たえてさくらのなかりせば

あなたに会わなければ私の心は平穏で退屈だったろうに。チクショーありがとう! という気持ちを書くところです。

3/30 NIGHT OF THE ZOMBEABERZ Vol.5 偏愛レポ(完)

自家製サンクチュアリ


平成狂乱合戦ゾンビーバーズ、なんともう5回目です。

目新しい試みもたくさんでこちらを全く飽きさせてくれない7時間でした。おかしいたのしいさわがしい!!

***

***

1. DJという名の即興MAD制作(youth k)

youth k「こんばんはyouth kでーーーーす!! 宴会芸しまーーーーーーーーーーす!!!!!」
リハからハピネスが高まっていたyouth kさん、なんと今回開始早々ステージのDJ卓を降りる!客席前方のアクティングスペースで踊ります。私の中のDJの概念がどんどん拡張されていく。

すっかりおなじみになったアイマス曲のコーナーでコールをどんどこやったと思えば、お酒を飲めや飲めやの曲で男気を見せて一気飲み(烏龍茶)をし、「イッキはだめだよ!」と標語を叫ぶ。楽しいパーティーの始まりにふさわしい、花火のような賑やかさのお兄さんです。いつもUOありがとうございます。

そのあと椎名林檎を放り込んだら「なぁにアイツ…」「急に大人っぽい曲かけてドヤ顔して…」ってお兄さんたちから声援飛ばされてた。愛され!

今回のタイトルにもなってる「即興MAD制作」、フレデリカちゃんとPの軌跡を辿りながら聴く小田和正にしみじみと感じ入ってしまう夕暮れ時…
もうなんか、起承転結があるプレイだからこの小一時間だけでもう完結の気分なんですよね。楽しい嬉しい大好き!もちっとだけ続くぞい!


MEZ「このあとのMARCO.Dがやりづらそうにしてるぞ!」

2.国民的ヒーロー特集(だいちょー・又吉・MEZ)

又吉さんを囲んで熱量でせんn…啓蒙していく人気コーナー。今回珍しく、又吉さんも好きなあのヒーローだ!だいちょーさんも青い服着てるしね!映画公開だしね!

「又吉さんも好きでしょ?ジャッキー!」

「……今回ドラえもんじゃないんですか?」と渋る又吉さんに「ドラエー(成)モン(龍)」と囁くMEZさんがナイスプレーである。

又吉「あともう左上が気になりすぎるよ」
「どっからどう見てもシティーハンター冴羽りょうでしょう」
又吉「ハァ???」
MEZ「又吉さん、冴羽りょうですよ!」

「ジャッキー1番好きなの僕なんで」
又吉「いやオレの方が好きだから」
MEZ「僕が映画大好きになったのはジャッキーチェンの影響ですよ」
3人でわれもわれもと好きを募る様子は微笑ましい。微笑ましいが、すぐに様子がおかしくなるのが狂乱。*1

ジャッキーのアクションもスタントも好きで好きで、30分始終ニッコニコしていただいちょーさん。
なんと過去既に、酔拳を真似したり階段落ちを真似したりと再現を試みようとしていたのだった。
ウワーッホントに階段から転げ落ちてる!堂本光一くんみたい!!

「僕大好きだから(階段落ち)真似しましたけど、全身打撲になってますからね!」
「もうこれ俺が一番好きでいいでしょう!(ニコニコ)」
MEZ・又吉「……」

楽しそうで幸せそうで良いなあと思ったけれど、絶え間ない笑顔が一瞬ぞぞっとすることもあるってちょっとわかった。

ジャッキー・チェン特集、正式名称は「俺でも真似したくないジャッキー・チェンのやべえ映画ベスト5」です。

又吉「だいちょーでも今回紹介するやつは真似したくないと」
「いや、3・4・5位くらいは真似したいよ?」
又吉「なんなんだよ!」
この後の映像を観ると「何を血迷ってるんだこの人は」と又吉さんに同意せざるを得ない。でも解説しているだいちょーさんが本当に幸せそうで楽しそうでこっちも笑顔になっちゃうんだよ!でもどのアクションも実践すると確実に死ぬ。ライフが100機あっても成功しないと思う。

  • 5位 少しでも顔がずれたらやばいことになる『プロジェクトイーグル』

工場内でのドタバタアクション!足場を駆けのぼったり荷物の密集したところに逃げ込んでからのいないいないばあのやりとりだったり、とんでもないスピードでやりとりされる格闘が楽しかった!ビールが進む。
必死で仕留めようとしているはずの敵がコミカルでつい声を上げて笑っちゃう。ジャッキーも表情豊かで笑っちゃう、笑っちゃうんだけど顔の位置がずれてたら鉄板に真っ二つにされちゃうの三次元でやっちゃいかんでしょ!!!手刀で切られるビール瓶みたいになりますよ!

でも今回紹介された中では一番続きが見たい(まんまと流される)

デパート全部を使ったムチャぶり満載なアクションスタントなのに、「やるなら?」「(近所の)イオンでしょ」とここでもやる気満々なだいちょーさん。
そしてジャッキーのムチャといえば、この作品のシャンデリア滑り降り。見たことなかったから、シャンデリア?滑り降り?と全く想像が付かなかった。観てみたら、とんでもない高さから身ひとつでワイヤー掴んで降りていく姿がほとんど飛び降り!!

「滑り降りた後敵を追っていく演技してるんですよ、本物ですよね!」

いやジャッキーすごいしテンション上がるけど高所恐怖にはきついっすよ。
さーっと顔色が変わる客席を前にしてもだいちょーさんのテンションは上昇を続けます。連動して又吉さんの返しもキレが増す。
「ちょっとやりたいですよね?」
「やりたいかどうかの物差しで見たことねーよ!ジャッキーを!」

「このスタントで骨盤脱臼したらしいんですよ(ヒーローを見る眼差し)」
「なに脱臼でにこにこしてるんだよ…笑い事じゃないよ…」

毎回の特集の、狂乱に対して素面で闘おうとする又吉さんのツッコミが面白くて大好き。きちんと的に当てる鋭さと反応速度が素晴らしくて好きで好きで、今回は特に素手でバスバス殴ってるようで面白かった。毎回相手が悪いんだけど。

  • 3位 NGカットがホントにやばい『プロジェクトA』

時計台から、落ちて!日除けを突き破って!突き破り損ねて!跳ね返って地面へ、あ、あああーッ!!*2
「マジで死んだと思って本気で駆け寄ってる」お兄さんの顔が演技でない蒼白さだった。いやこれ本人が生きてるの不思議だし、リハと本番で何回も観てる側がショックで死んでしまうわ…

MEZ「だいちょーさんこれをやるなら?」
「水戸芸ですかねやっぱ」
又吉「地面に落ちる前にあのウネウネの角にぶつかって死ぬよ」
MEZ「なに、だいちょーは自殺願望があるの?」
「いやどっちかっつーとデススタント願望なんですよ」
MEZ「あの、やりたくなったらまず俺に相談してね…?」

