぶ。グッとくるというところに色気を感じるのかしらね。ちょうかっこいいのはビンビン伝わってくる!


7. LIVE MEZ&MC凜

今回のライブコーナーは総じてファンサ回。
なんとラッパー二人からもファンサがたくさん貰えるスペシャルでしたよ!さすが1周年。
隣のてばさきさんとつなまよちゃんが、初めて凜さんから握手のファンサを貰ってはわわぁ~と喜んでいた。お触りおっけーなんですか!?
一方。腰痛師匠の腰を破壊するみたいなコール…野次…?みたいなのも飛んできてて、いやあモテモテなコンビだなあって思いました。

MEZ「おうおうお前らの腰も壊してやんよ!!」*5

  • お茶の時間

前回加わったMEZさんの、スマートなdisと怒濤のラップでブチあがる新曲。凜さんも参戦して、1曲目からもうふたりのかっこよさが際限なく表れてる。

今回様々なファンサが飛び交うライブだけど、ラッパーMEZのファンサはひと味違う。
反応がめざましかった観客へ、曲の合間合間に特大チョコ棒を渡すという、二重の意味で美味しいやつやそれ!!*6

ゾンビバ令和のキラーチューンなんじゃないかと思っているくらい好きな曲。コールへの煽りとかパート分けとか、ふたりのキャラクターとしての魅力がぎゅっと詰まってる。
捲られるスケッチブックに合わせて返すコールもとっても楽しくて、何処でやっても盛り上がる。ふたりの後ろで先導して跳ねてくれるDJ MARCO.Dもめちゃ楽しそう。

\よくなくなくなくなくなくなーい!?/

  • まだ寝てたい

「まだ寝てたい まだまだ寝てたい」だよって教えてもらったのにどのレスポンスも「まだまだ寝てたい」で返すお客さんがいて吹き出してしまった。フリーダムロケットランチャーだなあ。

年度変わってからついに歌詞が「明日も明後日も六時起き」になってしまい世知辛い。
歌い終わってから現実のつらさに涙ぐむ凜さん…新社会人ってどうしてあんな環境の変化に放り出されるのだろうねぇ。

  • とるにたらない愛しさについて

MEZ「誰も思ってなかった、1周年続くとは思ってなかった。ほーんとに」

ゾンビーバーズが途切れることなく「また次やろう」と続いたのは、誘えば喜んできてくれる演者と観客あってのことですよと語ってうたいはじめたラブソング。
また会えるかなあって、駅や駐車場で友人と別れたとき覚えるさみしさって何歳になっても生じるもんなんだなあ。
まっとうな大人の振りで立っていても、制御しきれないさみしさや執着がある。それを等身大のかっこわるさで想いを吐露している言葉たち。この人の書く言葉の連なりが、私は大好きなんですよねえやっぱり。なんていうか、いつでも端っこがやさしいじゃない。

なーんてな!っておどけたのちやんややんや囃されて恥ずかしがるMEZさん。がぁべるパワーによりめちゃくちゃかわいがられてる33歳!!

  • ウタカタノヒビ

ままならない日々も一瞬で弾けて消えてしまう楽しい時間も、仲間たちとこっそり笑って進んでいきたいって思える曲。
深みのある声をもってうたって、またひとつ成長した姿を弟子が見せてる脇で、うまい棒を囓ったり食べさせ合ったりしてる師匠とDJのメンズコンビが良いアクセントなワケですよ。このゆるふわな感じがゾンビーバーズライブって感じしますよね。

  • NIGHT OF ZOMBEAVERZ

客席後方でどっかと構えていたゴライを仕上げに投入して、ライブ最終盤は最高潮の盛り上がり。
回を重ねる毎にコール入れられる部分が増えてってほんとに楽しい楽しいなんだよな。ゴライパートでみんな仕事へのヘイトを叫ぶのが本当に結束を感じる*7


パンフに書くためにVol.1のライブを見返したんですが、凜さんのたどたどしさが今や見る影もなくてもう新鮮だったし観客のおずおずとした集まり方もまるで別会場みたいだった。
一回一回のライブで違った面白さをくれて、楽しんでいるうちに1年ライブが続いたこと、本当にすごいなあありがたいなあって思います。

このコンビ今度そとのフェスに出るんですよ!!!
素敵なお店でお酒呑み歩きながらライブを楽しめるの、本当に楽しみ。令和もどんどん我が道を歩んで、楽しくうたって行ってほしいです。


8. あえてのアベンジャーズじゃない奴ら特集 ~X-MEN~(阿G)

阿G「皆さん、アベンジャーズエンドゲームもう観ましたかー?」
\\\みt○△n◇×ー!///
阿G「どっちか分かんねーや」*8

GW中3回観に行ったという阿Gさん。
「エンドゲームを観てください特集」かと思いきや、じゃない方特集です。

阿G「アベンジャーズの映画って今やってるのも含めて22作品あるんですよ、観てほしい気はあるんですけど、それを今から全部履修させるのもちょっと心苦しいな…って気持ちがありまして」

もうすぐ完結に向かうマーベルコミック発映画シリーズとして今回紹介するのが「X-MEN」

X-MEN、「世界でいちばん読まれてるコミック」*9であり、映画シリーズも20年やってる(!)のに、いまいち世間が盛り上がっていない。あれあれ。

最新作公開も近いので、映画シリーズのストーリーをさらいつつその魅力を紹介しようという特集です。

  • お爺ちゃん同士の痴話喧嘩

阿G「髪のあるおじいちゃんと髪のないおじいちゃんです。このふたりの痴話喧嘩によって毎回世界がひどいことになります」

遺伝子変化によって超能力を持って生まれた「ミュータント」と呼ばれるひとびとが、差別をしてくる人間たちを滅ぼすか共存するかで揉めてあっちゃこっちゃ痴話喧嘩をするという。
テレパシーが強力な「プロフェッサーX」と、鉄を自由に操れる「マグニートー」は、それぞれ組織のリーダーです。


「原作だと"磁界王マグニートー"って自分で名乗ってる…これダサいって思った人は鉄分注射されて内部から破壊されます*10

元親友でも道を違えたふたり、でも未だになんだか仲良し。

阿G「マグニートー、テロリストなんで時々警察に捕まるんですけど、プロフェッサーXがそこに出かけてってチェスをしてあげたりとか」
マグニートーの方も殺そうとしてるのに、部下がプロフェッサーXの悪口言ったりすると『おいお前にアイツの何が分かる』とか言っちゃったりして」

めんどくさいよぉー!もー!と女性陣から喜びの声が上がります。みんな限界感情が大好き。


ミュータントの子どもたちが集められ、大人たちから力の使い方など教育を受けて育っていく。
その先生たちによるチームが「X-MEN」!
映画の主人公、鋭い爪と回復能力を持つウルヴァリンさんがX-MENに加入するところから物語スタートです。


阿G「X-MEN、他にもいろんなメンバーがいまして、」
と言いかけた瞬間に客席のお兄さんたちが"推しの話だ!"と言わんばかりに拳を振り上げる一幕がありました。*11

ちなみに阿Gさんの推しは敵側に所属する、変身能力を持つミスティーク姉さんです。


3作目『ファイナルディシジョン』で話をいったん完結させたものの、
阿G「人気キャラが、いろんな関係で雑に処理されていきまして…その点が原作ファンからはかなり不評なんですが」
お兄さんたち「そうだそうだ」「不評だ不評だ」
「不評を言ってるファンがいる…」

推しのミスティークさんも退場させられちゃいますが、慕っていたマグニートーとの残酷な引き際が阿GさんにはヒットしたのでOKみたいです。


そしてシリーズ製作が進むのですが、ここからいろいろな矛盾が生じ始める…。

阿G「シリーズのファンは作品を愛するためにその矛盾と向き合っていかなければならなくなってくるんですけど」
阿G「大きく言って2つの問題、細かく言ったらもっとあるんですが大きく言えば2つです!」

ここから、頑張って作品の手を取って理解しようと努める阿Gさんの姿が、もはや涙ぐましい。

ウルヴァリンの兄であるセイバートゥースさんが、シリーズ中盤で作られた1の前日譚でなぜかビジュアルも性格も全く違うという大問題

阿G「ファンはもう、いろいろあって…コレになったのかなって頭の中で余白を埋めるしかないんですけれども」


◇『ファーストジェネレーション』
痴話喧嘩をしていたお爺ちゃんたちの若かりし頃を描く作品です。
三時のお菓子より回想録が好きな私はテンションが上がります。

阿G「シリーズでもいちばん面白いし時系列的にもいちばんはじめなんでココから入るのオススメです」

阿Gさんのもう一人の推しであるアザゼルが登場します、瞬間移動能力です。

阿G「この人すごいのがホントやり方がえげつなくて」
「特殊隊員を掴んでは空中にテレポートして放して、自分だけ地上に戻ってくるという…『テレポートでこんな戦い方初めて見た!すげぇコイツ!みんなコレやれば良いのに!!』って思いました」

なかなか興味をそそられる内容ですが、ここでも時間軸が未来の作品との整合性として

・プロフェッサーXいつ怪我したの問題
・ふたりいつ喧嘩したの問題

とかちょこちょこ見逃せない点も出てきます。


◇『ウルヴァリン サムライ』
阿G「これはいいかな、なんかウルヴァリンが日本に行く話です」
MEZ「そんな植田さんみたいな!」
阿G「『ウルヴァリン日本に行く』です」


◇『フューチャー&パスト』
『ファーストジェネレーションズ』の直後の時系列にタイムスリップしてどったんばったん大騒ぎ…と思ったら

阿G「お!俺の推しのアザゼルさんが!アザゼルさんに会える!ってワクワクしてたらなんか、ファーストジェネレーションズとフューチャー&パストの間になんか死んでるっぽいです
( ゚д゚)
阿G「ンンンン~~アア~~~~まっそうか、そういうこともあるよね!
お兄さんたち「偉すぎるだろお前!!」


そして突然取り出した赤マッキーによって時系列一覧に書き込まれたのは、おっきな矢印とバッテン!

阿G「まーざっくりいって色々あって(初期三部作からフューチャー&パストの直前まで5作品の)ここの歴史が無くなります!
これでアポカリプス・最新作のダークフェニックスに繋がるんですね」

すごい畳み方をしてきたなぁ!作品内でいくつか説明したにしろ、残りの矛盾解消のやり方として荒療治ですよ。


コミックのタブーを無視してはちゃめちゃやらかすヒーローで人気を博すデッドプールさん。赤くて刀を持ってるのが特徴です。この彼がX-MENに登場する、役者は今やピカチュウの声もやるライアンレイノルズと聞いて期待が高まりますが…?

阿G「ウルヴァリンの前に立ちふさがったデッドプールがこちら」

「あれ?」「ええ…??」ってこのイベントで聞いた中でいちばんの戸惑いの声。
「どうしてこうなった」って下を向くしょぼしょぼのお兄さんたち。

阿G「僕結構ラスボスとしては嫌いな造形じゃないけど、コイツのスピンオフ見たいかっていうと確かになって…」

今実写で知られているデッドプールは、ライアンレイノルズ本人が働きかけて7年越しに叶ったものというわけです。
X-MENの歴史やエピソードを知ってるとより楽しめる小ネタが満載の作品とのこと。3も予定されてるからしおしおのデップーが楽しみだ。



阿G「というわけでたった12作品ですから、最新作公開にまだ間に合うと。MCUの半分ですよ?」
お兄さんたち「麻痺してるよ!!」
「まあそんな12作品も観てられないよって人は、どうせ歴史は消えてるんで各自脳内で余白を埋めて貰って
『ファーストジェネレーション』『アポカリプス』『ダークフェニックス』
でいいんじゃないでしょうか!」

阿G「だって俺の推し、ここの行間で殺されてるんだよ、観てたって飲み込めないところは飲み込めないよ!!
ついに隠された想いが出てしまったところでお時間です。

ちなみにX-MENは映画化の権利が買い戻され、MCUに合流することが決定しています。
というわけでどっちのシリーズも観てみるとオススメという、今回もまんまと合わせ買いさせられてしまうのでした。


9. ぼくのすきなスタンド特集Ⅱ(ゴライ)

人類に残されたリーサルウェポン、敵と共に己も死なん。ゴライくんが大トリで登場です。
いつの間にやら着けたサングラスにもう誰も違和感を抱かない。


MEZ「ひとりで受け止める自信が無いので、今回阿Gくんがサポートで入ってくれます」
阿G「圧がすごい」
MEZ「あのねぇ、俺はいつもひとりでアレを受け止めてるんだよ」
ゴライ「ハハ申し訳ないですね」
MEZ「ほんとに思ってるのか!!」


ゴライ「じゃあね、前回はスタンドの定義とか説明したんですけどそういうのはもう飛ばす!

