たえてさくらのなかりせば

あなたに会わなければ私の心は平穏で退屈だったろうに。チクショーありがとう! という気持ちを書くところです。

10/3 NIGHT OF THE ZOMBEAVERZ ~胎動篇~ 

放置していたらいつの間にやら季節が一巡りしていましたが、さも続きのように何食わぬ顔で更新しましょう。


はてさて楽しいことがあったから書くよ!書いて覚えておいて、楽しい気持ちになりたいときに自分が読み返す用だよ!

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3月のゾンビーバーズライブぶりのPAPERMOON。わたしはずっとここのお酒が飲みたくて仕方なかったんだ・・・!


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(プライバシー配慮で愉快なスタンプをつけています)

誰でも安心して参加できるように、入る前はちゃんと手指消毒して、検温して、アマビエちゃんである。*1
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チャリティーステッカーもキュートだ!

お客さんは自分も含めて10人くらい。知らずにPAPERMOONに来てこの奇祭に巡りあった方も居て、いったいどんな気持ちでカウンターから聞いていたのかな。


1.今からでも間に合う!まだ数巻しか出てない漫画特集(阿G)

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初手阿Gさんって安定感あってホッとするなあ。
軽快な語り口で『恋するワンピース』『アンデッド・アンラック』『忍者と極道』を紹介。これが布石となってあちこちのテーブルでジャンプ漫画の話に花が咲いていて愉快だった。

今回気になったのは『アンデッド・アンラック』。「次にくるマンガ大賞2020」で受賞していて噂は聞いていたけど、そんな、作者にモザイク芸のこだわりがある作品だったなんて・・・。主人公への愛がだいぶ極まってるじゃないですか。

阿Gさんの解説はちょくちょく挟まる小ネタが秀逸なのだけど『忍者と極道』独特のルビクイズにはめちゃくちゃ笑った。「二重唱」はもう、作者の発想がずるいよ!

[第1話]恋するワンピース - 伊原大貴 | 少年ジャンプ+

[第1話]アンデッドアンラック - 戸塚慶文 | 少年ジャンプ+

忍者と極道 - 近藤信輔 / 第1話 忍者と極道 | コミックDAYS


2.LIVE(MEZ&凜)

凜さんが出るライブも、PAPERMOONでのライブも、観るのが本当に久しぶり。
すぐじゃなくても、賑やかになったいつかに、そんな機会が芽を出すだろうと思って気長に待つつもりだった。
でもいざその朗報を聴くと「半年以上だよ!!めっちゃ待った!!!」ってワクワクしちゃったな。
ワクワクしすぎてめちゃくちゃ配信にあほ客の声入ってて申し訳ないです…ライブ中飛び出てる声は大概わたしなので、あの、ごめんなさい……。


お兄さんお姉さんの教育のたまもので、すっかりPAPERMOONで振るサイリウムの味を覚えてしまっている。
今回キンブレ持ってきたのは自分だけかもな、と思いつつカバンから取り出すと、なんと隣の友人もニコニコ顔でキンブレを光らせていた。
「まるゆきさんが来るなら絶対サイリウム持ってくると思って、わたしも!」って言われた。読まれている。ひとりでも全力で振るつもりだったけどありがとう。

アタマの「NIGHT OF THE ZOMBEAVERZ」からもう最高すぎた、ああこれ久しぶり!って脳に幸福が沁みる。先月のフトイーズさんレコ発でのMEZさんのライブも愉快で良かったのだけど、凜さんと二人でやる曲はもちろん久しぶりだし、ソロの曲も凜さんが違う音色を重ねるのでぐっとライブの深みが出る。
MCでお客を構ってくれるふたりの姿を見られることが本当に嬉しくて、悪ふざけたくさん投げてたんだけどあれですね、酒が抜けたらなんであんなに蟹コールアンドレスポンスしてたのかさっぱり分かりませんね。蟹!語彙!*2


ラスト曲、冬のユメノアリカさんラストライブで聴いた新曲がですね、大好きなんです。本当に大好き。
そのときの水戸SONICの照明はとても賑やかで、じわじわと盛り上がるイントロに合わせてカラフルに光量が増していき、いちばんの到達点でとどめとばかりに差し込まれた強烈なネオングリーンと二人のシルエットは、今でも脳裏に焼き付いている。
その、メロンソーダみたいなぱちぱち明滅する光とエモいテクノが完全に「好き」で結びついたので、曲の内容には関係ないけどサイリウムは緑にしている。あの時もノリが良いお客さんが周りにたくさんだったからばちばちに揺れるの楽しかったけど、欲を言えば客席もライトの海にしたかった。
曲もずっと楽しい。一緒に飛び跳ねたいし一緒に唱えたい歌詞がたくさんじゃないですか?*3