MEZ「(お客さんの)見てよこの静かなどん引き」
「え、カッコいいですよね? ジャッキーに人生狂わされたのオレだけなのかな」
又吉「ジャッキーのせいにするなよ!」


この予告編動画見たら、アクションとギャグのテンポの良さと画の揃え方が美しくてどんどん見ちゃう。
自転車で飯屋の脇をかけ抜けていくところの敵をノックアウトするタイミングが天才過ぎて、すっげぇわくわくするし笑うんだけど、でもやっぱりジャッキーは無限ライフなのではと怖くなっちゃうよね。好きになってはいけない危うさがある。

「俺より目立つから嫌だ」とジャッキーに嫉妬されたアクションを繰り出すミシェル・ヨー、大型バイクに乗ったまま汽車の背に飛び乗るの、あたまおかしいかっこいいやばい!
今現在も美しさとキレを増し、最近の日本公開の映画ではマフィアの女ボス役として見事なアクションをみせてくれています。手さばきが美しくてほんとごちそうさまです…『マスターZ』をよろしくお願いします*3

それに感化されてしまったのか、五段飛ばしで危険なスタントを繰り出すジャッキー、と思いきやヘリコプターの縄ばしごにぶら下がるジャッキー。
「あれ、割とふつーの絵面では?」と思ったのも一瞬、だいちょーさんから「皆さん麻痺してると思うけど、これ命綱無しです」と聴いた瞬間に会場のあちこちで引きつった声が漏れる。*4

  • 堂々の第1位 運が良かったから生きてる『ポリスストーリー4』

アーーーーーッ、アザラシがーーーーーっ、かわいいアザラシの帽子がーーーーーーッ

もう恐ろしくて目を開けてられないでした、イノチ、アル、イノチ、ダイジ。

「ヘリもね、思ってたより低くなっちゃったんでしょうね」
又吉「なんでヘリ側の擁護するんだよ!ジャッキー大好きなんだろ!厳しいのか甘いのかわかんねーよ」

本当に、人体の神秘をしみじみと思いましたよ。ジャッキー見てたら危機のための悲鳴が久しぶりに喉から出た。


件のシーン以外にも、かっこいい面白いとことん惚れてしまうようなアクションがたくさんあるので、是非見てみようと思います。
まずはシティーハンターからだ!!


3. "負けない負け犬"フラワーカンパニーズ特集(youth k・MEZ)

聴くうちにふつふつと感情がこみ上げてきてこちらに好奇心の火を点けてくれるyouth kさんのトークだ!
今回は今年30周年のバンド「フラワーカンパニーズ」!

youth k「これから紹介するんですけど、フラカン知ってるよ!って人いますか?」
チラホラ…な会場に「良かった、みんな好きだったら30分間俺の好きなフラカンかけてDJしようと思ってました!」とポジティブゴーイングなyouth kさん。
バンド機材を詰め込んだハイエースを前に佇むだけの、飾りも素っ気も無いアー写にMEZ「ハイエースってお前、ヒップホップやったら後ろ美女でごっつい車あるところやぞ」って突っ込まれてたけど、トーク全部聴くとこのハイエースさえもしみじみと感じ入ってしまうんだ…

メンバー:鈴木圭介、グレートマエカワ、竹安堅一、ミスター小西
「グレートマエカワが気になる…!」って身体を折り畳んで(>皿<)顔になるMEZさん。一人異彩を放ちすぎなのだ。
youth k「この名前から分かるとおり、グレートマエカワとミスター小西は、プロレスが大好き☆」

しかし今年30周年なのに、武道館でライブ経験もあるのに、会場がスンッ…となるこの知名度
本人たちの前口上が
「メンバーチェンジ無し
 活動休止 無し
 ヒット曲 無し」
というのだからこれは自覚ありのキャリアだな?


youth k「見てわかるでしょ、みんな知らないんだから」
まるゆき「Mステとか…」
youth k「Mステなんか出るわけ無いでしょうよ!」
MEZ「お客さんに怒るのやめてもらえませんか」

30年の長い旅ができている理由のひとつは、怒濤のライブスケジュール。とにかくいつでもどこかでライブやっている。しかも全国何処でも回っている。
1年間のライブ日程が画面に映されて「えええ…っ」って静かにどよめきが上がった。地方巡業の芸人より多いのでは?日程見て「気持ち悪っ」って感想が浮かぶの人生で初めてだよ!*5


しかし苦境に立たされた時期も長かった。メジャーデビューしたにもかかわらず…
youth k「2001年レーベルとの契約終了しちゃいます」
MEZ「契約終了って実質…」
youth k「事実上のクビです」
MEZ「ってことですよねー!?」
youth k「メジャーデビューしてからのフラカンがぜんっぜん売れなかったんですよ!びっくりするほど!!」
MEZ「なんか、君たちは推しが苦しい思いすると嬉しくなるの?」
youth k「いやいやいや心が苦しくて、今はちきれそうですよ☆」
MEZ「にっこにこだなぁ!!」
(客席)\わかるわかるー^^/
MEZ「一番やばいヤツがいる!」


youth k「フツーだったらここでバンドやめるじゃないですか。でもこの人たちバンドやめなかったんです、おかしいことに」
脱退も休止もなく、インディーズに移行して活動を続ける。
そんな中で生まれた、押しも押されもせぬ代表曲「深夜高速」

youth k「この曲がすげぇ大ヒット……じゃねぇな、大ヒットはしてないですけどバンドの顔になる曲ができて」
って言いなおすのが愛を感じる。

youth k「こうやってひりひりする感じで始まる良い曲なんですよ」
MEZ「聞いてて結構キツくなる空気で始まって、サビの『生きててよかった』の解放感ハンパじゃないんで」


そうしてついに2015年日本武道館ライブ決定!*6でも、今までのハコより遙かにでかい!都会も埋まってない!なんで?

youth k「半年も待ってれば近くのライブハウスに来るんですよ、そしたらわざわざ遠征する必要ないんですよ」
「だってそうでしょわざわざ高いチケ代払って席番号見てしょんぼりして、遠いなあ豆粒だなぁって思うより、自分の生活圏でMC聞いた方が楽しいでしょうよ」

ファンの誰も埋まると思っていなかった武道館、思っていなかったから、レコードショップも他バンドも思い思いの応援が広がっていった。人徳って言うか、単純に魅力が広まっていた結果だよねえ。すごい。
「オレが応援してあげなきゃダメだ!ってみんな思ったんですよね」
「そういう子居るよねえ…!」
いざSOLD-OUTが当日発表されたら戸惑いにどよめく会場と言っていたけど、とても目に浮かぶ。
youth k「ええええ……まっじでぇ…ってざわつきが聞こえるんですよ」