開始して10秒で呆気に取られる阿Gさん。
今回のゴライくんここまでずっとダウナーに見えたのに、何でこんなに急にアクセルキマッてしゃべり出せるのか本当に不思議…

画像が出るだけで歓声が上がる男前!持ち主と合わせて最高の男たちですね。
ゴライ「もう皆さんご存じですね」
「もうオラオラだけでおなかがいっぱいって感じなんですよね」
空条承太郎ってのがどのくらい最高かってのは3部のコミック観てもらった方が早いんで、そちらを皆さん見てもらって欲しいと思います」

途切れることなく延々とトークするゴライくん。
舌鋒鋭いはずのお兄さん二人が挟む間もなく途方に暮れるほどの話しぶりは立て板に水のごとく途切れることなく、2分間しゃべり通しでした。がまの油でもがぶ飲みしたんでしょうか彼。*12


激流に飲み込まれたふたりは、スタープラチナの話が終わって「はいじゃ次行きます」って瞬間を狙って必死に顔を出す。

阿G「ほんとに!?ホントにスタンドの説明しなくて大丈夫?!」

出すも、すぐに「大丈夫!!」「ひっこめー!」って観客にむりやり頭を沈められるかわいそう。

  • ゴールドエクスペリエンス(5部)

ゴライ「この能力他にも何に使えるかって、鼻がとれたりするじゃないですか」
MEZ「鼻は取れねえよ」

MEZ「ちょこちょこ(制作現場を)見てきたように語るねえ…」

コメントを挟むならここだって思ってマイクを取り上げるのに、何かを諦めてやはり下ろしちゃう阿Gさんがいじらしい。

  • ソフトアンドウェット(8部)

ゴライ「1巻からこのスタンドちょいちょい設定が変わるけど気にしたら負け」
阿G「(深く頷く)」*13
ゴライ「矛盾なんてジョジョで気にしたら負けなんですよ」

ゴライ「最近はね、このシャボン玉のなかにいろんなもの入れてびゅーんって飛ばしてバチンバチンアーみたいな能力がね」
MEZ「待てェい」
ゴライ「なんすか、いいんすいいんす」
MEZ「エー!!」


あまりにラフな説明に引き留めたら、制止をさっさと払いのけられてしまいショックを受けるMEZさん。前回までは聞いてくれたのに!
この辺で「アッ今日のゴライくんは誰も止められないんだ」って会場の全員が受け入れちゃった節がある。

  • エンペラー

「もうねえエンペラーの良いところはねこの出し方!コレが分かれば良いところがある、はいじゃあ次」
MEZ「ふざけんなー!もっとエンペラーの良いところあるだろ、きっ聞けェー!」

  • シンデレラ


ゴライくんが熱烈に応援する山岸由花子が、恋する広瀬康一くんと想いを通じ合わせようと頑張る中でスタンドと遭遇するというエピソード。


ゴライ「(康一くんを)めっちゃくちゃ好きなんですけど、一回拉致って誰も居ない別荘につれてって拷問しちゃうの、それで康一くんの気持ちが離れちゃうんですけど」
MEZ「諦めろよって話なんだけどな」

山岸由花子の話を熱烈にしているゴライくんを二人で眺めながら「お前行けよ」ってMEZさんがつっつき「無理っす」ってクビをひねってしまう阿Gさん。


ゴライ「でね、<シンデレラ>で身体のイメージ全部変換して、山岸由花子は愛に対して超無敵のスーパーウーマンになります」

「コレね!愛に対して無敵になった山岸由花子がね!もうすげえねえ!もうねぇ!ニッポンの未来はウォウウォウウォウウォウ ってことですよ」
MEZ「なにて!??!!」

なんで!!ここでゴライくんの語彙に急にLOVEマシーン2000が登場したのか!!!!!もう分からなさすぎて爆笑した。阿Gさんも作画が変わるくらい顎を外して笑っていた。



ゴライ「『(本当の自分の顔を)選べないわ』ってなってるところに康一くんがね、もう山岸由花子のこと好きになってるから、テッテッテッテッテーってきて『あっ山岸由花子さん』…」
MEZ「(脱力)そーんな歩き方してたかなぁ…」

ゴライ「これがね、アニメになったらたったの1話で終わりやがってね、ふざけんな2話つかえよバーカ!って」
阿G「お前がシンデレラの話すげー好きってことは分かったよ、エンペラーの話10秒くらいだったよ」

映像観たら10秒エンペラーvs5分山岸由花子の話だってハッキリしました。

  • チープトリック(4部)

毎回ゴライくんトークって法定速度を20キロくらい無視してぶっ飛ばすスピードなんですけど、今回この辺りから特に可聴スピードを突破しはじめる。
ただただ楽しそうな彼と乗りこなせないまま鞍の上でバインバイン跳ねるお兄さんふたりを眺める一瞬がありました。

ゴライ「この戦いはね荒木先生の仕事の中でも1本や2本に入るすごい仕事だと思います」
阿G「…ここまで質問がある人居ます?」
植田「いや質問をするときりが無い!!」

  • ヘイ・ヤー(8部)

「ひたすらラッキーな言葉をかけ続ける」だけのスタンド。
ゴライ「すーげー励ましてくれるからオレちょっと居て欲しいんですよ」

  • ストレイ・キャット(猫草)

ゴライ「もとはネコちゃんです」
「スタンドを発現する矢にバスゥッて顎の下辺りをグサァってやられちゃったネコちゃんが死んじゃうんです、で土ン中にナァ~ンって埋められちゃったんですけど」

ゴライ'sオノマトペは本当に味がある*14

「このストレイ・キャットの被害にひじょ~に遭ってしまったかわいそうな女性がいるんですよ」

  • 川尻しのぶ


殺人鬼である吉良吉影が、夫を殺し成り代わっていることに気がつかず一つ屋根の下で暮らすことになってしまった人妻。
なのですが、中身の吉良の危険な雰囲気に惹かれ、忘れていた恋心にときめくという。

ゴライ「でねそのシーンが、この先だっけ?(スワイプ)」



ヒエッ




突然大写しの漫☆画太郎が現れてしまって全員がおののく。
しかも、ゴライくんがまるで見えてないみたいに話を続けるから「幻覚なのかな…?」って余計ゾゾッとした瞬間でした*15


ゴライ「普通に金庫を開けずに、スタンドで金庫を爆発させて盗んだ吉良を見て『なんてロマンチックなの』…!?ってしのぶは思っちゃうの!
それを見て俺はどう思ったか!」

「普通はそういうことを思わないだろしのぶー!!
でもオレはお前のことを!ちょっと好きになっている!



その後も、人を殺したくてたまんないゲージが最高潮になってる吉良が、川尻しのぶを背後から襲う…!と直前で気づかれてしまい服を破いちゃう。

「命が奪われる寸前だったのに川尻しのぶは勘違いしてドキドキして『あなたのことが好きになっているわ…!』って言っちゃうわけですよ!そこでオレはもうね!」




「どういうことなんだしのぶー!好きにならないだろ普通!!なんで好きになっちゃうんだよ!
でもなんかお前のことをオレは好きになっている!オレは好きになっている-!!もうお前は何処までも行ってくれって思うわけですよ!」


「それでこれが最高潮に達するとき!
地下室でネコを見つけて一悶着あるわけ。
「ウワー!」なんて怖い思いしてああアナタぁなんてエイエイエイ♡つってとにかく甘えちゃうわけですよ
それでオレは好きすぎて、フゥウウ↑川尻しのぶゥ↑って♡」

愛が最高潮に達するゴライくん、もう1秒間の文字数が10くらいになっていました。


ちなみにその頃お兄さんふたりは、いつの間にかマイクを仲良くテーブルに置き、フィギュアを眺めたりスマホで自撮りを撮ったり思い思い楽しんでいた。


ゴライ「ちなみにそんときのやられてる時の吉良吉影の顔がこちら、すんげぇ引いてる」
「いやぁやって参りましたスタンド特集ですけどね」
観客「猫草はー!?」
ゴライ「猫草?なんのことかわかんないですね」

ゴライ「『ぼくのすきなスタンド特集』改め『川尻しのぶ』特集でした!じゃあねバイバイ!!」

ゴライくんを見送りながら起こるしのぶコール!


エンディング後「後半ほとんどスタンドの話じゃなかったな」って観客からツッコミが入るの初めてだったわ。
20分間のトークで、およそ10分が山岸由加子と川尻しのぶの話ですからね。


MEZ「過去、これほどこの席にいて無力感を感じたことないですね」


帰って行くゴライくんの背中がとても満足そうだったのでよしとする…のか…?


MEZ「あいつ…満足しきって俺たちを置いていったぞ…」


<おまけ:ぼくのすきなスタンド 置いてけぼりのふたり篇>
阿G「<太陽>が好き」
MEZ「<イエロー・テンパランス>が嫌いじゃないです」



しかし、こんなに訳の分からない元気を貰える20分無いよ。血中に元気を直接刺したみたいになる。
フリップ芸が進化を遂げていくゴライくん、これからも好き勝手に話してどんどん私達を置いてけぼりにして欲しい。



おわりに:アフタートークと言祝ぎについて

MEZ「信じがたいんですが、1周年記念ゾンビーバーズ、今のでおしまいです」


話し終えたらさっさと演者を辞めて、機材を仕舞いコードを八の字巻きしはじめたゴライくんを再び呼び戻すMEZさん。


MEZ「あのぅ、ゴライちょっと座れ、座れ……なんて晴れやかな顔してやがる!」
ゴライ「いやぁスッキリしましたね」


MEZ「………え、アフタートークします?」


そんな感じでゆるっと続く1周年アフタートークです。


MEZ「ゴライくんがね、ゾンビーバーズのために新調した食人族Tシャツもだいぶ色あせて」
ゴライ「そうですね、最初の頃から比べれば色褪せちゃって……
まあこの色味が良いと言ってしまえば、良いという感じかもしれないじゃないですか」
MEZ「テキトーだなあ!」*16

MEZ「ただただみんな図太くなっていくっていう」
ゴライ「良いことです」


MEZ「僕はね、このふたり(阿Gとゴライ)が楽しそうにしてればいいやと思って始めたんですけど、
いつの間にか、『youth kとMARCO.Dが楽しそうにやってくれればいいや』ってなったり、
『又吉さんが苦しそうな顔してるのが見れればいいや』って思ったり、
『かんたとホンダランは永遠に見ていたい』って思うようになったり……」


ぜーんぶわかりみが深い。回を重ねるごとに定番トーク陣が予想外の方向に進化していくの面白すぎるのです。


***


前回に引き続きパンフレットにお邪魔して、書かせてくださいってお願いしたのは第1回ゾンビーバーズのレポでした。
Vol.2からは感想を上げはじめたけれど、何気に初回を書けなかったのが気になっていました。やっと昇華できた。


毎回、そう毎回感想を書いている。飽き性なのによく続いてるなあ。
どうして書きたかったのか?そんなの、面白いって知って欲しいからに決まってる!

話の勘所を分かってもらえるよう言葉を入れ替えることはあるけれど、なるべく語られたことそのまま、嘘も誇張も無いように書いている。面白いところは読むだけでも面白い*17

だけど当たり前だけど、その場で聴くとどのトークもライブも、この文の10倍くらい面白いんですよ。
要因は構成や言い回しだけじゃなくて、熱、気を狂わせるくらいの「好き」って熱量です。

舞台に上がる人みんな、羨ましくなるくらい笑顔なんですよ。自分の「好き」をいっぱいに抱えて語るから。
その熱に気圧されて上がる拍手、思わぬ切り口に漏れる笑い、重ねるたび生まれる掛け合いの妙……会場で作られる雰囲気全部が、その場限りとするには勿体ない。
だから来れなかった人にも「好き」の熱量が少しは伝わるように、なんとか書いています。


イベントには蛇足の、本心を言えば。
これらはぜんぶ、「好き」に対する自分の判断が信じられなくなったときに、「あの日は『好き』って感じて、めちゃくちゃ笑ったなあ」って思い出すよすがにするための文章なんです。
どんな風に語られた誰の言葉に、わたしは心震えたのかと思い出すため。
そう自給自足わたしのため。非常食エピペン酸素マスク、なんとでも思わせてくれ。


わたしのための文章が、他の人にとっても「楽しい集まりだったね」って振り返るために読んでもらえたらこんなに嬉しいことはないと、恐る恐る公開しているんです。ほんとだよ。
現実を生き延びるための言祝ぎが「好き」でありゾンビーバーズなのだと解釈してます。
わたしはこのイベントそのものが好きだ。だから、文字を書いて拍手を送る。イベントとそこにいるひとたちを言祝ぐ。


***



MEZ「次はね、8/10を押さえさせていただきました」
客席「ロッキンとかぶってる!!!!」
MEZ「去年もロッキンにぶつけました(悪いかお)」


MEZ「末永くよろしくお願いいたします。じゃあねバイバイ!!!」


1年続けてくれて本当にありがとう、ロッキンを凌ぐくらいの一大フェスになるまで続いて欲しい!