ちなみにMEZさんへ「大変エモかったです」と感想を伝えたところ、この曲の正式タイトルが「てぃろりん☆でぃあまいでいずっ!」と聴いて衝撃を受けたところまでがワンセット。


3.夢の国の海の方特集(ゴライfeat.めず)

他の誰も見たことがない世界の真実を間近で見てきたように語る、ゴライくんのトークスキルがまたギアチェンジしていてすごい。会場みんな「分かる~夢の国行きたい~」と「分からん~~何処の時空~」を交互に繰り返してた。サウナの交互浴みたいなものかな。整う!
途中10分くらい世界の真理a.k.a妄言の時間があってもはや脳が幸せだった。ここまでくると「語られた内容を現実のものと誤認させる」っていう異能力なんじゃないかな。

前々からちょくちょく聞いていた、最強に楽しいアトラクションのストームライダーが「魚のなにか」になってしまった話も秀逸だった。
社会人になるまで夢の国エアプ勢だったので、みんなが惜しむストームライダーに逢えてなくてもったいないなあと思いつつ楽しんでたけど、ゴライくんが憤慨するあまり出てきた「(魚のなにかに)換えたヤツ出てこい!俺と相撲で勝負だ!!」が今回あまりにも好き。

#ストームライダー返せ


最後に会場に来た人へ限定プレゼント!じゃんけん大会を勝ち抜いた猛者にそれぞれ贈られましたよ。

・阿G→紹介漫画たちの第1巻
・めず→スライムのおもちゃ
・ゴライ→夢の国特製のお菓子

ちなみに私も勝った。



エクストラステージ

ゆるゆるとマンガの話が聞けて楽しかった〜

最後まで、なぜ今回トイガンが導入されたのか、ゴライくんを止めるのに有効な手段だったのか、全くわからなかった……語ってる時の彼は無敵状態なんだな。


終了した後はのんびり居られるだけお喋りしていてこれもよかった。残ったお客さんと演者交えて最近読んで面白かったマンガを紹介しあったりだらだら性癖を開陳したり……最近本屋行ってないなあ、またしこたま買い込みたいなあ!


この日やっぱり、生身で楽しいことを受け止めるのっていいなあって思いました。久しぶりにたくさんお喋りして爆笑して、酔いと疲れが乗っかって最後テーブルで寝落ちしかけていた。それくらいはしゃいでいた。

みんなで定期的に禊がしたいよ!
美味しいご飯お酒、普段着ない服に会わない知り合い、楽しい音楽に世界の真理。人間のかたちを保つには絶対社会的な皮を剥いだ場での馬鹿騒ぎが必要。
みんなが生きてることをいろんな形で確かめながら、ひとりの部屋で深呼吸をしながら、またざわめきのなかでサイリウムを掲げられるように。

今に楽しさを見出せなくとも、過去の楽しい残滓を啜ってでもいいから、とりあえずその時までいきましょうね。というやつである、自分への祈りである🤞

v(^^)v<カニ!!

*1:県外の先輩も連れて行ったら、初見のアマビエちゃんに怪訝な顔をしていた。我々県民もネーミングにはずっと怪訝ですけど、でも空メールによるメーリス登録システムって、メルアドさえあればいい簡素なつくりだから案外無くならないね。

*2:配信画面からは見えないけど「蟹〜!」のときは客も一斉に✌️(^^)✌️わきわき手を動かしている、のでMEZさんが異様に怯える構図となっている

*3:機会があればゾンビーバーズ以外のMEZ凜のライブも観に行ってるけど、他のバンドにお呼ばれしてるときは当然初見さんが多い。そこを曲の面白さ(愉快さと技巧のどちらの意味でも)でクリアしていくMEZ凜も観ていて楽しいんだけど、でもでもやっぱり、曲を知っているお客さんが多いところで、覚えてるコーレスしたり飛び跳ねたり、揃ってはしゃぎたいなあって思う。ゾンビーバーズのナンバリング回はだから、すごーく楽しい。