MEZ「一曲すごい売れた、とかじゃなくて、30年歩いてたら武道館に着いたんでしょ」
youth k「ライブバンドの日常として、ちょっと大きいハコでやったという感じ」
この例えたちがすごくいいなあと思った。実際に車でずっと走り続けているからこそ、武道館を気負わず受け止められる感覚がバンドにもファンにも共有されているのが、すごくいい。振り返ったら道がずーっと残っているワケじゃん。

この感想書きながらAppleMusicでずーっとフラカンを聞いている。
なんかね、どの曲も音や声がスイスイ入ってくるんですよ。それでいてきちんと耳の奥に留まる。水のようなお酒・空気のような煙。有線のざらざらした音質で聴いてちょうど良いのに、ふと手を止めて聞き込んでしまうだろうなあと思う。これからも作業BGMにしたい。

youth kさんがオススメしていた中だと、「感情七号線」が心にキます。イントロのジャーンジャーンジャーンからもう好きになる。星屑からの連想をついしてしまうから、六畳一間でちっちゃいプラネタリウムをぐるぐる回してる情景を妄想している。
あと「はじまりのシーン」も曲が良いなああ。「無敵の人」は聞いててぐらぐらくる。


MEZ「超幸せそうな顔で曲紹介してるよ、みんなこの顔見ておいてくださいなかなか見れないです」
って茶化すMEZさんも楽しそうな顔してたし、みんなも聞きながら良い気分になって帰り道検索して聞いてたと思うから、もっと彼らの道は続いてほしいなあとおもいます。

4. LIVE Jun+

ギター一本でステージに上がるたび、レベルアップが眼に見える彼。バンドのいい話を聞いた後はかっこいいギターが聞きたくなるよね。

今回はオリジナル曲を4曲ひっさげての登場。どれも聞きながらお酒が楽しめる、すごーく耳に気持ちいい音楽。

  • 夕暮れ

2月のべんさん主催『MOMENT』で聞かせてくれた曲、あのときよりもちょっとリラックスしてるように柔らかく聞こえてよいよい。その場の演奏を重ねていくの、アドリブも空気も混ぜられて好きなんだよなあ。

  • 焦燥

「次はロックなのやります!!!」って宣言してからの正統派ロックミュージックやるのとても好感じゃないですか?ガリガリ弾いている音が夕暮れから一転してクールで、本人も徐々にノッていくのがかっこいい。
こんなにかっこいい曲やったのに、終わった後「いちばんかっこいい!」って言われてちっちゃくガッツポーズするのチャーミングなんだよね。

  • 疾走

「今の自分をガーッと出す曲」って紹介の通り、早弾きでどんどん熱がこもっていく。かぁっこいいかよ!
Jun+「次の曲…少々、お待ちを」
ちゃんとお客さんに断ってから機材調整をする様子にMEZさんが「かわいいかよ」と呟いていた。

  • そよ風

真剣にやることはかっこいいんだよ、と自我を持つようになってからしっかりと思う。
一心にギター抱えて弾く様がとても惹かれるのか、ライブ中カメラを持ったキャストが一様に彼を囲む。彼の出番になったら静かに前に出てカメラを構えるべんさんが特に男前。とても真剣に撮っていて、ああまた良い写真になるのだろうなと、楽しみ楽しみ。
ゾンビーバーズではカメラもまたキャストのひとりなので、一瞬を切り取ろうとする真剣な顔・誰かの楽しさが移ってつい微笑む表情も撮られている。わたしすげーその様子が好きなんだよ。空間にいるみんなを映して欲しいじゃないですか。
なので、「「Jun+を撮っているべんさん」を撮っているyouth kさん」を撮った写真が私のカメラロールに残っている。面白半分だけど、全部のカメラの写真繋げて見てみたいなあ。


べんさんの『MOMENT』4/28も楽しみなのです。パンフに書かせてもらった前回イベントが楽しかったからー!ホームと違った場所で振る舞うゾンビーバーズめんつがとても新鮮で良かったんですよ。単騎は見たことあったけど集団で乗り込むのは全然違う面白さ。
Jun+くんのギターも違うライブハウスでどんな風に聞こえるのでしょうか、むちゃ楽しみ。

5. LIVE JAM街

MEZ「お客様お客様ーただいまよりJAM街のライブでございますー」
MEZ「JAM街のライブであると同時に、アトラクションでもあります」
\いえーい/

映像見て初めて不思議に思ったけど、ライブハウスって普段キンブレの光でびかびかするのか…?*7

  • FIRE WARS

「こんばんわ豊洲ーー!!!」
地元のライブハウスから飛んでそこは豊洲PIT。*8
血湧き滾るJAM街ライブのお時間です。ステージ奥で曲をかけながらUOを折るyouth kさんが、さながら通訳ワイプ画面のごとくフリを示してくれるから初見曲でもはしゃいでしまうんだなあ。

ユースケ「みんなのおかげで19周年をむかえることができました、来年は20周年と言うことで日本はもちろんのこと海外も回っていきたいと思います!みんな付いてきてくれヨロシク!!」
とみー「皆さんこんばんは奥井ms…(頬をぴしゃり)奥井雅美です!」
かんた「ドーモ松本梨香です、リベンジしてもいいですか?ゾンビーバー!」
\ゲットだぜーー!!/
今度はできたぞ!
ずん「イェー↑」
コールアンドレスポンスで散々盛り上げてもやっぱり「yeah……」しか言わない徹底ぶり、楽しい。
ちょも「こんばんわーーーーー遠藤でーす!盛り上がってますかあーーー」
ちょもさんの身体ぜんぶに響く声ってほんと体格故で羨ましい。友達の結婚式に出てきたレスラーを思い出すなあ。

ほんもののMCを聞いたことがないから名乗られたらそうだって信じちゃうよ!これがJAM街の威力…

  • レスキューファイアー

今回はコーラスで魅せるJAM街!多人数ボーカルで全員声張って飛ばせるのだから、それが重なったときの威力と来たら。爽快な曲ばかりだから聞いててすごく楽しい。

  • SKILL

一番高く飛んで一番叫んで一番スカッとする曲!宇宙すごい!!
Wユースケとかちょもずんとか、メンバー同士でノる様子が楽しそうでかっこよくて良い。観客も一体になれる感じですごーく楽しい。
今回終わるのが名残惜しすぎて観客からアンコールが自然発生しちゃったのがJAM街の吸引力たるやという感じ。
センターで堂々としていたかんたさんが最後の最後でテンション上がって大ジャンプしたのちテヘヘしてるのかわいいです。
余談ですが、友達の結婚式BGMでこれがかかった瞬間に「MOTTO!!MOTTO!!」ってコール起きちゃったの面白すぎた。ゾンビーバーズで訓練されすぎである。*9

ユースケ「ありがとでしたー!またお盆に会いましょうー!」

盆と正月に一緒に来るJAM街だ!!