*1:「はちみつキッス」って元々は女の子が飛んでたジャンプなんですよ…信じられないかもですが → ‪https://dic.nicovideo.jp/id/5411470

*2:それはどちらかといえば赤塚不二夫ですか

*3:見直すとこのタイトルもなかなかすごいな

*4:がち恋になるとフルネームになってしまうオタク

*5:ストリート系だ

*6:貰えなかったセクシー3から「仕入れが少ないんじゃないかー!俺は90本買ったぞー!」と野次が飛ぶ

*7:「言うても殺せる道理がねえ!」って加わってたね。圧倒的殺気

*8:一瞬コブラの作画になる

*9:「ワンピースより!?」「『バクマン』で言ってたんで、もし違ってたら『バクマン』に言ってください」

*10:メタリカだー!」

*11:サイクロプスさん。目からビームが出る。バイザーをしている。 お兄さんたち「「かっこいい!」」

*12:あとで書き起こししてみたいくらいの語り方だよ

*13:MEZ「まるでそんな映画シリーズを観てきたかのような頷き方だ…!」

*14:お気づきかと思いますがわたしはゴライ'sオノマトペを文字化するのが非常に好きです

*15:単純にオチ画像を先出ししちゃった

*16:ゴライ「いやもう終わっちゃったんで頭ほわぁああみたいな感じなんですよ」 観客「賢者モードじゃねーか!!」 MEZ「一回絶頂を迎えたってことか」 「そう(トーク中)ずーっと絶頂 ああああああああ~~!!!!!! ▂▅▇█▓▒░(‘ω’)░▒▓█▇▅▂ アァおおお…みたいな、賢者を越えてもうよく分かんない、真っ白の世界だよ」 阿G「二重の意味でマスターベーションだよ」

*17:と鉛筆を握ってる身からすれば思うのだけど自惚れのひとつになるだろうか

3/30 NIGHT OF THE ZOMBEABERZ Vol.5 偏愛レポ(完)

自家製サンクチュアリ


平成狂乱合戦ゾンビーバーズ、なんともう5回目です。

目新しい試みもたくさんでこちらを全く飽きさせてくれない7時間でした。おかしいたのしいさわがしい!!

***

***

1. DJという名の即興MAD制作(youth k)

youth k「こんばんはyouth kでーーーーす!! 宴会芸しまーーーーーーーーーーす!!!!!」
リハからハピネスが高まっていたyouth kさん、なんと今回開始早々ステージのDJ卓を降りる!客席前方のアクティングスペースで踊ります。私の中のDJの概念がどんどん拡張されていく。

すっかりおなじみになったアイマス曲のコーナーでコールをどんどこやったと思えば、お酒を飲めや飲めやの曲で男気を見せて一気飲み(烏龍茶)をし、「イッキはだめだよ!」と標語を叫ぶ。楽しいパーティーの始まりにふさわしい、花火のような賑やかさのお兄さんです。いつもUOありがとうございます。

そのあと椎名林檎を放り込んだら「なぁにアイツ…」「急に大人っぽい曲かけてドヤ顔して…」ってお兄さんたちから声援飛ばされてた。愛され!

今回のタイトルにもなってる「即興MAD制作」、フレデリカちゃんとPの軌跡を辿りながら聴く小田和正にしみじみと感じ入ってしまう夕暮れ時…
もうなんか、起承転結があるプレイだからこの小一時間だけでもう完結の気分なんですよね。楽しい嬉しい大好き!もちっとだけ続くぞい!


MEZ「このあとのMARCO.Dがやりづらそうにしてるぞ!」

2.国民的ヒーロー特集(だいちょー・又吉・MEZ)

又吉さんを囲んで熱量でせんn…啓蒙していく人気コーナー。今回珍しく、又吉さんも好きなあのヒーローだ!だいちょーさんも青い服着てるしね!映画公開だしね!

「又吉さんも好きでしょ?ジャッキー!」

「……今回ドラえもんじゃないんですか?」と渋る又吉さんに「ドラエー(成)モン(龍)」と囁くMEZさんがナイスプレーである。

又吉「あともう左上が気になりすぎるよ」
「どっからどう見てもシティーハンター冴羽りょうでしょう」
又吉「ハァ???」
MEZ「又吉さん、冴羽りょうですよ!」

「ジャッキー1番好きなの僕なんで」
又吉「いやオレの方が好きだから」
MEZ「僕が映画大好きになったのはジャッキーチェンの影響ですよ」
3人でわれもわれもと好きを募る様子は微笑ましい。微笑ましいが、すぐに様子がおかしくなるのが狂乱。*1

ジャッキーのアクションもスタントも好きで好きで、30分始終ニッコニコしていただいちょーさん。
なんと過去既に、酔拳を真似したり階段落ちを真似したりと再現を試みようとしていたのだった。
ウワーッホントに階段から転げ落ちてる!堂本光一くんみたい!!

「僕大好きだから(階段落ち)真似しましたけど、全身打撲になってますからね!」
「もうこれ俺が一番好きでいいでしょう!(ニコニコ)」
MEZ・又吉「……」

楽しそうで幸せそうで良いなあと思ったけれど、絶え間ない笑顔が一瞬ぞぞっとすることもあるってちょっとわかった。

ジャッキー・チェン特集、正式名称は「俺でも真似したくないジャッキー・チェンのやべえ映画ベスト5」です。

又吉「だいちょーでも今回紹介するやつは真似したくないと」
「いや、3・4・5位くらいは真似したいよ?」
又吉「なんなんだよ!」
この後の映像を観ると「何を血迷ってるんだこの人は」と又吉さんに同意せざるを得ない。でも解説しているだいちょーさんが本当に幸せそうで楽しそうでこっちも笑顔になっちゃうんだよ!でもどのアクションも実践すると確実に死ぬ。ライフが100機あっても成功しないと思う。

  • 5位 少しでも顔がずれたらやばいことになる『プロジェクトイーグル』

工場内でのドタバタアクション!足場を駆けのぼったり荷物の密集したところに逃げ込んでからのいないいないばあのやりとりだったり、とんでもないスピードでやりとりされる格闘が楽しかった!ビールが進む。
必死で仕留めようとしているはずの敵がコミカルでつい声を上げて笑っちゃう。ジャッキーも表情豊かで笑っちゃう、笑っちゃうんだけど顔の位置がずれてたら鉄板に真っ二つにされちゃうの三次元でやっちゃいかんでしょ!!!手刀で切られるビール瓶みたいになりますよ!

でも今回紹介された中では一番続きが見たい(まんまと流される)

デパート全部を使ったムチャぶり満載なアクションスタントなのに、「やるなら?」「(近所の)イオンでしょ」とここでもやる気満々なだいちょーさん。
そしてジャッキーのムチャといえば、この作品のシャンデリア滑り降り。見たことなかったから、シャンデリア?滑り降り?と全く想像が付かなかった。観てみたら、とんでもない高さから身ひとつでワイヤー掴んで降りていく姿がほとんど飛び降り!!

「滑り降りた後敵を追っていく演技してるんですよ、本物ですよね!」

いやジャッキーすごいしテンション上がるけど高所恐怖にはきついっすよ。
さーっと顔色が変わる客席を前にしてもだいちょーさんのテンションは上昇を続けます。連動して又吉さんの返しもキレが増す。
「ちょっとやりたいですよね?」
「やりたいかどうかの物差しで見たことねーよ!ジャッキーを!」

「このスタントで骨盤脱臼したらしいんですよ(ヒーローを見る眼差し)」
「なに脱臼でにこにこしてるんだよ…笑い事じゃないよ…」

毎回の特集の、狂乱に対して素面で闘おうとする又吉さんのツッコミが面白くて大好き。きちんと的に当てる鋭さと反応速度が素晴らしくて好きで好きで、今回は特に素手でバスバス殴ってるようで面白かった。毎回相手が悪いんだけど。

  • 3位 NGカットがホントにやばい『プロジェクトA』

時計台から、落ちて!日除けを突き破って!突き破り損ねて!跳ね返って地面へ、あ、あああーッ!!*2
「マジで死んだと思って本気で駆け寄ってる」お兄さんの顔が演技でない蒼白さだった。いやこれ本人が生きてるの不思議だし、リハと本番で何回も観てる側がショックで死んでしまうわ…

MEZ「だいちょーさんこれをやるなら?」
「水戸芸ですかねやっぱ」
又吉「地面に落ちる前にあのウネウネの角にぶつかって死ぬよ」
MEZ「なに、だいちょーは自殺願望があるの?」
「いやどっちかっつーとデススタント願望なんですよ」
MEZ「あの、やりたくなったらまず俺に相談してね…?」

MEZ「(お客さんの)見てよこの静かなどん引き」
「え、カッコいいですよね? ジャッキーに人生狂わされたのオレだけなのかな」
又吉「ジャッキーのせいにするなよ!」


この予告編動画見たら、アクションとギャグのテンポの良さと画の揃え方が美しくてどんどん見ちゃう。
自転車で飯屋の脇をかけ抜けていくところの敵をノックアウトするタイミングが天才過ぎて、すっげぇわくわくするし笑うんだけど、でもやっぱりジャッキーは無限ライフなのではと怖くなっちゃうよね。好きになってはいけない危うさがある。

「俺より目立つから嫌だ」とジャッキーに嫉妬されたアクションを繰り出すミシェル・ヨー、大型バイクに乗ったまま汽車の背に飛び乗るの、あたまおかしいかっこいいやばい!
今現在も美しさとキレを増し、最近の日本公開の映画ではマフィアの女ボス役として見事なアクションをみせてくれています。手さばきが美しくてほんとごちそうさまです…『マスターZ』をよろしくお願いします*3

それに感化されてしまったのか、五段飛ばしで危険なスタントを繰り出すジャッキー、と思いきやヘリコプターの縄ばしごにぶら下がるジャッキー。
「あれ、割とふつーの絵面では?」と思ったのも一瞬、だいちょーさんから「皆さん麻痺してると思うけど、これ命綱無しです」と聴いた瞬間に会場のあちこちで引きつった声が漏れる。*4

  • 堂々の第1位 運が良かったから生きてる『ポリスストーリー4』

アーーーーーッ、アザラシがーーーーーっ、かわいいアザラシの帽子がーーーーーーッ

もう恐ろしくて目を開けてられないでした、イノチ、アル、イノチ、ダイジ。

「ヘリもね、思ってたより低くなっちゃったんでしょうね」
又吉「なんでヘリ側の擁護するんだよ!ジャッキー大好きなんだろ!厳しいのか甘いのかわかんねーよ」

本当に、人体の神秘をしみじみと思いましたよ。ジャッキー見てたら危機のための悲鳴が久しぶりに喉から出た。


件のシーン以外にも、かっこいい面白いとことん惚れてしまうようなアクションがたくさんあるので、是非見てみようと思います。
まずはシティーハンターからだ!!