6. DJ + フリーダムプレゼンタイム 祝・再結成 NUMBER GIRL特集(MARCO.D)

MARCO.D「NUMBER GIRLの話をさせて貰いたいと思います…NUMBER GIRLの話をさせて貰いたいと思います……NUMBER GIRLの、話をさせて貰いたいと思います…
(客席)\それー!それぇー!!/
このときピンとこなかったけど、後で本人のMC聞くと向井秀徳感めちゃ溢れてるんだよなあこのスタートコール…w

MARCO.D「今日はMARCO.Dとして喋るというより向井の真似をして喋る一般人みたいな感じで、ちょっと聞いてみてください」
ただのファンじゃないか!楽しみさしかないな!!

「カッコのよろしいロックを奏でる4人組バンド」ナンバガことNUMBER GIRL、結成から7年・メジャーデビューから3年の人気絶頂2002年に解散をしています。

\クビ?/\くび?/\首なの?/\クビじゃないの?/
MARCO.D「クビじゃあない」

そこからの2019年、再結成・フェス・ワンマンライブの決定!
「前々からNUMBER GIRLの話がしたいってMEZさんに言ってた」というMARCO.Dくん、照れ笑いしながらのトークだからホントに好きなんだなあって伝わってくる。

こないだ再結成が発表されたときみんなはしゃいでいたけれど、どんなところがみんな大好きなのか。
バンド結成にまつわる公式動画を見せてもらったんだけど「直線的なベースが欲しいんだ」って台詞が気になりすぎた。

MARCO.D「この向井の姿とか…なんですかね?ただのTシャツに眼鏡かけて、なんかちょっと浪人生みたいな」
ちょっと悪口みたいな愛の言葉なんだけど、それでもそのあとちゃんと
「(その格好でも)なんで魅せられていたっていうと…音楽が素晴らしかったっていう、ノれる曲だったっていう、ただひとつそれだけで勝負していたバンドだったからっていうことですね」
ってしっかり言い切るの、いちファンとしてかっこいいよねぇ。


MARCO.Dの考えるNUMBER GIRLのかっこいいところ4つ!

一曲まるまる聞いてからの「こんな感じで…n、な、なんて言うんですかね、もう……どういう風に弾いたらこんな風になるのか…」って言葉が継げないほどたっぷりと堪能しているMARCO.Dが幸せそうでお酒が進みます。
MARCO.D「もうこれ…身体で感じるしかないなあって聞いてるんです」
って続けた彼の顔はまさに恍惚。
鉄風 鋭くなって』のベースが突き刺さるくらい格好良くて呻く。『殺風景』は確かに何歌ってるか分からないんだけど、吹き付ける風みたいに歌声が身体を叩いて揺さぶってくる感じがある。

  • 向井の独特なMC

MARCO.D「今から向井の真似するんですけど」
唐突に身体に向井秀徳をおろすMARCO.D。そのままMCでの思い出語りを真似するMARCO.D うそでしょ?
MARCO.D「今までに無いくらい、ふわっふわな状態でやっとります」
静かに楽しさのエンジンが最高潮に達しようとしているのが見えてちょう良いな!かわいいな!

  • 文学的と評される歌詞

MARCO.D「これ何?全体的に『何?』って感じなんですけどね
「『六本の狂った鋼の振動』は、ギターは弦が六本あるんでそのことです」
「『冷凍都市』…まあ東京ですよ」*10
解説しながら「すごい(向井が)感受性豊かだなって…」とだんだん恍惚度が増してきて「今日…やばいっすね」ってにこにこ顔になってくる彼が楽しい。観客大喝采*11

  • ライブがうまい

ここでやっと向井秀徳の姿がアップで映し出されましたが、ボタンダウンシャツでフェスに上がるおじさん初めて見たよ。
ふつうの休日のおじさんなのに、画が動き出した瞬間に「かっこいい~~!」と声が上がる、いやいやゆーてまだ曲前のMCだしふつうのおじさんだよ?

(北海道のフェス・RSRにて)
「あるいは、そうだね…蝦夷の地に、ひとり佇む江戸から来た女の子がいましたね。」
「あの子って、誰?」

「そう…それがたとえば『透明少女』

語るも野暮だがこの語りで心を持って行かれてしまった。ねえなにこのイメージの飛躍!ちょっと頭30秒でいいから聞いて!
聞き手である観客の意識を惹きつけて、曲へと一気に飛躍させるチカラ!今この瞬間に出会ったばかりなのにアッ好きって思いました。*12*13
MARCO.D「これ一般人のカッコしてるやつが歌うような曲じゃないです!」

客席側からは「向井秀徳のモノマネずっと見られる」「見てたい」って大好評でした。私もイキイキと真似しているMARCO.Dくんしばらく見ていたいなって思ってた。


7. LIVE MEZ&MC凜 with ゴライ・劇団がぁべる

ライブのお時間だ-!!今回は新曲にダンスあるって前情報で聞いててすごーく楽しみだったんだ。

と思ってわくわくしてたら、まさかの怒濤の新曲ラッシュで楽しさの許容値を超えた最高ライブだった。次の日からしばらくパンフレット見る度にアアー無理ーーー楽しいかっこいいかわいいーーーーって悶えていたので書くのが遅くなりました。(ほんとう)

MEZ「今日はね、ゲストをいっぱい用意しています!なんと、女子が出ます…そして、ゴライが出ます!」
ヤッター!!

  • お茶の時間(MEZ)

MEZ「ここでお知らせなんですが、1曲目すいません、私の新曲です」
ここでギャッと声が出る。心臓に悪いワクワクは先に言っておいてください!
イカレ帽子屋とかもーうそんなん好きに決まってるじゃんよって感じで、曲調も好きですもちろん!
うたっているのは自己嫌悪で眠れない夜に書く終わりの見えない日記みたい気分で、もっとお茶を流し込んでキメてハイになってこの曲ではしゃぎたいなあ。

バックでノリながらMEZさんを指すMARCO.Dくんもサイリウムを操るMEZさんもとても堂に入っていて、ライブの導入に最高な曲です。

  • まだ寝てたい(MEZ・MC凜)

イントロでのびのびと写真撮影に応える師匠と弟子。軽口を叩いていたのにコンマ0秒で曲に入る師匠と弟子。師匠と弟子(体言止め)
ライブを重ねる毎に凜さんがのびのびと振る舞うようになるなあと思っているけどッ今回は加えてソロパートが増えたし素のクレイジーさが垣間見えているし、お客さんと一緒にきゃらきゃら楽しげに歌う様が確立されていてとても良いなあ。

MEZ「今この舞台オレ以外"カワイイ"しかないから」*14
JAM街の盛り上がりに対抗して振り付け文化を導入したという話題の新曲だー!

大ヒットした曲のカバー*15ということで、エレキなイントロが流れるだけで沸き立つ場内です。
コールを推奨する!ってことでスケブを掲げて歌詞を教えてくれる師匠。ときどきめくり損ねてブーイングを受ける師匠。「オンリーワン」と掲げたままぴょーんと跳びあがる師匠。(体言止め)

歌いながらダンスする凜さんちょう綺麗かっこいい!!!
凜さん、ミュージカルの時も思ったけど足の踏み出しとか伸ばす手とか、動き一つ一つに迷いがないんだよなあ。堂々とした所作のせいでステージで一番小柄なのに他の人にまったく隠れないしスポットが中心に当たっているので凜さんのワンマンライブのよう。もうここにテントを立てよう。

そしてリハーサルの時からきゃっきゃと楽しく仲の良い様子だったがぁべるのツインズ*16。黒レース・ジャケット・ダメージジーンズをおそろいにして大人っぽく綺麗なフロントダンサーさん!ダンスもダイナミックに動くしキュートな小技を繰り出すし、きらきらくるくる楽しく踊る様子はさながらミラーボールの光線みたいに凜さんを飾っていて、ねえすごく良い相性のパフォーマンスだったんだけど!!これ眼前で見てはしゃいでしまって良いの!

\ぶーぎばっ ぶぎばっ/

すれ違いざまにMEZさんにハイタッーチ、と見せかけてチョキを繰り出して退場していったいまかわさん本当に100億点。

終わって開口一番「いやあの…適応早くないすか…?」ってMEZさんが観客に戸惑っていたんですけど、開始30秒でUOが配られるイベントでなにを今更!演者が歩みを止めないのなら客もその横顔を逃さないように早足でついて行くだけなんですけど!

  • ぼくらのゆくすえ(MEZ・MC凜)

あの頃の僕らが問いかける
「それは思い描いていたとおりか?」
そんなわけないさ わかるだろう?
でも、わりと悪くないストーリーさ

ねえほーんと歌詞が良いのさ。お芝居の中の4人の雰囲気の暖かさを思い出す。
うたごえが前回よりも力が増していてよかったなあと感じます。

  • ウタカタノヒビ(MC凜)

MEZ「誰が凜さんの新曲はひとつだと言った?」
まさかの新曲3つめ!お芝居の度に経験を抱えて帰ってくる凜さんがよく感じられる曲。
これまでよりも歌らしさが増した曲調で、深みがある声でうたう凜さんはとても新鮮で良かった。
終わってすぐにマサイ族ジャンプを客をやらせていたけどな!

  • とるにたらない愛しさについて(MEZ・MC凜)

『やっべ寝れねえ、ラブソング作っちゃお!』とかいう早春の深夜テンションで作られたという、まさかまさかの新曲4つめ……!
MEZ「ワシかてエロくないラブソング歌いたかったんや」

これまでの曲とは一転、冴え冴えとした音楽に雰囲気が心地よく冷たくなって、落ち着いたトーンで語り出す。離れたり離したりしながら終わらない続きを希ううた。とても好き。
ラッパーMEZはきちんとかっこいいということはVol.2感想で書いたんですけど、やっぱりかっこいいんだよなあ。「お茶の時間」もそうだけど、ひとが誰しも持つ足踏みする気持ちや躊躇いながら手に触れるときの気持ちの曲がMEZさんの手によって聴けて大変嬉しい。

  • NIGHT OF ZOMBEAVERZ(MEZ・MC凜・ゴライ)

この夜は終わっても次の夜は来るぞ、備えて生き延びてまた跳ね回ろうぜ!!という曲!
ひとつの喜びが無限に続くよりも、"またある"って思える方が生きる拠り所になるんだなあってここのところ思います。

MEZさんがステージ下に降りて乱入気味に踊るyouth kさんとコラボしたときが一番テンション上がった。強制的に血の気がアガる曲なんだよなあ!

凜さんデビューから1周年、やっと1年なワケですよ…師匠とゴライくんとMARCO.Dくんとチームを組んで、1年間ずっと賑やかな場所でライブを見せてくれていて本当に嬉しい。ラッパーずっと見ていたいなあ!

8. ウルトラマンネクサス特集(阿G)


重篤なヤマイにかかっている好青年の阿Gさん、今回はどこでどんな微笑みを見せてくれるのか!

阿G「僕だってね、これまでの回でトラウマ児童文学とか、ノベルゲームとかやってるけど、今回は子どもに明るく希望を与える特撮を紹介していきたいと思います」
「じゃじゃん、『ウルトラマンネクサス』ー!」

おっ光の国から来た戦士じゃないですか、これは客も朗らかにお話が聞けるのでは?

阿G「朝の7時半に放送していたんですが、監督たちは深夜31時半のつもりで作っていた番組なんです
「視聴率低迷やおもちゃの売り上げ不振によって全50話予定されていたのに全37話に短縮されてしまっています

不穏だ~~〜〜~!!


手始めに不穏になってしまった3つの理由を分析してくれました。

  • 1.話が暗い*17

阿G「冒頭で明るく楽しいって言った(その口で)ね、早速迷子なんですけど」
ここでもう笑みがちょっと漏れてる。

まずシンプルに敵が怖い。一番はじめに出会うビースト(怪獣)ペドレオンを見せて
「縦長の、下腹部に付いてる口で人を捕食するんですけど」ってもうここで書き出しただけで怖いよ!
しかもガルベロス、クトゥーラと続いてビーストたち本当におどろおどろしいわ!もっとこう、ブースカみたいな清涼剤なかったのかよ!
阿G「ま-ねー、全体的に子どもたちに愛されるデザインじゃないんですよね怪獣たちが!」
うん…逆に目に焼き付いちゃうとその後の人生に影響及ぼしそうなモチーフばかりだよねえこれ…

  • 2.テンポが遅い

阿G「同じビーストに4話くらい使ってるんです、30分番組で4話使ったらもう映画なんですよ!

  • 3.設定が異色

低予算ゆえの苦しみが彩る独特な魅力をもつネクサス…でも当時メタフィールド的な設定流行ってましたよねえ、封絶とか…
阿G「失敗作の一言で片付けるにはもったいない」
阿G「そこで提案なんですが、全部見ろとは言わないから主人公が最初にウルトラマンに変身するところまで見ていただきたいなと」

その一言でチラッと過ぎる心配をよそにストーリーテリングを始める阿Gさん。ここまで来たらもう逃げられません。


阿G「主人公孤門くんがペドレオン幼体に襲われもうダメだと思ったそのとき、なんと光の巨人ウルトラマンが表れ助けてくれます。そのシーンがこちら!」
「上からグーパン」

ペドレオン幼体を頭上からグーパンして叩き潰すウルトラマンの図、めちゃくちゃ衝撃的でしょうよ!!!
その画を掲げながら思わず微笑む阿Gさんを見ると、ああ興が乗ってきたんだなっていつも思う。*18

そして前半の見所*19、孤門くんとその彼女リコさんのほのぼのしたやりとり…からの
阿G「病院に入院したリコさん、家族と楽しく電話をしているのにその電話どことも繋がっていないんですよ
「孤門くん、失踪したリコさんを探して彼女の家を訪ねます。家には彼女の描いていたであろうたくさんの絵が飾ってあります」
「こういう感じの絵なんですけど」

アア〜〜〜〜ッ!!アアア〜〜〜〜〜〜ッ!!