3. "負けない負け犬"フラワーカンパニーズ特集(youth k・MEZ)

聴くうちにふつふつと感情がこみ上げてきてこちらに好奇心の火を点けてくれるyouth kさんのトークだ!
今回は今年30周年のバンド「フラワーカンパニーズ」!

youth k「これから紹介するんですけど、フラカン知ってるよ!って人いますか?」
チラホラ…な会場に「良かった、みんな好きだったら30分間俺の好きなフラカンかけてDJしようと思ってました!」とポジティブゴーイングなyouth kさん。
バンド機材を詰め込んだハイエースを前に佇むだけの、飾りも素っ気も無いアー写にMEZ「ハイエースってお前、ヒップホップやったら後ろ美女でごっつい車あるところやぞ」って突っ込まれてたけど、トーク全部聴くとこのハイエースさえもしみじみと感じ入ってしまうんだ…

メンバー:鈴木圭介、グレートマエカワ、竹安堅一、ミスター小西
「グレートマエカワが気になる…!」って身体を折り畳んで(>皿<)顔になるMEZさん。一人異彩を放ちすぎなのだ。
youth k「この名前から分かるとおり、グレートマエカワとミスター小西は、プロレスが大好き☆」

しかし今年30周年なのに、武道館でライブ経験もあるのに、会場がスンッ…となるこの知名度
本人たちの前口上が
「メンバーチェンジ無し
 活動休止 無し
 ヒット曲 無し」
というのだからこれは自覚ありのキャリアだな?


youth k「見てわかるでしょ、みんな知らないんだから」
まるゆき「Mステとか…」
youth k「Mステなんか出るわけ無いでしょうよ!」
MEZ「お客さんに怒るのやめてもらえませんか」

30年の長い旅ができている理由のひとつは、怒濤のライブスケジュール。とにかくいつでもどこかでライブやっている。しかも全国何処でも回っている。
1年間のライブ日程が画面に映されて「えええ…っ」って静かにどよめきが上がった。地方巡業の芸人より多いのでは?日程見て「気持ち悪っ」って感想が浮かぶの人生で初めてだよ!*5


しかし苦境に立たされた時期も長かった。メジャーデビューしたにもかかわらず…
youth k「2001年レーベルとの契約終了しちゃいます」
MEZ「契約終了って実質…」
youth k「事実上のクビです」
MEZ「ってことですよねー!?」
youth k「メジャーデビューしてからのフラカンがぜんっぜん売れなかったんですよ!びっくりするほど!!」
MEZ「なんか、君たちは推しが苦しい思いすると嬉しくなるの?」
youth k「いやいやいや心が苦しくて、今はちきれそうですよ☆」
MEZ「にっこにこだなぁ!!」
(客席)\わかるわかるー^^/
MEZ「一番やばいヤツがいる!」


youth k「フツーだったらここでバンドやめるじゃないですか。でもこの人たちバンドやめなかったんです、おかしいことに」
脱退も休止もなく、インディーズに移行して活動を続ける。
そんな中で生まれた、押しも押されもせぬ代表曲「深夜高速」

youth k「この曲がすげぇ大ヒット……じゃねぇな、大ヒットはしてないですけどバンドの顔になる曲ができて」
って言いなおすのが愛を感じる。

youth k「こうやってひりひりする感じで始まる良い曲なんですよ」
MEZ「聞いてて結構キツくなる空気で始まって、サビの『生きててよかった』の解放感ハンパじゃないんで」


そうしてついに2015年日本武道館ライブ決定!*6でも、今までのハコより遙かにでかい!都会も埋まってない!なんで?

youth k「半年も待ってれば近くのライブハウスに来るんですよ、そしたらわざわざ遠征する必要ないんですよ」
「だってそうでしょわざわざ高いチケ代払って席番号見てしょんぼりして、遠いなあ豆粒だなぁって思うより、自分の生活圏でMC聞いた方が楽しいでしょうよ」

ファンの誰も埋まると思っていなかった武道館、思っていなかったから、レコードショップも他バンドも思い思いの応援が広がっていった。人徳って言うか、単純に魅力が広まっていた結果だよねえ。すごい。
「オレが応援してあげなきゃダメだ!ってみんな思ったんですよね」
「そういう子居るよねえ…!」
いざSOLD-OUTが当日発表されたら戸惑いにどよめく会場と言っていたけど、とても目に浮かぶ。
youth k「ええええ……まっじでぇ…ってざわつきが聞こえるんですよ」

MEZ「一曲すごい売れた、とかじゃなくて、30年歩いてたら武道館に着いたんでしょ」
youth k「ライブバンドの日常として、ちょっと大きいハコでやったという感じ」
この例えたちがすごくいいなあと思った。実際に車でずっと走り続けているからこそ、武道館を気負わず受け止められる感覚がバンドにもファンにも共有されているのが、すごくいい。振り返ったら道がずーっと残っているワケじゃん。

この感想書きながらAppleMusicでずーっとフラカンを聞いている。
なんかね、どの曲も音や声がスイスイ入ってくるんですよ。それでいてきちんと耳の奥に留まる。水のようなお酒・空気のような煙。有線のざらざらした音質で聴いてちょうど良いのに、ふと手を止めて聞き込んでしまうだろうなあと思う。これからも作業BGMにしたい。

youth kさんがオススメしていた中だと、「感情七号線」が心にキます。イントロのジャーンジャーンジャーンからもう好きになる。星屑からの連想をついしてしまうから、六畳一間でちっちゃいプラネタリウムをぐるぐる回してる情景を妄想している。
あと「はじまりのシーン」も曲が良いなああ。「無敵の人」は聞いててぐらぐらくる。


MEZ「超幸せそうな顔で曲紹介してるよ、みんなこの顔見ておいてくださいなかなか見れないです」
って茶化すMEZさんも楽しそうな顔してたし、みんなも聞きながら良い気分になって帰り道検索して聞いてたと思うから、もっと彼らの道は続いてほしいなあとおもいます。

4. LIVE Jun+

ギター一本でステージに上がるたび、レベルアップが眼に見える彼。バンドのいい話を聞いた後はかっこいいギターが聞きたくなるよね。

今回はオリジナル曲を4曲ひっさげての登場。どれも聞きながらお酒が楽しめる、すごーく耳に気持ちいい音楽。

  • 夕暮れ

2月のべんさん主催『MOMENT』で聞かせてくれた曲、あのときよりもちょっとリラックスしてるように柔らかく聞こえてよいよい。その場の演奏を重ねていくの、アドリブも空気も混ぜられて好きなんだよなあ。

  • 焦燥

「次はロックなのやります!!!」って宣言してからの正統派ロックミュージックやるのとても好感じゃないですか?ガリガリ弾いている音が夕暮れから一転してクールで、本人も徐々にノッていくのがかっこいい。
こんなにかっこいい曲やったのに、終わった後「いちばんかっこいい!」って言われてちっちゃくガッツポーズするのチャーミングなんだよね。

  • 疾走

「今の自分をガーッと出す曲」って紹介の通り、早弾きでどんどん熱がこもっていく。かぁっこいいかよ!
Jun+「次の曲…少々、お待ちを」
ちゃんとお客さんに断ってから機材調整をする様子にMEZさんが「かわいいかよ」と呟いていた。

  • そよ風

真剣にやることはかっこいいんだよ、と自我を持つようになってからしっかりと思う。
一心にギター抱えて弾く様がとても惹かれるのか、ライブ中カメラを持ったキャストが一様に彼を囲む。彼の出番になったら静かに前に出てカメラを構えるべんさんが特に男前。とても真剣に撮っていて、ああまた良い写真になるのだろうなと、楽しみ楽しみ。
ゾンビーバーズではカメラもまたキャストのひとりなので、一瞬を切り取ろうとする真剣な顔・誰かの楽しさが移ってつい微笑む表情も撮られている。わたしすげーその様子が好きなんだよ。空間にいるみんなを映して欲しいじゃないですか。
なので、「「Jun+を撮っているべんさん」を撮っているyouth kさん」を撮った写真が私のカメラロールに残っている。面白半分だけど、全部のカメラの写真繋げて見てみたいなあ。


べんさんの『MOMENT』4/28も楽しみなのです。パンフに書かせてもらった前回イベントが楽しかったからー!ホームと違った場所で振る舞うゾンビーバーズめんつがとても新鮮で良かったんですよ。単騎は見たことあったけど集団で乗り込むのは全然違う面白さ。
Jun+くんのギターも違うライブハウスでどんな風に聞こえるのでしょうか、むちゃ楽しみ。

5. LIVE JAM街

MEZ「お客様お客様ーただいまよりJAM街のライブでございますー」
MEZ「JAM街のライブであると同時に、アトラクションでもあります」
\いえーい/

映像見て初めて不思議に思ったけど、ライブハウスって普段キンブレの光でびかびかするのか…?*7

  • FIRE WARS

「こんばんわ豊洲ーー!!!」
地元のライブハウスから飛んでそこは豊洲PIT。*8
血湧き滾るJAM街ライブのお時間です。ステージ奥で曲をかけながらUOを折るyouth kさんが、さながら通訳ワイプ画面のごとくフリを示してくれるから初見曲でもはしゃいでしまうんだなあ。

ユースケ「みんなのおかげで19周年をむかえることができました、来年は20周年と言うことで日本はもちろんのこと海外も回っていきたいと思います!みんな付いてきてくれヨロシク!!」
とみー「皆さんこんばんは奥井ms…(頬をぴしゃり)奥井雅美です!」
かんた「ドーモ松本梨香です、リベンジしてもいいですか?ゾンビーバー!」
\ゲットだぜーー!!/
今度はできたぞ!
ずん「イェー↑」
コールアンドレスポンスで散々盛り上げてもやっぱり「yeah……」しか言わない徹底ぶり、楽しい。
ちょも「こんばんわーーーーー遠藤でーす!盛り上がってますかあーーー」
ちょもさんの身体ぜんぶに響く声ってほんと体格故で羨ましい。友達の結婚式に出てきたレスラーを思い出すなあ。

ほんもののMCを聞いたことがないから名乗られたらそうだって信じちゃうよ!これがJAM街の威力…

  • レスキューファイアー

今回はコーラスで魅せるJAM街!多人数ボーカルで全員声張って飛ばせるのだから、それが重なったときの威力と来たら。爽快な曲ばかりだから聞いててすごく楽しい。

  • SKILL

一番高く飛んで一番叫んで一番スカッとする曲!宇宙すごい!!
Wユースケとかちょもずんとか、メンバー同士でノる様子が楽しそうでかっこよくて良い。観客も一体になれる感じですごーく楽しい。
今回終わるのが名残惜しすぎて観客からアンコールが自然発生しちゃったのがJAM街の吸引力たるやという感じ。
センターで堂々としていたかんたさんが最後の最後でテンション上がって大ジャンプしたのちテヘヘしてるのかわいいです。
余談ですが、友達の結婚式BGMでこれがかかった瞬間に「MOTTO!!MOTTO!!」ってコール起きちゃったの面白すぎた。ゾンビーバーズで訓練されすぎである。*9

ユースケ「ありがとでしたー!またお盆に会いましょうー!」

盆と正月に一緒に来るJAM街だ!!

6. DJ + フリーダムプレゼンタイム 祝・再結成 NUMBER GIRL特集(MARCO.D)

MARCO.D「NUMBER GIRLの話をさせて貰いたいと思います…NUMBER GIRLの話をさせて貰いたいと思います……NUMBER GIRLの、話をさせて貰いたいと思います…
(客席)\それー!それぇー!!/
このときピンとこなかったけど、後で本人のMC聞くと向井秀徳感めちゃ溢れてるんだよなあこのスタートコール…w

MARCO.D「今日はMARCO.Dとして喋るというより向井の真似をして喋る一般人みたいな感じで、ちょっと聞いてみてください」
ただのファンじゃないか!楽しみさしかないな!!

「カッコのよろしいロックを奏でる4人組バンド」ナンバガことNUMBER GIRL、結成から7年・メジャーデビューから3年の人気絶頂2002年に解散をしています。

\クビ?/\くび?/\首なの?/\クビじゃないの?/
MARCO.D「クビじゃあない」

そこからの2019年、再結成・フェス・ワンマンライブの決定!
「前々からNUMBER GIRLの話がしたいってMEZさんに言ってた」というMARCO.Dくん、照れ笑いしながらのトークだからホントに好きなんだなあって伝わってくる。

こないだ再結成が発表されたときみんなはしゃいでいたけれど、どんなところがみんな大好きなのか。
バンド結成にまつわる公式動画を見せてもらったんだけど「直線的なベースが欲しいんだ」って台詞が気になりすぎた。

MARCO.D「この向井の姿とか…なんですかね?ただのTシャツに眼鏡かけて、なんかちょっと浪人生みたいな」
ちょっと悪口みたいな愛の言葉なんだけど、それでもそのあとちゃんと
「(その格好でも)なんで魅せられていたっていうと…音楽が素晴らしかったっていう、ノれる曲だったっていう、ただひとつそれだけで勝負していたバンドだったからっていうことですね」
ってしっかり言い切るの、いちファンとしてかっこいいよねぇ。


MARCO.Dの考えるNUMBER GIRLのかっこいいところ4つ!