阿G「まあこうなりますよね」
って絶叫する孤門くんの画を掲げながら身体を震わせて笑う阿Gさん、めちゃくちゃ魅力的なはにかみ笑いをしている。

リコさんは孤門くんをかばって消滅し、その後も敵が孤門くんを苦しめるためあの手この手を繰り出してくる。その「あの手この手」が何処までもエグい!

阿G「勝つことが目的じゃないんで、彼はね、孤門くんを徹底的にいたぶりたいんで」「端的に言って地獄絵図が展開されるんです」
などという休日の清々しい朝に似つかわしくない解説がどんどん繰り出される。ちょうたのしい(わるいかお)

阿G「今まで人知れず傷つき、守ってきた人間たちからも攻撃されそれでも戦った姫屋さんに政府は何をするのか!」
「正解はこちら、人体実験!

アアーーーッひめやさーーーーんーーーー……


そうしてクライマックスを迎えウルトラマンが代わり第2部に移るんですが、今度は生き急いでる新ウルトラマンと話数が短縮され生き急ぎ始めた制作陣が見所になってくるようです。

ここでもメフィストツヴァイとかダークザギ様とか、いちいち悪いウルトラマンたちがかっこいいんだよなあ、もったいなあい。



阿G「…というわけでね、この孤門くんが光を受けつぐ最終話37話まで是非観て欲しいんですが」
MEZ「だと思ったよ!」

「○○だけでいいから」戦法は古今東西有効戦術なんですよねぇ!

阿G「ちなみに、ひとつあとのウルトラマンマックスという番組がなんでか分かんないんですけど、なぁんでか分かんないんですけどものすごーく明るい作品なのでね!そちらも楽しんでいただければなと」

阿Gさんのおしゃべりは感想がシンプルになるんですよね、サゲも完璧だし一本落語を見たような気持ちになる。アー楽しかった!!


9. 『ジョジョの奇妙な冒険』スタンド特集(ゴライ)

ゴライ「今回はね、ずーっとやりたかったね、この特集『僕の大好きなスタンド特集』!!」
「まあみなさん休み時間だと思って全然聞き流して貰っていいんでね」と言いながらもうトークスピードが最高潮に近いゴライくんである。ニトロ吹き込まれてエンジンがブルンブルンかかっている…

<第4部>
1.ザ・ハンド

「空間をけずりとる!………するとお~~~~っ!」


<<突然の漫☆画太郎>>

他の漫画のコマを文字通り突っ込ませると言うのっけから本気プレイのゴライくん、思わず笑顔でつかみかかるMEZさん、「オオーイ!」という歓声(?)と拍手の巻き起こる客席と会場はもうしっちゃかめっちゃか!まだ開始3分ですよ!!

ゴライ「空間を削り取った結果引き寄せられて仗助がこうなってしまうという、イメージ画像です」
MEZ「仗ーーー助ーーーーー!!」

一番欲しい、と語るとおりザ・ハンドが大好きすぎてこないだノールックでフィギュアを買ったゴライくん
ゴライ「”オレを買ってくれ!”って目をしてたから買ってあげたんだよ」
MEZ「『MEZさんこれ!』って言ってそのままレジに行ったんですよ」


2.ラブデラックス
山岸由花子というキャラが好きすぎて!」「出てくる回は全部当たりなの」「超良かった、本当に良かった」と言葉を尽くして山岸由花子を褒める姿がとてもチャーミングだった。

3.シアーハートアタック
「デザインがほーんとかっこよくてね!オレはもうこれをルンバみたいに家に放し飼いして飼いたいんですけどね
MEZ「そんな物騒なルンバあってたまるか!」

<第5部>
4.エアロスミス
スタンド収納方法がかっこいいいって、ボーイズがめちゃくちゃにはしゃぐの本当にキュートがすぎる。

5.スパイス・ガール

初めてお会いしたけどかわいいねえ…!!
ゴライ「なーーーーーんてかっこいいんだバカヤロウってね当時は思いましたね」

6.クラフトワーク
MEZ「地味な出番のスタンドなんすけどデザインが超かっこいい」
ゴライ「顔の感じと歯がギギギッてなってる感じ、すごいあの歯並び見て!ちょう綺麗じゃない?」
MEZ「歯並び!!??

7.ビーチ・ボーイ


(小休憩して、MEZさんの好きなスタンド紹介)

  • クレイジーダイヤモンド(第4部)

MEZ「第3部の主人公のスタンドが、めちゃくちゃ力が強くてめちゃくちゃ動きが速くてめちゃくちゃ手先が器用で、顔はイケメンでなんなら時間が止められるっていうもう最強のスタンド」
「その後に出てくる主人公はどんな強いスタンドなんだって思ってたら、ダサい……
客席\ダサくない!/\ダサくないだろうがよ!/*20
MEZ「だってそのとき中学生だったから、頭にハート付いてる主人公ちょっとヤだなって…!!」

熱っぽく話すMEZさんも、圧をかけながら聞くゴライくんも大好きなシーン紹介してくれたし、やはりみんな大好きなスタンドなんだなあ。

<第6部>
8.ストーン・フリー
9.プラネット・ウェイブス

「これがねぇ!ジョジョのなかでいっちばんかっこいいと思ってる!!!もうほんっとうに最高なの!!」
勝利した徐倫の美しさを語るゴライくんが今日イチ輝いてはしゃいでいたよ。

10.ジェイル・ハウス・ロック

<第7部>
11.タスクact4
ゴライ「これ皆さん目に焼き付けておいて欲しいんですけどね、このね、このフォルム、このフォルムやばくない?このフォルム、もうねオレいっちばん好きでね!!
見事にテンションがクレッシェンドしてボリュームが上がっていくゴライくんが最高。
主人公スタンドの説明としては戸惑うような
ゴライ「殴った相手を絶対殺すマンです「もうすごい死人が出ます」
MEZ「『すごい死人が出ます』……」
っていう応酬が本当に楽しかった。

12.マンダム
13.20th Century BOY
うわぁーー好きぃーーーーって声が上がる場内。着るタイプのスタンド良いなあ。
ゴライ「これもちょうイイ!」
MEZ「もうみんな分かると思うけどゴライの好みのデザインじゃないですか」
MEZ「(持ち主が)完全にギャグで処理されるのよね」
ゴライ「まあねこいつ顔が気にくわないじゃないですか、だからいっかなって!」

14.チョコレイト・ディスコ

ゴライ「シンプルながら非常に強い!敵ながら非常にあっぱれ」

ゴライ「(持ち主が)ディ・ス・コって名前なんスよね」
MEZ「荒木さん名前付けるとき雑よね」
「多分ねぇこれ描いてるとき仕事忙しかったんですよ、多分たまたま有線かなんかで流れて「あっこれじゃね」って描いて、で1話で終わるようにちょちょっと…」
MEZ「キミは荒木さんのなんなのかな?」
オレは荒木さんの化身ですよ


ま さ か の ご 本 人 登 場 !


ゴライ「オレ子どもの頃の荒木さんなんですよ、荒木さんが時空を飛び越えてゴライ家の赤ん坊と自分をすり替えたんで、ホンモノのゴライは別の世界に居ます」
MEZ「いともたやすく行われるえげつない行為…!」


彼があまりにもすらすらと出自を語るから本当なんじゃないかって信じ込みそうになってゾッとする23時!!!

1スタンド1分くらいでずらずらと注入されるので、良質なドーピングとしてとても楽しかった!!まさかの出自も明かされて第2回への引きとしては最高でしたね(ぐるぐる目)ジョジョ読みたくなってきた…!!

10. 推しのいる生活(シーン編)(いなだかな・ホンダラン)

カンカンとランランのすげえ楽しい推し話(オシバナシ)だよ!なんと今回ランランは東京のお仕事から直接来てくれました。ありがてぇありがてぇ。

MEZ「今回トリを務めていただくのですが・・・みなさんわかってますね?(トーク時間のタイマーを放り投げる)時間無制限推し話ですどーぞ!!」*21
やったー!!
今回はそれぞれの推しの、特に推せるシーンについてトークトーク&シャウトです。
遠からんものは音に聞け、近くば寄って目にも見よ、ついでに「めっちゃわかる」のふぁぼも押していってくれ。

かんた「ここ(スケブ左下)がぼっこぼこにされてるシーンですね、大変興奮します
スケブの画がめくられる度に、ステージに詰め寄っていたお客から堪えきれない叫びが漏れ、天を仰いだかと思ったら頷きながら席に突っ伏す。

かんたさんもどんどん螺旋力が高まっていって、スタンドからマイクを取り上げ立ち上がる。絞りだすように説明を続け身振りをこなし、極まった最後には客へパッションをぶつける最高の一言。
「もおおッ……!通じてッ!?」
通じてる!視聴者にはもちろん未視聴者にもきみのあついおもいつたわってくる!!

宴の開始から6時間半経ち時刻は23時過ぎ、最初からクライマックスの語りのおかげで、今日一番の狂乱が引き起こされていたのでした。ドーピングだよドーピング!ここからまだまだ続く。

  • アイドルグループBiS

続いてはランラントーク。同じプロダクションの中で翻弄されるアイドルたちの中でも今最もドラマチックなグループについて。
人間と人間をぶつけるとドラマが生まれるんですけど、まさかそれを自らと同じ次元で実行する大人がいるとは考えたことなかったですよわたし。女の子をなんだと思ってるんだ。*22

アイドルたちは意思を持って舞台の上に立っている限り上位の存在なので、思う存分好きなようにきらきらしてもらいたいですよね!
同じグループに憧憬の相手がいるだけでエピソード性があるのに、彼女がライブで歌えなくなった瞬間に、迷うことなく進み出てパートを全部歌いきるなんて、そんなん……その踏み出せた足に拍手を送ってしまうわ…

体制変更、卒業を越え、ドラマももちろんあり、「これまでBiS知らなかったけど気になってきたなあ」という雰囲気の会場で、ランランがさらっと「そんなBiSなんですけど、今日解散しました☆」とかいうので今日イチの「嘘でしょ!!??!!」が出ました。ほんとでした。



これがライブでプレゼンを聴くことの醍醐味だよ…初体験なことばっかりだよ…

かんた「もうこんなこと話されたあとで、どう話せば良いか分からないんですけど…」

BiSトークの後を引き継ぎ、混乱してぐるぐる目のままかんたさんが紹介するのは「寄生獣」に登場する、作中で唯一子をなし主人公へ託した田宮良子。

振り返りに夢中になっては、時折掲げてるスケブを見上げて「あれ、田宮良子の話ですよね?」と自分で自分に問いかけているかんたさんに和む。
「どんどん目の前で人が死んでいくので、高校生なのに泉新一の(主人公)倫理観がめっためたのぐっだぐだになるんですけど」って語りがリズムがあっていいね!って思った。口の中で転がしたくなる。
「ちょっと待ってください今頭の中でページめくってるんで」って言って、訥々と回想を述べていくかんたさんにに感化されて、読者だったお客さんが思い出していく様子も面白かった。そうだよね脳内でページめくって検索するよね。

「もう私が話すより卒業公演全部見て!って感じなんですけど」
と、ランランが最後に語るのは、3月31日限りで芸能界を引退する彼女の、1月7日の卒業公演のお話。

ランランの、ねむさんに対する敬いと憧れと愛情が詰まった声がすごく良くて、そんな声で、でんぱ組.incを大事にしていたねむさんが選んだダブルアンコール曲の背景を聴くのはこれぞ名シーンと思ったし、ねむさんの最後の挨拶読まれちゃったらオタクじゃなくたって泣いちゃうよね。脇で涙ぐんだり鼻をすすったりしてるひとが何人も居た。
おつかれさまでした。

*23


  • ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」烏野高校キャスト卒業

3年間演じていたキャストが去年の秋に一斉に卒業…感慨深くなっちゃうねそれは。

かんた「田中せんぱーい!田中龍之介先輩ー!!」
板の上ではずっと役として生きていて、エピソード終了による卒業のときに、挨拶のためにただの役者としてキャラクターを寸の間脱ぐ、その徹底した仕事ぶりはカッコよすぎる。

かんた「ライビュで見ていて、泣きながら田中せんぱーい!!ってコールしたし、隣のお姉さんたちも泣いていた」

いまここには居ないキャストの分もスポットを当てる演出も、大好きすぎるやつですね…お疲れ様でした!


卒業シーズンだからすこししんみりしつつも、がっつり語られる熱量にたくさん元気をもらったのでした。おふたりのトークは生で聴くのが一番ですよ!!!


おわりに:生活の祝福と「休日は何をしているんですか?」の最適解

カンカン&ランランのトーク終了後、フッと消える照明。

MEZ「パリピの間では、サプライズっていうのが流行ってるらしいじゃないですか!」

合図と共に持ってこられるケーキには「おめでとう」のチョコと蝋燭、目をまん丸くしながら促されて再びステージに上がるランラン・凜・MARCO.Dの3人。
大学・院を卒業し明日からまさに社会人にジョブチェンジする彼らをお祝いするやーつだ!
喜びが抑えきれない表情の3人で揃って蝋燭吹き消して、周りから拍手を受けて新しい生活を祝福です。
心と身体の健康を大切にね。車も電車も職場以外の好きなところへ向かえるし、社会も上司も殴れば倒れる!