一曲まるまる聞いてからの「こんな感じで…n、な、なんて言うんですかね、もう……どういう風に弾いたらこんな風になるのか…」って言葉が継げないほどたっぷりと堪能しているMARCO.Dが幸せそうでお酒が進みます。
MARCO.D「もうこれ…身体で感じるしかないなあって聞いてるんです」
って続けた彼の顔はまさに恍惚。
鉄風 鋭くなって』のベースが突き刺さるくらい格好良くて呻く。『殺風景』は確かに何歌ってるか分からないんだけど、吹き付ける風みたいに歌声が身体を叩いて揺さぶってくる感じがある。

  • 向井の独特なMC

MARCO.D「今から向井の真似するんですけど」
唐突に身体に向井秀徳をおろすMARCO.D。そのままMCでの思い出語りを真似するMARCO.D うそでしょ?
MARCO.D「今までに無いくらい、ふわっふわな状態でやっとります」
静かに楽しさのエンジンが最高潮に達しようとしているのが見えてちょう良いな!かわいいな!

  • 文学的と評される歌詞

MARCO.D「これ何?全体的に『何?』って感じなんですけどね
「『六本の狂った鋼の振動』は、ギターは弦が六本あるんでそのことです」
「『冷凍都市』…まあ東京ですよ」*10
解説しながら「すごい(向井が)感受性豊かだなって…」とだんだん恍惚度が増してきて「今日…やばいっすね」ってにこにこ顔になってくる彼が楽しい。観客大喝采*11

  • ライブがうまい

ここでやっと向井秀徳の姿がアップで映し出されましたが、ボタンダウンシャツでフェスに上がるおじさん初めて見たよ。
ふつうの休日のおじさんなのに、画が動き出した瞬間に「かっこいい~~!」と声が上がる、いやいやゆーてまだ曲前のMCだしふつうのおじさんだよ?

(北海道のフェス・RSRにて)
「あるいは、そうだね…蝦夷の地に、ひとり佇む江戸から来た女の子がいましたね。」
「あの子って、誰?」

「そう…それがたとえば『透明少女』

語るも野暮だがこの語りで心を持って行かれてしまった。ねえなにこのイメージの飛躍!ちょっと頭30秒でいいから聞いて!
聞き手である観客の意識を惹きつけて、曲へと一気に飛躍させるチカラ!今この瞬間に出会ったばかりなのにアッ好きって思いました。*12*13
MARCO.D「これ一般人のカッコしてるやつが歌うような曲じゃないです!」

客席側からは「向井秀徳のモノマネずっと見られる」「見てたい」って大好評でした。私もイキイキと真似しているMARCO.Dくんしばらく見ていたいなって思ってた。


7. LIVE MEZ&MC凜 with ゴライ・劇団がぁべる

ライブのお時間だ-!!今回は新曲にダンスあるって前情報で聞いててすごーく楽しみだったんだ。

と思ってわくわくしてたら、まさかの怒濤の新曲ラッシュで楽しさの許容値を超えた最高ライブだった。次の日からしばらくパンフレット見る度にアアー無理ーーー楽しいかっこいいかわいいーーーーって悶えていたので書くのが遅くなりました。(ほんとう)

MEZ「今日はね、ゲストをいっぱい用意しています!なんと、女子が出ます…そして、ゴライが出ます!」
ヤッター!!

  • お茶の時間(MEZ)

MEZ「ここでお知らせなんですが、1曲目すいません、私の新曲です」
ここでギャッと声が出る。心臓に悪いワクワクは先に言っておいてください!
イカレ帽子屋とかもーうそんなん好きに決まってるじゃんよって感じで、曲調も好きですもちろん!
うたっているのは自己嫌悪で眠れない夜に書く終わりの見えない日記みたい気分で、もっとお茶を流し込んでキメてハイになってこの曲ではしゃぎたいなあ。

バックでノリながらMEZさんを指すMARCO.Dくんもサイリウムを操るMEZさんもとても堂に入っていて、ライブの導入に最高な曲です。

  • まだ寝てたい(MEZ・MC凜)

イントロでのびのびと写真撮影に応える師匠と弟子。軽口を叩いていたのにコンマ0秒で曲に入る師匠と弟子。師匠と弟子(体言止め)
ライブを重ねる毎に凜さんがのびのびと振る舞うようになるなあと思っているけどッ今回は加えてソロパートが増えたし素のクレイジーさが垣間見えているし、お客さんと一緒にきゃらきゃら楽しげに歌う様が確立されていてとても良いなあ。

MEZ「今この舞台オレ以外"カワイイ"しかないから」*14
JAM街の盛り上がりに対抗して振り付け文化を導入したという話題の新曲だー!

大ヒットした曲のカバー*15ということで、エレキなイントロが流れるだけで沸き立つ場内です。
コールを推奨する!ってことでスケブを掲げて歌詞を教えてくれる師匠。ときどきめくり損ねてブーイングを受ける師匠。「オンリーワン」と掲げたままぴょーんと跳びあがる師匠。(体言止め)

歌いながらダンスする凜さんちょう綺麗かっこいい!!!
凜さん、ミュージカルの時も思ったけど足の踏み出しとか伸ばす手とか、動き一つ一つに迷いがないんだよなあ。堂々とした所作のせいでステージで一番小柄なのに他の人にまったく隠れないしスポットが中心に当たっているので凜さんのワンマンライブのよう。もうここにテントを立てよう。

そしてリハーサルの時からきゃっきゃと楽しく仲の良い様子だったがぁべるのツインズ*16。黒レース・ジャケット・ダメージジーンズをおそろいにして大人っぽく綺麗なフロントダンサーさん!ダンスもダイナミックに動くしキュートな小技を繰り出すし、きらきらくるくる楽しく踊る様子はさながらミラーボールの光線みたいに凜さんを飾っていて、ねえすごく良い相性のパフォーマンスだったんだけど!!これ眼前で見てはしゃいでしまって良いの!

\ぶーぎばっ ぶぎばっ/

すれ違いざまにMEZさんにハイタッーチ、と見せかけてチョキを繰り出して退場していったいまかわさん本当に100億点。

終わって開口一番「いやあの…適応早くないすか…?」ってMEZさんが観客に戸惑っていたんですけど、開始30秒でUOが配られるイベントでなにを今更!演者が歩みを止めないのなら客もその横顔を逃さないように早足でついて行くだけなんですけど!

  • ぼくらのゆくすえ(MEZ・MC凜)

あの頃の僕らが問いかける
「それは思い描いていたとおりか?」
そんなわけないさ わかるだろう?
でも、わりと悪くないストーリーさ

ねえほーんと歌詞が良いのさ。お芝居の中の4人の雰囲気の暖かさを思い出す。
うたごえが前回よりも力が増していてよかったなあと感じます。

  • ウタカタノヒビ(MC凜)

MEZ「誰が凜さんの新曲はひとつだと言った?」
まさかの新曲3つめ!お芝居の度に経験を抱えて帰ってくる凜さんがよく感じられる曲。
これまでよりも歌らしさが増した曲調で、深みがある声でうたう凜さんはとても新鮮で良かった。
終わってすぐにマサイ族ジャンプを客をやらせていたけどな!

  • とるにたらない愛しさについて(MEZ・MC凜)

『やっべ寝れねえ、ラブソング作っちゃお!』とかいう早春の深夜テンションで作られたという、まさかまさかの新曲4つめ……!
MEZ「ワシかてエロくないラブソング歌いたかったんや」

これまでの曲とは一転、冴え冴えとした音楽に雰囲気が心地よく冷たくなって、落ち着いたトーンで語り出す。離れたり離したりしながら終わらない続きを希ううた。とても好き。
ラッパーMEZはきちんとかっこいいということはVol.2感想で書いたんですけど、やっぱりかっこいいんだよなあ。「お茶の時間」もそうだけど、ひとが誰しも持つ足踏みする気持ちや躊躇いながら手に触れるときの気持ちの曲がMEZさんの手によって聴けて大変嬉しい。

  • NIGHT OF ZOMBEAVERZ(MEZ・MC凜・ゴライ)

この夜は終わっても次の夜は来るぞ、備えて生き延びてまた跳ね回ろうぜ!!という曲!
ひとつの喜びが無限に続くよりも、"またある"って思える方が生きる拠り所になるんだなあってここのところ思います。

MEZさんがステージ下に降りて乱入気味に踊るyouth kさんとコラボしたときが一番テンション上がった。強制的に血の気がアガる曲なんだよなあ!

凜さんデビューから1周年、やっと1年なワケですよ…師匠とゴライくんとMARCO.Dくんとチームを組んで、1年間ずっと賑やかな場所でライブを見せてくれていて本当に嬉しい。ラッパーずっと見ていたいなあ!

8. ウルトラマンネクサス特集(阿G)


重篤なヤマイにかかっている好青年の阿Gさん、今回はどこでどんな微笑みを見せてくれるのか!

阿G「僕だってね、これまでの回でトラウマ児童文学とか、ノベルゲームとかやってるけど、今回は子どもに明るく希望を与える特撮を紹介していきたいと思います」
「じゃじゃん、『ウルトラマンネクサス』ー!」

おっ光の国から来た戦士じゃないですか、これは客も朗らかにお話が聞けるのでは?

阿G「朝の7時半に放送していたんですが、監督たちは深夜31時半のつもりで作っていた番組なんです
「視聴率低迷やおもちゃの売り上げ不振によって全50話予定されていたのに全37話に短縮されてしまっています

不穏だ~~〜〜~!!


手始めに不穏になってしまった3つの理由を分析してくれました。

  • 1.話が暗い*17

阿G「冒頭で明るく楽しいって言った(その口で)ね、早速迷子なんですけど」
ここでもう笑みがちょっと漏れてる。

まずシンプルに敵が怖い。一番はじめに出会うビースト(怪獣)ペドレオンを見せて
「縦長の、下腹部に付いてる口で人を捕食するんですけど」ってもうここで書き出しただけで怖いよ!
しかもガルベロス、クトゥーラと続いてビーストたち本当におどろおどろしいわ!もっとこう、ブースカみたいな清涼剤なかったのかよ!
阿G「ま-ねー、全体的に子どもたちに愛されるデザインじゃないんですよね怪獣たちが!」
うん…逆に目に焼き付いちゃうとその後の人生に影響及ぼしそうなモチーフばかりだよねえこれ…

  • 2.テンポが遅い

阿G「同じビーストに4話くらい使ってるんです、30分番組で4話使ったらもう映画なんですよ!

  • 3.設定が異色

低予算ゆえの苦しみが彩る独特な魅力をもつネクサス…でも当時メタフィールド的な設定流行ってましたよねえ、封絶とか…
阿G「失敗作の一言で片付けるにはもったいない」
阿G「そこで提案なんですが、全部見ろとは言わないから主人公が最初にウルトラマンに変身するところまで見ていただきたいなと」

その一言でチラッと過ぎる心配をよそにストーリーテリングを始める阿Gさん。ここまで来たらもう逃げられません。


阿G「主人公孤門くんがペドレオン幼体に襲われもうダメだと思ったそのとき、なんと光の巨人ウルトラマンが表れ助けてくれます。そのシーンがこちら!」
「上からグーパン」

ペドレオン幼体を頭上からグーパンして叩き潰すウルトラマンの図、めちゃくちゃ衝撃的でしょうよ!!!
その画を掲げながら思わず微笑む阿Gさんを見ると、ああ興が乗ってきたんだなっていつも思う。*18

そして前半の見所*19、孤門くんとその彼女リコさんのほのぼのしたやりとり…からの
阿G「病院に入院したリコさん、家族と楽しく電話をしているのにその電話どことも繋がっていないんですよ
「孤門くん、失踪したリコさんを探して彼女の家を訪ねます。家には彼女の描いていたであろうたくさんの絵が飾ってあります」
「こういう感じの絵なんですけど」

アア〜〜〜〜ッ!!アアア〜〜〜〜〜〜ッ!!


阿G「まあこうなりますよね」
って絶叫する孤門くんの画を掲げながら身体を震わせて笑う阿Gさん、めちゃくちゃ魅力的なはにかみ笑いをしている。

リコさんは孤門くんをかばって消滅し、その後も敵が孤門くんを苦しめるためあの手この手を繰り出してくる。その「あの手この手」が何処までもエグい!

阿G「勝つことが目的じゃないんで、彼はね、孤門くんを徹底的にいたぶりたいんで」「端的に言って地獄絵図が展開されるんです」
などという休日の清々しい朝に似つかわしくない解説がどんどん繰り出される。ちょうたのしい(わるいかお)

阿G「今まで人知れず傷つき、守ってきた人間たちからも攻撃されそれでも戦った姫屋さんに政府は何をするのか!」
「正解はこちら、人体実験!

アアーーーッひめやさーーーーんーーーー……


そうしてクライマックスを迎えウルトラマンが代わり第2部に移るんですが、今度は生き急いでる新ウルトラマンと話数が短縮され生き急ぎ始めた制作陣が見所になってくるようです。

ここでもメフィストツヴァイとかダークザギ様とか、いちいち悪いウルトラマンたちがかっこいいんだよなあ、もったいなあい。



阿G「…というわけでね、この孤門くんが光を受けつぐ最終話37話まで是非観て欲しいんですが」
MEZ「だと思ったよ!」

「○○だけでいいから」戦法は古今東西有効戦術なんですよねぇ!

阿G「ちなみに、ひとつあとのウルトラマンマックスという番組がなんでか分かんないんですけど、なぁんでか分かんないんですけどものすごーく明るい作品なのでね!そちらも楽しんでいただければなと」

阿Gさんのおしゃべりは感想がシンプルになるんですよね、サゲも完璧だし一本落語を見たような気持ちになる。アー楽しかった!!


9. 『ジョジョの奇妙な冒険』スタンド特集(ゴライ)

ゴライ「今回はね、ずーっとやりたかったね、この特集『僕の大好きなスタンド特集』!!」
「まあみなさん休み時間だと思って全然聞き流して貰っていいんでね」と言いながらもうトークスピードが最高潮に近いゴライくんである。ニトロ吹き込まれてエンジンがブルンブルンかかっている…

<第4部>
1.ザ・ハンド

「空間をけずりとる!………するとお~~~~っ!」


<<突然の漫☆画太郎>>

他の漫画のコマを文字通り突っ込ませると言うのっけから本気プレイのゴライくん、思わず笑顔でつかみかかるMEZさん、「オオーイ!」という歓声(?)と拍手の巻き起こる客席と会場はもうしっちゃかめっちゃか!まだ開始3分ですよ!!

ゴライ「空間を削り取った結果引き寄せられて仗助がこうなってしまうという、イメージ画像です」
MEZ「仗ーーー助ーーーーー!!」

一番欲しい、と語るとおりザ・ハンドが大好きすぎてこないだノールックでフィギュアを買ったゴライくん
ゴライ「”オレを買ってくれ!”って目をしてたから買ってあげたんだよ」
MEZ「『MEZさんこれ!』って言ってそのままレジに行ったんですよ」


2.ラブデラックス
山岸由花子というキャラが好きすぎて!」「出てくる回は全部当たりなの」「超良かった、本当に良かった」と言葉を尽くして山岸由花子を褒める姿がとてもチャーミングだった。

3.シアーハートアタック
「デザインがほーんとかっこよくてね!オレはもうこれをルンバみたいに家に放し飼いして飼いたいんですけどね
MEZ「そんな物騒なルンバあってたまるか!」

<第5部>
4.エアロスミス
スタンド収納方法がかっこいいいって、ボーイズがめちゃくちゃにはしゃぐの本当にキュートがすぎる。

5.スパイス・ガール

初めてお会いしたけどかわいいねえ…!!
ゴライ「なーーーーーんてかっこいいんだバカヤロウってね当時は思いましたね」

6.クラフトワーク
MEZ「地味な出番のスタンドなんすけどデザインが超かっこいい」
ゴライ「顔の感じと歯がギギギッてなってる感じ、すごいあの歯並び見て!ちょう綺麗じゃない?」
MEZ「歯並び!!??

7.ビーチ・ボーイ


(小休憩して、MEZさんの好きなスタンド紹介)

  • クレイジーダイヤモンド(第4部)

MEZ「第3部の主人公のスタンドが、めちゃくちゃ力が強くてめちゃくちゃ動きが速くてめちゃくちゃ手先が器用で、顔はイケメンでなんなら時間が止められるっていうもう最強のスタンド」
「その後に出てくる主人公はどんな強いスタンドなんだって思ってたら、ダサい……
客席\ダサくない!/\ダサくないだろうがよ!/*20
MEZ「だってそのとき中学生だったから、頭にハート付いてる主人公ちょっとヤだなって…!!」

熱っぽく話すMEZさんも、圧をかけながら聞くゴライくんも大好きなシーン紹介してくれたし、やはりみんな大好きなスタンドなんだなあ。

<第6部>
8.ストーン・フリー
9.プラネット・ウェイブス

「これがねぇ!ジョジョのなかでいっちばんかっこいいと思ってる!!!もうほんっとうに最高なの!!」
勝利した徐倫の美しさを語るゴライくんが今日イチ輝いてはしゃいでいたよ。

10.ジェイル・ハウス・ロック

<第7部>
11.タスクact4
ゴライ「これ皆さん目に焼き付けておいて欲しいんですけどね、このね、このフォルム、このフォルムやばくない?このフォルム、もうねオレいっちばん好きでね!!
見事にテンションがクレッシェンドしてボリュームが上がっていくゴライくんが最高。
主人公スタンドの説明としては戸惑うような
ゴライ「殴った相手を絶対殺すマンです「もうすごい死人が出ます」
MEZ「『すごい死人が出ます』……」
っていう応酬が本当に楽しかった。

12.マンダム
13.20th Century BOY
うわぁーー好きぃーーーーって声が上がる場内。着るタイプのスタンド良いなあ。
ゴライ「これもちょうイイ!」
MEZ「もうみんな分かると思うけどゴライの好みのデザインじゃないですか」
MEZ「(持ち主が)完全にギャグで処理されるのよね」
ゴライ「まあねこいつ顔が気にくわないじゃないですか、だからいっかなって!」

14.チョコレイト・ディスコ

ゴライ「シンプルながら非常に強い!敵ながら非常にあっぱれ」

ゴライ「(持ち主が)ディ・ス・コって名前なんスよね」
MEZ「荒木さん名前付けるとき雑よね」
「多分ねぇこれ描いてるとき仕事忙しかったんですよ、多分たまたま有線かなんかで流れて「あっこれじゃね」って描いて、で1話で終わるようにちょちょっと…」
MEZ「キミは荒木さんのなんなのかな?」
オレは荒木さんの化身ですよ


ま さ か の ご 本 人 登 場 !


ゴライ「オレ子どもの頃の荒木さんなんですよ、荒木さんが時空を飛び越えてゴライ家の赤ん坊と自分をすり替えたんで、ホンモノのゴライは別の世界に居ます」
MEZ「いともたやすく行われるえげつない行為…!」


彼があまりにもすらすらと出自を語るから本当なんじゃないかって信じ込みそうになってゾッとする23時!!!

1スタンド1分くらいでずらずらと注入されるので、良質なドーピングとしてとても楽しかった!!まさかの出自も明かされて第2回への引きとしては最高でしたね(ぐるぐる目)ジョジョ読みたくなってきた…!!

10. 推しのいる生活(シーン編)(いなだかな・ホンダラン)

カンカンとランランのすげえ楽しい推し話(オシバナシ)だよ!なんと今回ランランは東京のお仕事から直接来てくれました。ありがてぇありがてぇ。

MEZ「今回トリを務めていただくのですが・・・みなさんわかってますね?(トーク時間のタイマーを放り投げる)時間無制限推し話ですどーぞ!!」*21
やったー!!
今回はそれぞれの推しの、特に推せるシーンについてトークトーク&シャウトです。
遠からんものは音に聞け、近くば寄って目にも見よ、ついでに「めっちゃわかる」のふぁぼも押していってくれ。

かんた「ここ(スケブ左下)がぼっこぼこにされてるシーンですね、大変興奮します
スケブの画がめくられる度に、ステージに詰め寄っていたお客から堪えきれない叫びが漏れ、天を仰いだかと思ったら頷きながら席に突っ伏す。

かんたさんもどんどん螺旋力が高まっていって、スタンドからマイクを取り上げ立ち上がる。絞りだすように説明を続け身振りをこなし、極まった最後には客へパッションをぶつける最高の一言。
「もおおッ……!通じてッ!?」
通じてる!視聴者にはもちろん未視聴者にもきみのあついおもいつたわってくる!!

宴の開始から6時間半経ち時刻は23時過ぎ、最初からクライマックスの語りのおかげで、今日一番の狂乱が引き起こされていたのでした。ドーピングだよドーピング!ここからまだまだ続く。

  • アイドルグループBiS

続いてはランラントーク。同じプロダクションの中で翻弄されるアイドルたちの中でも今最もドラマチックなグループについて。
人間と人間をぶつけるとドラマが生まれるんですけど、まさかそれを自らと同じ次元で実行する大人がいるとは考えたことなかったですよわたし。女の子をなんだと思ってるんだ。*22

アイドルたちは意思を持って舞台の上に立っている限り上位の存在なので、思う存分好きなようにきらきらしてもらいたいですよね!
同じグループに憧憬の相手がいるだけでエピソード性があるのに、彼女がライブで歌えなくなった瞬間に、迷うことなく進み出てパートを全部歌いきるなんて、そんなん……その踏み出せた足に拍手を送ってしまうわ…

体制変更、卒業を越え、ドラマももちろんあり、「これまでBiS知らなかったけど気になってきたなあ」という雰囲気の会場で、ランランがさらっと「そんなBiSなんですけど、今日解散しました☆」とかいうので今日イチの「嘘でしょ!!??!!」が出ました。ほんとでした。



これがライブでプレゼンを聴くことの醍醐味だよ…初体験なことばっかりだよ…

かんた「もうこんなこと話されたあとで、どう話せば良いか分からないんですけど…」

BiSトークの後を引き継ぎ、混乱してぐるぐる目のままかんたさんが紹介するのは「寄生獣」に登場する、作中で唯一子をなし主人公へ託した田宮良子。

振り返りに夢中になっては、時折掲げてるスケブを見上げて「あれ、田宮良子の話ですよね?」と自分で自分に問いかけているかんたさんに和む。
「どんどん目の前で人が死んでいくので、高校生なのに泉新一の(主人公)倫理観がめっためたのぐっだぐだになるんですけど」って語りがリズムがあっていいね!って思った。口の中で転がしたくなる。
「ちょっと待ってください今頭の中でページめくってるんで」って言って、訥々と回想を述べていくかんたさんにに感化されて、読者だったお客さんが思い出していく様子も面白かった。そうだよね脳内でページめくって検索するよね。

「もう私が話すより卒業公演全部見て!って感じなんですけど」
と、ランランが最後に語るのは、3月31日限りで芸能界を引退する彼女の、1月7日の卒業公演のお話。

ランランの、ねむさんに対する敬いと憧れと愛情が詰まった声がすごく良くて、そんな声で、でんぱ組.incを大事にしていたねむさんが選んだダブルアンコール曲の背景を聴くのはこれぞ名シーンと思ったし、ねむさんの最後の挨拶読まれちゃったらオタクじゃなくたって泣いちゃうよね。脇で涙ぐんだり鼻をすすったりしてるひとが何人も居た。
おつかれさまでした。

*23


  • ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」烏野高校キャスト卒業

3年間演じていたキャストが去年の秋に一斉に卒業…感慨深くなっちゃうねそれは。

かんた「田中せんぱーい!田中龍之介先輩ー!!」
板の上ではずっと役として生きていて、エピソード終了による卒業のときに、挨拶のためにただの役者としてキャラクターを寸の間脱ぐ、その徹底した仕事ぶりはカッコよすぎる。

かんた「ライビュで見ていて、泣きながら田中せんぱーい!!ってコールしたし、隣のお姉さんたちも泣いていた」

いまここには居ないキャストの分もスポットを当てる演出も、大好きすぎるやつですね…お疲れ様でした!


卒業シーズンだからすこししんみりしつつも、がっつり語られる熱量にたくさん元気をもらったのでした。おふたりのトークは生で聴くのが一番ですよ!!!


おわりに:生活の祝福と「休日は何をしているんですか?」の最適解

カンカン&ランランのトーク終了後、フッと消える照明。

MEZ「パリピの間では、サプライズっていうのが流行ってるらしいじゃないですか!」

合図と共に持ってこられるケーキには「おめでとう」のチョコと蝋燭、目をまん丸くしながら促されて再びステージに上がるランラン・凜・MARCO.Dの3人。
大学・院を卒業し明日からまさに社会人にジョブチェンジする彼らをお祝いするやーつだ!
喜びが抑えきれない表情の3人で揃って蝋燭吹き消して、周りから拍手を受けて新しい生活を祝福です。
心と身体の健康を大切にね。車も電車も職場以外の好きなところへ向かえるし、社会も上司も殴れば倒れる!