MEZ「じゃっ切り分けよっか、ゴライよろしく」
ゴライ「あいよっ」
逆手に持ったケーキナイフを迷いなく突き立て、さくさくと切り分けていくゴライくんにツボった。吊し切りの鶏肉かよ。


余談なんですが、職場へ水戸のお土産を買っていった時に「何しに行ってきたの」聞かれた時の返答が一番難しいです。出演者一同困ってるんですけど、誰かこのイベントをうまいこと説明できる言葉、思いついたりしてないですか。
(Vol.5パンフ前書き by youth k)

社会人になったら「今度の休みは何するの?」と聞かれる頻度がグンと上がった。上司は「帰省です」の一言で済ませられるから良いとして、ちょっとやっかいなのが先輩たちだ。当たり障りなく、整合性がとれてかつ場所を特定されないような説明をしている。本当のことを順を追って伝えたら、どんな交友関係なのか事細かに把握されるような気がして抵抗があるのだ。「いいじゃないか減るもんじゃないし」という言葉はこの世の中で一番唾棄する誘い文句のひとつだ。余談です。

なので、この場合そつなく答えるなら「地元で●●をします」なのだけど、はてどうしようね、と一年間考えている。
「えーっとライブハウスで7時間くらい、いやライブだけするんじゃなくて、多いのはトークなんですけど。面白かった漫画の話とかアイドルのライブとか、プロの人じゃないです友達が、いや友達じゃない人も居るけど話聞いてたら結果友達になるっていうか、観客同士も別の話で仲良くなるのもあるし。あとペンライトも振ります、アイドルが出るんじゃなくて、アイドルの曲がかかったらDJの人が配ってくれるんですけど」
まったくまとまらない。絵を説明する伝言ゲームみたいだ。最終回答はきっとロックフェスか真剣十代しゃべり場の図ができあがってるに違いない。


帰宅後に当日メモ*24を開いたら一番上にこう文字が打ってあった。

  • 「拡張された飲み会ですこれは」

まったく前後の文脈に覚えがないのですが、おそらく最初の頃に拾い聞きしたことばを写しておいたのでしょう。飲み会、と一言で済ませるには概念が拡張されすぎているけど、照準は間違ってないと思う。部室の中よりはオープンで、社会の目からは守られる、連続性のある飲み会。

さらに、拡張された飲み会と捉えるならば。大学の民俗学の授業を思い出したのですが節句ってあるじゃないですか。
七草粥・ひな祭り・こどもの日・七夕・菊とありまして、季節の変わり目の2ヶ月に一度、特別な食べ物やお祈りをして日々溜まった良くないケガレを流す”禊ぎ”をするイベントです。
かつては節句の神事と宴会がセットで催されていたそうで、宴会となればおいしいお酒も歌や舞いも定番でしょう。まあ聞いて分かるとおりゾンビーバーズもここに名前を連ねる「禊ぎイベント」と考えられるわけです。つまり神事。
だって昔の人も明日生き延びるために日々の鬱々としたケガレを祓っていたわけじゃないですか、頻度も目的も同じだし実質ゾンビーバーズです。

「弱気も鬱もまとめて吹き飛ばす与太話
 ばらまいていく ただマイペースでいられない日々に喧嘩売ろうぜ
でっかい音で夜を彩る さあ調子はどうだいチンケな兄弟」

職業も年齢も性別もここでは全部そぎ落とされて、好きなものを手に抱えただけの姿でステージに立てる、その姿に拍手を送れる。なんと心が軽くなることでしょうか。
帰り道に深刻さ無く「あー明日の仕事嫌だな」って軽く口をついて出るような、そういう気分にさせてくれるのがほんとうに嬉しいのです。

私も今回、諸注意と宣伝でちょっとだけステージに上がらせて貰いました。部屋で眺めているだけで満足していた、堪らなく愛おしい服に袖を通して、ああ自分を見て褒めて貰えるってちょういいものだなって実感したのでした。
この夜が楽しかったという思い出の残滓をかじって、日の光を浴びても死なない人間の姿を保っているのです。お金を稼いであらゆる作品の終わりを見届けたいからね。


というわけで、今後休日の予定を聞かれたら「ちょっと禊ぎに」
これで狂乱(ZOMBEAVERZ)元年も生き延びていきましょう。

ハピネス!!!

*1:又吉「ジャッキーの映画がテレビでやった次の日は学校でみんな机蹴ってた」 MEZ「僕の学校荒れてたから、ジャッキー観た次の日じゃなくても机蹴ってました」 又吉「Oh……」

*2:これが3秒くらいのうちに起こる

*3:ブログの過去記事を読んでね!

*4:意味が分かると怖い話かよ

*5:「死んじゃうよぉ…」ってゴライくんが隣で呟いてるのがいいヤツだなって思った

*6:youth k「バンド結成から26年メジャーデビューから20年、でんぱ組.incの10倍です!」MEZ「これ並べる必要あったか⁉︎」

*7:IMASARA

*8:豊洲なのか…?」「今度は豊洲なんだ!」「豊洲かあ」ってざわめく客席楽しいよ

*9:結婚式なのに、なんでか手元にオレンジ色に光る棒もあったんですよね、引き出物かな

*10:アッ"凍京"ね!って感じで膝を打つ。

*11:彼の友人たちからは「無限に見てられる」「見ながら5杯は飲める」と大好評な様子だった

*12:多分当時の空気というか若者文学観なのだろうが、初めて触れた頃のライトノベルに近くてびりびり身体の芯に来た感じがする。ジャンル媒体関係なくなんでも、論理やイメージの飛躍で一瞬置いてけぼりにされる感覚が大好きなんですよね。サーカスの空中ブランコみたいにはっと目線が動かされるやつ。

*13:全然本筋じゃないけど向井さん東京って絶対呼びたくないマンなんですね

*14:客「かーわーいーいー」MEZ「やめろぅ業務妨害だ」

*15:ちなみに私はパロディタイトルを聞き過ぎて本当にそういう曲があったと言うことを知らなかった

*16:登場時のMEZさんの「フォトジェニーック!」というかけ声が最の高。つられて踊り出すカメラマンとDJもかわいらしい

*17:シンプルイズベストじゃないですか!

*18:すこし暗かったのでyouth kさんが下からスマホライトで照らしてて、衝撃的な画がはっきり見えすぎてしまうことで余計に恐ろしさが際立つという相乗効果

*19:と書いてグッドトラウマポイントと読む

*20:主催に当たりの強い客席である

*21:客「そうだそうだー!」「タブレット割っちまえ!」 MEZ「オレのだから!!」

*22:トークはエモかったけど、Pに対してちょっとがちめに怒ってる。同じ次元に生きる相手の、人生の中で起きたエピソードをお話として消費することの後ろめたさを感じない人間がいることに。アイドル、idolってそうなのかもしれないけどさ

*23:円盤も発売されたばかりだけど、Amazonの聴き放題サービス加入してると聴けるようなんだよね…気になるhttps://music.amazon.co.jp/albums/B07PLK9HZL?ref=dm_sh_vWIfkn0P9YSGzEyAoHBMzDgU7

*24:ポメラでリアタイ記録してる