MEZ「じゃっ切り分けよっか、ゴライよろしく」
ゴライ「あいよっ」
逆手に持ったケーキナイフを迷いなく突き立て、さくさくと切り分けていくゴライくんにツボった。吊し切りの鶏肉かよ。


余談なんですが、職場へ水戸のお土産を買っていった時に「何しに行ってきたの」聞かれた時の返答が一番難しいです。出演者一同困ってるんですけど、誰かこのイベントをうまいこと説明できる言葉、思いついたりしてないですか。
(Vol.5パンフ前書き by youth k)

社会人になったら「今度の休みは何するの?」と聞かれる頻度がグンと上がった。上司は「帰省です」の一言で済ませられるから良いとして、ちょっとやっかいなのが先輩たちだ。当たり障りなく、整合性がとれてかつ場所を特定されないような説明をしている。本当のことを順を追って伝えたら、どんな交友関係なのか事細かに把握されるような気がして抵抗があるのだ。「いいじゃないか減るもんじゃないし」という言葉はこの世の中で一番唾棄する誘い文句のひとつだ。余談です。

なので、この場合そつなく答えるなら「地元で●●をします」なのだけど、はてどうしようね、と一年間考えている。
「えーっとライブハウスで7時間くらい、いやライブだけするんじゃなくて、多いのはトークなんですけど。面白かった漫画の話とかアイドルのライブとか、プロの人じゃないです友達が、いや友達じゃない人も居るけど話聞いてたら結果友達になるっていうか、観客同士も別の話で仲良くなるのもあるし。あとペンライトも振ります、アイドルが出るんじゃなくて、アイドルの曲がかかったらDJの人が配ってくれるんですけど」
まったくまとまらない。絵を説明する伝言ゲームみたいだ。最終回答はきっとロックフェスか真剣十代しゃべり場の図ができあがってるに違いない。


帰宅後に当日メモ*24を開いたら一番上にこう文字が打ってあった。

  • 「拡張された飲み会ですこれは」

まったく前後の文脈に覚えがないのですが、おそらく最初の頃に拾い聞きしたことばを写しておいたのでしょう。飲み会、と一言で済ませるには概念が拡張されすぎているけど、照準は間違ってないと思う。部室の中よりはオープンで、社会の目からは守られる、連続性のある飲み会。

さらに、拡張された飲み会と捉えるならば。大学の民俗学の授業を思い出したのですが節句ってあるじゃないですか。
七草粥・ひな祭り・こどもの日・七夕・菊とありまして、季節の変わり目の2ヶ月に一度、特別な食べ物やお祈りをして日々溜まった良くないケガレを流す”禊ぎ”をするイベントです。
かつては節句の神事と宴会がセットで催されていたそうで、宴会となればおいしいお酒も歌や舞いも定番でしょう。まあ聞いて分かるとおりゾンビーバーズもここに名前を連ねる「禊ぎイベント」と考えられるわけです。つまり神事。
だって昔の人も明日生き延びるために日々の鬱々としたケガレを祓っていたわけじゃないですか、頻度も目的も同じだし実質ゾンビーバーズです。

「弱気も鬱もまとめて吹き飛ばす与太話
 ばらまいていく ただマイペースでいられない日々に喧嘩売ろうぜ
でっかい音で夜を彩る さあ調子はどうだいチンケな兄弟」

職業も年齢も性別もここでは全部そぎ落とされて、好きなものを手に抱えただけの姿でステージに立てる、その姿に拍手を送れる。なんと心が軽くなることでしょうか。
帰り道に深刻さ無く「あー明日の仕事嫌だな」って軽く口をついて出るような、そういう気分にさせてくれるのがほんとうに嬉しいのです。

私も今回、諸注意と宣伝でちょっとだけステージに上がらせて貰いました。部屋で眺めているだけで満足していた、堪らなく愛おしい服に袖を通して、ああ自分を見て褒めて貰えるってちょういいものだなって実感したのでした。
この夜が楽しかったという思い出の残滓をかじって、日の光を浴びても死なない人間の姿を保っているのです。お金を稼いであらゆる作品の終わりを見届けたいからね。


というわけで、今後休日の予定を聞かれたら「ちょっと禊ぎに」
これで狂乱(ZOMBEAVERZ)元年も生き延びていきましょう。

ハピネス!!!

*1:又吉「ジャッキーの映画がテレビでやった次の日は学校でみんな机蹴ってた」 MEZ「僕の学校荒れてたから、ジャッキー観た次の日じゃなくても机蹴ってました」 又吉「Oh……」

*2:これが3秒くらいのうちに起こる

*3:ブログの過去記事を読んでね!

*4:意味が分かると怖い話かよ

*5:「死んじゃうよぉ…」ってゴライくんが隣で呟いてるのがいいヤツだなって思った

*6:youth k「バンド結成から26年メジャーデビューから20年、でんぱ組.incの10倍です!」MEZ「これ並べる必要あったか⁉︎」

*7:IMASARA

*8:豊洲なのか…?」「今度は豊洲なんだ!」「豊洲かあ」ってざわめく客席楽しいよ

*9:結婚式なのに、なんでか手元にオレンジ色に光る棒もあったんですよね、引き出物かな

*10:アッ"凍京"ね!って感じで膝を打つ。

*11:彼の友人たちからは「無限に見てられる」「見ながら5杯は飲める」と大好評な様子だった

*12:多分当時の空気というか若者文学観なのだろうが、初めて触れた頃のライトノベルに近くてびりびり身体の芯に来た感じがする。ジャンル媒体関係なくなんでも、論理やイメージの飛躍で一瞬置いてけぼりにされる感覚が大好きなんですよね。サーカスの空中ブランコみたいにはっと目線が動かされるやつ。

*13:全然本筋じゃないけど向井さん東京って絶対呼びたくないマンなんですね

*14:客「かーわーいーいー」MEZ「やめろぅ業務妨害だ」

*15:ちなみに私はパロディタイトルを聞き過ぎて本当にそういう曲があったと言うことを知らなかった

*16:登場時のMEZさんの「フォトジェニーック!」というかけ声が最の高。つられて踊り出すカメラマンとDJもかわいらしい

*17:シンプルイズベストじゃないですか!

*18:すこし暗かったのでyouth kさんが下からスマホライトで照らしてて、衝撃的な画がはっきり見えすぎてしまうことで余計に恐ろしさが際立つという相乗効果

*19:と書いてグッドトラウマポイントと読む

*20:主催に当たりの強い客席である

*21:客「そうだそうだー!」「タブレット割っちまえ!」 MEZ「オレのだから!!」

*22:トークはエモかったけど、Pに対してちょっとがちめに怒ってる。同じ次元に生きる相手の、人生の中で起きたエピソードをお話として消費することの後ろめたさを感じない人間がいることに。アイドル、idolってそうなのかもしれないけどさ

*23:円盤も発売されたばかりだけど、Amazonの聴き放題サービス加入してると聴けるようなんだよね…気になるhttps://music.amazon.co.jp/albums/B07PLK9HZL?ref=dm_sh_vWIfkn0P9YSGzEyAoHBMzDgU7

*24:ポメラでリアタイ記録してる

感想:「イップ・マン 外伝 マスターZ」マックス・チャンの美しさが大勝利というお話

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友達の、香港映画の宣教師に連れられて、今日見てきました。合計11人で。宣教師も言ってましたがなかなか10人単位で映画を観にいくのは無い経験。

中華系アクション映画、「ドラゴン・マッハ」「イップマン」継承は観ている人間ですが、いやあ大変楽しかった。

イケメンとイケオバと美女をはじめ、敵から味方から見惚れるアクションのオンパレード。

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観たあとだと、このポスターが格ゲーのキャラクターセレクト画面に見えますね。

 

そんでもって、「イップマン」もしくは「ドラゴンマッハ」を観たことがある人はぜひ今回の「マスターZ」も観て欲しいと強く思いました。マックスチャンが今までで一番かっこいいんだもん……
まず前提として「マスターZ」はドニーイェン主演イップマンシリーズの外伝作品である。外伝かつ主人公が別のキャラの単体作品なので、イップマンを観ていなくても筋書きはちゃんとわかる、はず。

何故なら香港のアクションスターたちによる美しい身体が見事に絡まり、解き、拳を打ち合う素晴らしいアクションがこれでもかというほど味わえる映画だからだよ!!

わたしと同じヒューマンであることを疑うほど、身体が軽々と宙を舞い、看板を蹴って跳び、壁に張り付いて蹴りを出す。しかもみな美しい。美しい人々が美しい構えで闘うのは観るだけで気持ちいい。

 

マックスチャンが今生いちばんかっこいい

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みんな知ってるとは思うけど、オーケイ!もう一度説明しよう!

主人公は張天志(マックスチャン)。寡黙な男だが義に厚い。かつては詠春拳の道場を開いていたが今はたたみ、少し離れた街で一人息子を育てるために食品店を営んでいる。

すこし寡黙、でも息子への愛は一心に伝わってくる。配達の品と一緒に息子を自転車に乗っけて、バス停まで送る冒頭が本当に和むんですよ……慌ただしい日々でもちゃんと息子の誕生日プレゼント買って、急いで家に帰ってレストランにおめかしして走るの、すごいかわいい。

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これはレストランの前でしょげてる父子。いやあかわいいか。

あとマックスチャンのお顔が整ってるので真顔で佇んでいるだけで画が成立してしまう。

イップマン3でライバル出演した時には、詠春拳の武館を開くまで行ったのできっちりした髪型で、今回は詠春拳から一旦離れているのですこし緩めの髪型にしている。その格好良さとセクシーさのあまりわたしは劇場で口を開けてしまいました。これで一子の父はずるい、許されていいのかこんな綺麗さ。

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この武骨な姿、詠春拳以外はなにも気にしてこなかったような風貌なんですけど、息子を伝わる形で愛しているし、しかもいざという時機転がきくし頭がいい。闇討ちされて火事から逃げ出す時も、息子を守りつつ脱出するために単なる暴力じゃなくて知恵を働かせる。武骨なのにとっさの頭が回るのすごくポイント高いです。とてもかっこいい。

そんでもってアクション!単体で好きなのは身を寄せることになった歓楽街でのアクションシーン。ネオン街に連なるバーの看板を次々と蹴って跳び、看板の上の細道で敵を殴り落としていく!軽々と登っていく姿が本当にかっこいい。

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イップマンの柔和な余裕とはまた違って、敵に囲まれても冷静に真顔でやっつけていく姿が彼のやり方だし強さでもある。だからこそ、魘される息子の手をそっと握ったり頰を撫でたりする父親のやさしさを垣間見て、我々はきゅんとしてしまうわけですよ。かっこよさの塊かよ。


このあとのね~~~~トニージャー演じる暗殺者との一戦がわたし一番好きなんですけど~~~~~~聞いてくださいよ~~~~

 
チート級に強い殺し屋トニージャー

「ドラゴンマッハ‼︎」では娘を救うべく悪の用心棒マックスチャンと闘ったトニージャー、今回は雇われの殺し屋として張天志の行く手を何度も阻みます。

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いやまずこのビジュアル!愛娘を愛しんでいたパパからの人絶対殺すマンなのでドラゴンマッハとの落差がすごい。ドラゴンマッハと立場がおよそ逆なのも面白いなあ。

劇中でほぼ喋ることなく、淡々とマックスチャンの蹴りを受け、拳をかわし、跳んでは投げ飛ばす。

私的ベストバウトはこの2人なんですけど、特にブティックの入り口で2人で組んでやりあうシーンがちょうかっこいい。2人で拳を打ち合い蹴りを繰り出し背後のショーケースを割るまでの息のあったアクションが、凄まじいスピードで行われるブレイクダンスのようで本当にかっこよくて美しい。これぞ舞踏/武闘ですな!(言いたかった)メイキング観たいナァ。

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アクションだけではなく、ストーリーにおいても彼の動向が一番のキモといってもいい。悪いトニージャーめちゃくちゃいいですよ!2ではメイン級でお願いします*1

 


女性陣の衣装の美しさ

張天志親子が身を寄せることになったのは、歓楽街でホステスをしている双子の部屋。距離を縮めていく双子の片割れジュリアのお洋服がマア綺麗。

チャイナ服からすこし流行りにアレンジされた、スタンドカラーのトップスやワンピースがいくつも出てきて、着替えるたびにずーっと見てた。マスターZ見た後はスタンドカラーの服が欲しくなっちゃうよ!

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画像見つからなかったけど、中盤病院のシーンで着てたレトロ柄のワンピースがまた可愛いんだ…


あと、マフィアボスとして敵対するクヮン姐御の着ていた、青いドレスも大変に素敵でした。イケオバすてき…。

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透かしレース、特に下地と同色のレースは本当に可愛いし大好き……

 

イップマン本編との対比

どちらが正当な詠春拳の使い手か、イップマンとの闘いに敗れたあと、新たな町で再起を図る天志の物語。

今回観てて、ああイップ師父はどこまでも「清廉」だったのだなと思い返していました。貧しくても微笑みを浮かべ、妻や子と支え合う。綺麗な調度品の並ぶ家の中、あるいは整然として何もない道場や広場で愛のために拳を振るう。それが「イップマン」の画面の美しさ、物語の美しさに繋がっていたのだなあと。

対比して、張天志が住むのは歓楽街の雑居ビルで、息子と生きるために客に酒を酌み料理を出す。出てくるモブは酔っ払い抱き合う男女に喧嘩や麻薬で争う奴らばかり。ごちゃごちゃしていて薄暗くて、けれどこの生活も美しいことには変わりないと、ネオン街の「日の出」のシーンで伝わりました。さりげないシーンだったけど、思い返すとますます美しくなるなあ。


あとちょっと笑っちゃったんだけど、今回めちゃくちゃものが壊れる。レストランもブティックも、マフィアの姐御のお部屋も闘いの中で容赦なく壊れる!書斎机ってあんなサブレみたいに簡単に割れるものでしたっけ…と目を疑うほど、部屋全部の調度品がバキバキに壊されていきます。

前述の、本編における清廉な美しさのなかでは出来ないから、この際やってしまえ!!みたいな気概を感じました。出血大サービスで余計なところまで破壊してましたよね?イップマンの奥さんがその場に居たら怒りで倒れてしまいそうだなあと思ったり。

 


肝心のストーリーもアクションも殆ど語ってないけど、とにかく劇場で観られる人はいい男とイケオバの美しいアクションと可愛いお洋服のために観てください!!

劇場で観られないなあという人は円盤を待とう。私もすぐ買う。


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*1:外伝の続編#とは

3/9 スパイダーバース 舞台挨拶&本編感想

評判を聞いてえいやっと観に行ったら、たまたま舞台挨拶中継付きの回でした!なんて幸運!というわけで舞台挨拶と本編の感想。

 

舞台挨拶(小野賢章宮野真守悠木碧)

3人登壇してスクリーンに大写しになった瞬間に「いや500億かわいいか」って呟いてしまった。声優業界の中でもアーティストや俳優活動が盛んで見た目の整い方が半端ない3人が一堂に会してしまった。空間のビジュアル値が高いよ!!!!

特に宮野真守さんがかっこよくて、いや正確にいうと普段から彼はかっこいい見た目をしているのだと改めて気づいてしまって、その不意打ちに動揺してしまった。


最近実写だと雅マモルとか巽幸太郎コスプレとかしか見てなかったので、きちんとした格好をしてきちんとした居住まいでインタビューに誠実な回答をする宮野真守を見つめるの、3秒も持たない。なんだあのカッコいい30代。ふだん面白にいちゃんだからちょっとぜんぶキメキメだとずるすぎる。

でもインタビューが進む中で段々とふざけが顔を見せ始めて、あっいつもの宮野さんだって安心しました。

ジャケット赤・シャツ青・ネクタイ赤で、スパイダーマンカラーリングだと思いつつも頭をよぎる栗田貫一ボイス。トーク中に我慢しきれず賢章くんが言及しちゃうのに笑った。

賢章くんはおっきめパーカーでマイルススタイル。

悠木さん、緑のタータンチェックのスカートがとてもとても可愛くて、黒リボンを結わえたレースブラウスと一緒にすごく良く似合っていた。去年私が熱望していたJane Mapleかしら、と思ったのだけど微妙に違いますね。気になるなあ。

 

  • 作品に関わった率直な感想は?

賢章「マーベルが好きで、その中でもスパイダーマンがすごく好きなので、不思議です、この場に立っていることが…だって本来ならば皆さまと同じように客席で見ていたと思います。こう、ポップコーン食べながらね」

宮野「いいよそれは(笑)」

悠木「コーラがここにあってね」

宮野「いいんだよ細かいデティールは」

賢章「食べてるうちにこうポップコーンが挟まっちゃって…」

宮野「そこまでにしよう!??」

賢章「それで…なんの話でしたっけ??」

宮野「スパイダーマンになれてね~~自分の話に責任持とうね~~~~」

賢章「あっそうです、スパイダーマンになれたことがすごく…感無量です!」

宮野「便利な言葉!」

熱がこもってずれる賢章さんや茶々を入れる悠木さんにツッコミ入れたりフォロー入れたり、面白く転がしてくれる宮野さんが頭の回転が良くていい先輩だなって思いました。普段は1人で舞台の上をフリーダムに駆け回ってるイメージなので。

 

  • 吹替したキャラクターと似ているところは?

「ふだん声優でやらせてもらうキャラクターって自分より若いことが多いので、自分の年齢と近い今回はそういう意味でかなりプレッシャーでした。」

ここが、宮野さんの真面目な部分をふっと覗かせたコメントだなあって思った。真摯に受け止めてる感じ。

 

宮野「ぼくがぐうたらしたらこんな感じだろうなあって思いながら…すごいピーターぐーたらなんですよね」

賢章「えっいつもかっこいいか面白いかの宮野さんしか見てない!今日も……別の作品から……」

宮野「3世じゃねーわ!」

 

さらに、「宮野さんどんなふうにぐうたらするんですか?」とまさかの賢章さんの無茶振りに

宮野「えっ?こう……前にお菓子とか置いて、こう、ぐーたらするよ、ねっ(スタイリッシュごろ寝をキメる)」

賢章「脚長っ!身体の7割くらい脚!」

悠木「脚がぴーんって三角定規みたいになってましたよ!」

 


悠木「スパイダーマンでヒロインですって言われて、『おっMJか~?』って思ったんですよ、でも台本開いたらグエンのところに私の名前書いてある!えっ戦う方じゃん最高!ってなりました。マーベルの女子ヒーローってすごく…狭いじゃないですか!だからこうした形でヒーローになれて嬉しいです」

「グウェンは私が付き合いたい女にしました!似ている部分を探すというより、台本を読んで『えっ無理付き合いたい~』って思ったので、私が付き合いたい女に仕上がってます!皆さんと女の好みが合うといいなって思います」

絶対みんな好きになっちゃうよ!って豪語してました。その通りですよね。


マーベルヒーローがすごく好きで、なかでもスパイダーマンに憧れていたと思っていた小野賢章さん、シビルウォースパイダーマンが登場して(自分が声を当てられなかったことに)ショックを受けたそうで。

「でもそれは、今回のキャッチコピーの『運命を受け入れろ』っていう、まさしくこの作品に出会うための運命だったんだなって今すごく思います」

そんなふうに晴々と言われたら、「マイルスも小野賢章スパイダーマンになれて良かったねぇ!」って本編始まる前から高まってしまうよ!主人公が思い入れが一番強い作品で本当に良かった。

 

本編(吹替の感想)

スパイダーマン自体が初見ですが、とても面白かった……!!!

 

ひとことで言えば、物語も映像も音楽も夢中になって観られる作品だなあと思った。

学校を抜け出しておじさんの所に遊びに行くシーンで、大きなリュックをせおったマイルスにヒロアカのデクくんが重なって、大きなリュックがアメリカのティーンエイジャーというか、まだあれもこれも選べる子どもの象徴に見えたり。


ラストにやっと握手できたマイルスとグウェンへ「ンもおお可愛いなお前たち!」って悶えてるB.パーカーによくぞ言った!とサムズアップしたくなりました。


スパイダーマンどれも魅力的で選べない…敵のプラウラーのガジェット満載の武器もかっこよかったし。

でもやっぱりグウェンかなあ。賢くてクールで有能って公式で言及されてるし、実際そのように戦闘でも描かれてるのが惚れ惚れする。

スパイダーグウェン、白ピンク基調なのにしなやかな黒がバシッと決まってて、スタイリッシュでクールな雰囲気なんですよね。

舞台挨拶でグウェンのスーツも登壇してて、眺めてる間に足元がフェミニンなバレエシューズなことに気づきました。そのポイントで彼女のデザインが一番好き!って思った。少女のアイコンみたいな、可愛らしい足首リボン。舞台上では水色かな?って思ったけど実際は薄いネオングリーンで、それも狙いすぎない可愛さの理由か。

クール、フェミニンと、どちらも選びたい、どちらもわたし、どちらもかわいいみたいな印象を受け取りました。ありがとうキャラデザ。単独映像作品まだですか!


あとノワールももちろん心惹かれるよね、探偵でモノクロなキャラデザも素敵だし、大塚明夫さんなの本当に最高…昨今なかなか女の子に「おいで」って呼びかける大塚明夫聞けないよ……

ノワールは立ち振る舞いだけでキャラが確立するように見せていて、その分バトルもっと見たかったな~とか欲張る。

あとでポスター見て気づいたけど、パーカー被ったマイルススパイダーマンも本編で観たいなあ。

 


今回拝むほど感謝したいのが、吹替声優陣。ただ日本語で台詞を聞くための吹替じゃなくてちゃんとプロで固めてくれたことがまず嬉しい。

その上で声優さんたちの演技が、アニメでも吹替でも聞いたことない声質だなあって思って不思議に嬉しくなった。

実写の吹替のように画に完全に溶け込ませる声じゃなくて、アニメで聴ける声優の演技のいいところ・好きなところがさりげなく散りばめられてる声だって思った。上手いこと2つの要素が溶け合っている、絶妙なバランスの声質をそれぞれが使ってくれている!

声優のお仕事は今や多様であるけど、アニメの仕事がやっぱり私は好きだから。アニメで磨いた腕を他の仕事に活かしているのに気づいたら、本当に嬉しくなりますよね。


スパイダーバースはアニメーションだけど、実際見たら実写とアニメのいいとこ取りのような画づくりだって思って、だからこそ、声優の演技も実写吹替とアニメの間をグラデーションで移動するようなとてもいい塩梅だったのかもな。


実写映画をよく見る人には「日本のアニメで鍛えられた声優がこんなにすごい吹替するんだぞ!!!」って言いたいし、アニメを沢山見てる人には「吹替だとこの声優がこんな声使ってるんだよ、アニメじゃあ聴けないんだよ!!」って言いたい。そんな、勝手に誇らしくなるような、素晴らしい吹替だなって思いました。

 

まずピーターパーカーのかっこよさ、そして一心同体みたいに声を当てる中村悠一の素晴らしさよ!!!!

ピーター・パーカーを見たのは初めてなんですけど、ずっとあんなかっこいいキャラなの?うそやん?日常的にヒーロー仕事をしてて、戦闘中もいい感じに力が抜けてる感じがかっこいいしうっかり好きになりそうだった、ずっと見ていたかった。


それで中村悠一なんですけど、一言喋った瞬間に「あっ『完璧な男』の中村悠一だ」って心臓刺された。

この作品での役どころとしては、後ほど出てくるBパーカーはじめ他のスパイダーマンとの対比のために、彼を「お手本」として印象付ける必要があるじゃないですか。

非の打ち所がない完璧なスパイダーマン、清廉で真っ直ぐなイメージ、かつ等身大の男性の声。

アニメみたいなくどさはなく、吹替寄りでさらっと「完成されたヒーロー」を演じてくれるの、たまらなく素晴らしい。

中村悠一がキャスティングされたこと、そしてそれにばっちり応えてる中村悠一よ!!ありがとう!!!!

 

グウェンが好きと書いたけど、これまで聞いたことのないような悠木碧さんのお芝居が、グウェンの魅力に上乗せされてて大好きになっちゃったんだなって思う。

悠木さんが吹替をするって聞いて、「日本のアニメみたいなキャラクターなのかな?」と疑いもなく思っていたけど、今はそれが先入観だってわかる。つまり、高め・舌足らず・すこしオーバーな演技。悠木さんの演技といえばそれだと思っていたし、実際その要素を難なくこなす役者だと思っていた。*1

きっとキャストを知らずに聞いていたら、グウェンが悠木さんだと気づかないだろう。低く、張らない声。演技の引き出しを努力によって増やしていく悠木さんを本当に尊敬する。

悠木さんは微笑みながら「多分グウェンは私のパブリックイメージと違うと思うんです。私が憧れる女の子です」と、舞台挨拶で言っていた。いいぞいいぞ、イメージなんて随時破壊して自ら築いていってほしい。


小野賢章さんも悠木碧さんも「憧れだったスパイダーマンになれて嬉しい」と微笑んでいた。本編を見終わって「誰でもスパイダーマンになれる」という今作品のテーマを、私は2人の笑顔と一緒に思い出した。とても良い作品で夢が叶って良かったねぇ。ありがとうスパイダーバース!

*1:多分私が想像していたのはペニー・パーカーなんだろう、実際ペニーの高橋李依さんはいわゆる日本のアニメらしさの演技だと感じたし。とてもチャーミングだった!